貯金できない人が上手に貯金する方法は?できる人の違いとすぐに実践できる貯金方法
公開日:2021/04/06
更新日:2026/02/16

なかなか貯金ができないとお困りではありませんか?
「できるだけ早い時期から貯金したほうが良い」と理解していても、理想どおりに貯金ができていない人も少なくありません。
本記事では、貯金ができる人・できない人の違いや、すぐに実践できる貯金方法を中心に解説します。また、資産運用の取り入れ方も紹介するので、参考にしてください。
- 私が書きました
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証券会社、銀行、保険会社など金融機関での勤務を経てFP事務所開業。より豊かに自分らしく生きるためには、「お金と向き合うこと」が大切との想いから、相談・執筆・講師として活動。知識だけでない経験を踏まえたアドバイス、そしてサポートを提供。
- ※りそなグループが監修しています
【年代別】貯金できない人はどのくらいいる?一人暮らしの貯金額は?
「収入が少ない」「一人暮らしでお金がかかる」というように、貯金ができない理由はさまざまです。しかし、一人暮らしであってもしっかりと貯金ができている人もいます。
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和6年)」を参考に確認してみましょう。
年代ごとに単身世帯の金融資産保有状況をまとめたのが下表です。
- 年代別・単身世帯の金融資産保有状況
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金融資産保有世帯の
割合金融資産保有額
(平均値)金融資産保有額
(中央値)20代 63.4% 161万円 15万円 30代 66.6% 459万円 90万円 40代 66.7% 883万円 85万円 50代 59.8% 1,087万円 30万円 60代 72.3% 1,679万円 350万円 - ※金融資産を保有していない世帯も含む
引用元:金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和6年)」
20代では将来のために貯金(預貯金以外の金融資産も含む)ができている人の割合は約63%、逆に貯金できていない人が約37%、資産額の中央値が15万円、平均値は161万円です。
同じ20代単身世帯でも、金額のばらつきが大きいことが分かります。
いつどのようなことでお金が必要になるかは分かりません。将来の年金額の減少、長寿化による老後生活の長期化など、貯金が必要な理由をあげればきりがないでしょう。できるだけ早いうちから貯金していくことが重要です。
貯金できる人・できない人の違いは?贅沢してないのに生活がギリギリになる理由
「特別に贅沢しているわけではないのに、なぜか毎月お金が残らない」「気付けば貯金がまったく増えていない」といった悩みを抱える人は少なくありません。
貯金ができる人とできない人の違いは、収入の多さだけで決まるものではなく、日々のお金の使い方や考え方の差が大きく影響しています。
ここでは、貯金ができない人に多い特徴を見ていきましょう。
収支を把握していない
貯金ができない人には、「毎月いくら使っているのか」を正確に把握できていない傾向が見られます。
家賃や光熱費などの大きな金額は意識していても、コンビニでの買い物やネットショッピングなどの小さな支出は見落としがちです。こうした無意識の支出や衝動買い、出費が積み重なることで、気付かないうちにお金が減ってしまいます。
一方、貯金ができる人は、収支を把握し、お金を使う基準が明確です。計画的にお金を使う習慣が身についています。
貯金のゴールを決めていない
「とりあえず貯金しよう」と思っても、目的や目標金額が決まっていないと、ついお金の優先順位が曖昧になりかねません。
旅行、結婚、住宅購入、老後資金など、「何のためのお金なのか」というゴールを決めることが、貯金を続けるための第一歩です。貯金ができる人ほど、貯金の目的や達成時期、目標金額が明確で、日々の支出にも自然とメリハリがあります。
収入が少なくて貯金ができていない
また、収入そのものが少ない可能性もあるでしょう。先の調査では、単身世帯は収入が増えるほど金融資産保有額も多くなる傾向が見られます。
| 年間収入 | 金融資産保有額 (平均値) |
金融資産保有額 (中央値) |
|---|---|---|
| 収入なし | 369万円 | 0万円 |
| 300万円未満 | 655万円 | 50万円 |
| 300~500万円未満 | 1,096万円 | 180万円 |
| 500~750万円未満 | 2,365万円 | 800万円 |
| 750~1,000万円未満 | 2,976万円 | 900万円 |
| 1,000~1,200万円未満 | 2,462万円 | 900万円 |
| 1,200万円以上 | 4,343万円 | 2,200万円 |
- ※金融資産を保有していない世帯も含む
引用元:金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和6年)」
一方で、収入が少なくても貯金できている人がいるのも事実です。
つまり、収入の多寡だけでなく、収支の管理やお金の使い方によって貯金ができるかは大きく変わるといえます。
すぐ実践できる!貯金できない人が貯金する方法
うまく貯金を増やしていくために最初にすべきことは、現状の把握です。難しく考える必要はありません。大まかにでもきちんと確認し、貯金の目標額を決めることが大切です。
【STEP1】収支を把握する

まずは、1ヵ月間の収入と支出を把握しましょう。収入は、社会保険料や税金が控除されたあとの「手取り」で考えます。
支出は、家計簿をつけるのがおすすめです。
支出額が確認できた後は、以下のように「消費」「浪費」「投資」の3つに分類します。
- 消費:食費や家賃、光熱費など必要なもの
- 浪費:なくてもいいものに使ったお金。例えば、嗜好品や衝動買いしてしまった洋服など
- 投資:今すぐには支出の成果(見返り)が見えなくても、将来的に見返りがありそうな支出。例えば、書籍代や資格取得代など
分類してみると、削れそうな支出が確認できるのではないでしょうか。
手書きに負担を感じる場合は、家計簿アプリを活用するとかんたんに記録できます。
「りそなグループアプリ」なら、収支をスマートフォンで把握しやすくなり、効率的に現状把握が可能です。
【STEP2】目標額と毎月の貯金額を決める
単純に「貯金しよう」と思うのではなく、「いつまでに、いくら貯金する」と具体的に目標を立てれば貯金への意識が高まります。
結婚や住宅購入などのライフイベントや、突発的な支出に備えた生活費6ヵ月分程度の確保など、目的に応じて目標額を設定し、逆算して毎月の貯金額を決めましょう。
貯金の際は、給料が入ったら先に貯金分を取り分ける「先取り貯金」がおすすめです。定期預金口座を開設し、積立日を設定すれば、無理なくたまる仕組みを作ることができます。
【STEP3】支出を減らす

現状の収支で目標の貯金額を貯めるのが難しい場合は、支出を見直す必要があります。
ただし、節約を意識しすぎると、かえってストレスになり、途中で挫折してしまうかもしれません。お金をかける部分とかけない部分にメリハリをつけ、無理なく続けられる方法を探しましょう。
おすすめなのは「固定費」の見直しです。固定費は毎月一定額支払うため、一度見直すと継続的な効果が期待できます。
- 水道光熱費
契約内容や、契約先変更の検討もしてみましょう。基本料金や、曜日・時間帯による使用料金を下げられるかもしれません。 - 通信費
通信や通話など、使用状況をチェックし、自分の使用状況に応じたプラン変更を検討してみましょう。使用状況によっては、格安スマホに切り替えるのも効果的です。 - 保険料(生命・医療・自動車など)
無駄な契約、特約がないかチェックしてみましょう。必要な保障の確保はもちろん大切です。
しかし、不要な保障があれば減額や特約の解約をして保険料を下げることができます。分からなければ窓口で相談してみるのもよいでしょう。 - 家賃
一人暮らしであれば、家賃の低いところへの引越しも検討するといいでしょう。ただし、引越し費用(敷金・礼金や仲介手数料など)もかかるため、こちらも留意が必要です。
【STEP4】収入を増やすことも考える

支出を見直しても貯金が難しい場合は、収入を増やす視点も大切です。
スキルアップや昇格、資格取得による資格手当などによって年収アップを狙えます。それでも難しい場合は、転職を視野に入れるのも一案です。
また、副業したり、フリマアプリで不要品を売却したり、買い物などで貯めたポイントを活用するポイ活で無理なく収入を補ったりする方法も一つです。
【STEP5】資産運用も検討する

目標金額や目標とする時期によっては、貯金に加えてNISAやiDeCoなどの制度を利用した資産運用も検討してみましょう。
ただし、預金とは違って投資商品は元本が確約されていません。投資したお金の価値が値動きするリスクがあるため、余剰資金で行うことが大切です。
「自分のリスク許容度」「目的」「お金が必要となる時期までの期間」に合わせて金融商品や制度、運用に回す金額を決めるようにしましょう。
金利・複利の仕組みを理解し時間を味方につける
少額でも長期間積立てると、複利効果により元本に利息がつき、資産を積み上げることができます。
資産運用においては、運用利益を再投資することで、利益が利益を生むようになり資産が膨らんでいくことが期待できるでしょう。
また、投資商品の価格は、上げ下げを繰り返すのが一般的です。万一価値が下がっても、お金が必要となる時期までに余裕があれば、その後また上昇する期待ができますので、価格変動リスクを軽減するためにも、運用期間は長い方が良いと言われています。
価格が一時的に下がっても回復を待てる時間がとれ、かつ複利効果を期待できることを考えれば、資産運用は早くはじめることで時間を味方につけやすくなりますが、今からでも遅すぎるということもありません。ご自身の年齢や目的に合わせて適する商品を選びましょう。
NISAで非課税を活用する
複利と時間の効果に加え、非課税効果も合わされば、運用成果が高まる可能性があります。「NISA(少額投資非課税制度)」を活用することも検討してみましょう。
通常、売却益・分配益などの運用で得られた利益には20.315%(復興所得税を含む)の税金がかかりますが、NISAを活用すれば年間最大360万円(成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円)までの投資元本分から得られた利益に対して非課税となります。
例えば、10万円の売却益を得た場合で考えてみましょう。通常は2万315円の税金が控除された7万9,685円を受取ることになります。
しかし、NISA枠を活用すれば10万円の売却益には税金がかからないため、10万円がそのまま手元に残ります。
iDeCoで老後資金を積立てて運用する
老後資金形成が目的なら、iDeCo(イデコ)を活用するのも良いでしょう。iDeCoも非課税で掛金を積立てて運用ができる制度です。
また、年間の積立額合計が所得控除の対象となるため、所得税と住民税を軽減できます。(その年に課税所得がある場合に限ります)。
掛金や運用益の受取時には、退職所得控除または公的年金等控除を受けられ、60歳以降(原則)の受取時にも税制優遇があります。
投資初心者でもはじめやすい「投資信託」とは?

先に紹介した2つの税制優遇制度では、それぞれに投資できる金融商品が決められています。
NISA
- 成長投資枠:株式・投資信託等※1
- つみたて投資枠:投資信託※2
iDeCo:投資信託、定期預金、保険
- ※1:「整理・監理銘柄」と「信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託およびデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等」を除外
- ※2:金融庁の基準を満たした投資信託に限定
いずれの制度にも投資信託が含まれています。
なお、投資商品にはリスクがあるため、日常生活費と分けて行うのが鉄則です。リスクが心配な初心者が資産運用する場合には、比較的リスクの低い投資信託を選ぶのがおすすめです。
少額から投資できる
投資信託は、少額からの購入が可能です。昨今では100円や1,000円から購入できるものもあり、資金を捻出しやすく、初心者にとっても投資へのハードルが低めです。
実際に投資して、資産運用の感覚をつかみながら、少しずつ投資額を大きくしていくのも良いでしょう。
商品でも手軽に分散投資
投資信託は、多くの投資家から集めた資金をファンドとして、さまざまな商品に投資している金融商品です。投資でリスクを抑えるには、一つの投資商品に集中させず、複数の商品に分散して投資することがポイントです。
個人で分散投資を考えると、金融商品を探すのに時間や労力がかかりますが、その点投資信託は、すでに分散投資されている金融商品のため、リスクを抑えつつ少額で購入できます。
投資信託はプロが運用
投資信託は、専門家が経済や金融情勢などさまざまなデータを収集・分析して運用を行います。
投資信託自体も値動きするため、保有状況を定期的に確認し、見直しを行うことは大切ですが、株式投資に比べると投資初心者には利用しやすい金融商品といえるでしょう。
スマホやパソコンで簡単にはじめられる
多くの金融機関では、ネット上で投資信託の取引ができるサービスを提供しています。パソコンやスマホで空いた時間に購入・解約・確認が可能です。平日金融機関が営業している時間に店舗へ行くのが難しい人でも、資産運用しやすい点は大きなメリットでしょう。
まとめ
年代にかかわらず、貯金できていない人はたくさんいます。しかし、貯金は収支を管理して貯金の目標を決め、「先取り貯金」で仕組み化をすれば比較的容易にためることが可能です。
余裕が出てきたら貯蓄目的に合わせてNISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用しながら資産運用をしていくのも良いでしょう。
「りそなグループアプリ」を活用すれば、スマートフォンで手軽に資産運用が可能です。
何からすればいいかわからない
という方は…

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本記事は2026年2月16日の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。




