一人暮らしの初期費用は最低いくら必要?相場と賢く費用を
抑える方法
公開日:2022/07/28
更新日:2026/03/25

一人暮らしをはじめるにあたり、「初期費用はいくらかかるのか」「まとまったお金を準備できるか」と不安に感じる方がいるかもしれません。一般的に、一人暮らしの初期費用は30~50万円程度が目安とされていますが、物件選びや引越し方法の工夫によって負担を抑えることが可能です。
本記事では、一人暮らしの初期費用の相場や内訳を整理したうえで、費用を抑えるポイントや、初期費用を準備できない場合の対処法について解説します。
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現在は、編集者として金融機関を中心にウェブコンテンツの編集・執筆業務に従事している。
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一人暮らしの初期費用は30~50万円?費用の内訳と相場は?

一般的には、一人暮らしの賃貸物件の契約時にかかる初期費用だけで、家賃4~6ヵ月分程度が必要です。
例えば、家賃が6万円の物件なら、契約時に24~36万円程度必要になる計算です。
さらに、一人暮らしをはじめるには、引越し費用や家具・家電購入費用などが追加になることも考慮しておかなければなりません。
具体的に、各費用の内訳や相場を見ていきましょう。
賃貸契約費用
前述したとおり、賃貸契約費用の相場は家賃4~6ヵ月分程度です。その金額には、以下の費用が含まれます。
| 賃貸契約費用の内訳 | 概要 |
|---|---|
| 家賃 | 賃貸契約をする際には、入居月の家賃に加え、翌月分の家賃を支払う必要があります。入居月の家賃は、契約日に応じて日割り計算した金額を支払うのが一般的です。家賃とは別に、エントランスや階段など共用部分の維持管理に充てられる「共益費(管理費)」が設定されているのが一般的です。 |
| 敷金 | 敷金とは、家賃滞納時の支払いや退去時に部屋の修繕費用などへ充てるため、先に預けるお金のことです。退去後、部屋の修繕にかかった金額を差し引いて残金があれば、返還されます。家賃の1~2ヵ月分が目安です。 |
| 礼金 | 礼金とは、物件を貸し出している大家に対し、お礼として支払うお金のことです。家賃の1~2ヵ月分が目安で、敷金と同様に、賃貸契約にかかる初期費用のなかでは比較的大きな割合を占めます。ただし、敷金とは違い、返還されることはありません。 |
| 火災保険料 | 火災や落雷などにより、建物・家具に損害が生じた場合に備える保険として、契約時に加入するのが一般的です。年間で数千円~1万円程度の保険料の支払いが発生します。 |
| 鍵交換料 | 鍵交換料とは、前入居者とは異なる鍵になるよう、防犯上の観点から鍵を交換するための費用です。目安として、1~2万円程度の支払いが発生します。 |
| 仲介手数料 | 仲介手数料とは、不動産会社を介して物件を借りる場合に、不動産会社へ支払う手数料です。「家賃の1ヵ月分+消費税まで」と法律で上限が定められているため、その範囲内で金額が設定されています。目安は、家賃の0.5~1ヵ月分+消費税です。 |
| 保証会社利用料 | 保証会社利用料は、保証会社を利用する場合に支払う費用です。入居者が万が一、家賃を支払えなくなったときには、連帯保証人ではなく保証会社が家賃の立て替えを行います。契約時には「初回保証料」として、家賃0.5~1ヵ月分を支払うのが一般的です。 |
引越し費用
引越し費用の内訳には、引越し業者への依頼費用や、梱包資材の準備にかかる費用が含まれます。
引越し業者への依頼費用は、引越しの時期・移動距離・荷物量で変動するため注意が必要です。目安としては、単身の引越しでも4万~8万円程度を見ておきましょう。ただし、新生活がはじまる年度末・年度はじめは、引越し業界の繁忙期にあたり、通常期と比べて費用が高くなりやすい点に注意が必要です。
一方、家族に協力してもらったり、自分でレンタカーを借りたりして引越しを済ませる場合は、梱包資材の準備にかかる費用を除き、引越し費用はかかりません。
家具・家電の購入費用
初めて一人暮らしをするなら、生活に必要な家具・家電を一式準備する必要があります。具体的には、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、テーブル、カーテン、寝具類などです。
中古品ではなく、すべて新品を購入する場合は、15~20万円程度かかると見積もっておきましょう。一方で、必要最低限の機能に絞ったシンプルな家具・家電を選べば、購入費用を抑えられる可能性があります。
一人暮らしにかかる初期費用の最低金額は約30~50万円
ここまで紹介した内容をもとに、一人暮らしにかかる初期費用の最低金額の目安を見てみましょう。
例えば、家具・家電を最小限に抑え、引越し距離も短いケースでは、初期費用を30万円程度に抑えられる場合があります。
家賃6万円の物件で、敷金・礼金なし、仲介手数料が家賃1ヵ月分、前家賃と保証会社利用料などを含めた賃貸契約費用が約20万円、引越し費用を5万円、最低限の家具・家電購入費を5万円とすると、合計で約30万円です。
一方で、同じく家賃6万円の物件でも、賃貸契約費用を家賃の5ヵ月分とすると約30万円が必要になります。さらに、引越し費用を6万円、家具・家電の購入費用を15万円と見積もると、初期費用の合計は約51万円になります。
このように、一人暮らしをはじめる際の初期費用は、物件条件や生活スタイルによって大きく変動します。スムーズに新生活をスタートさせるためにも、事前に余裕をもって貯金しておくことが大切です。
一人暮らしにかかる初期費用を抑える方法

次に、一人暮らしの初期費用を抑えるポイントについて解説します。
家賃が安い物件やフリーレント物件を選ぶ
上記の「一人暮らしにかかる初期費用の内訳と相場」では、敷金と礼金が「家賃の1~2ヵ月分」、仲介手数料と保証会社利用料が「家賃の0.5~1ヵ月分」と紹介しました。
つまり、家賃が高くなればなるほど、「家賃の○ヵ月分」で計算される費用も連動して増えるということです。初期費用を抑えるには、許容できる範囲内で家賃を抑えるのが基本といえます。
初期費用を抑えるには、駅から離れた物件や築年数が古い物件を選んで月々の家賃を抑える方法、家賃が一定期間無料の「フリーレント物件」を選ぶ方法などがあります。
ただし、フリーレント物件の場合、無料期間経過後の家賃が相場より高めに設定されているケースがあるため、慎重に検討しなければなりません。
敷金・礼金がかからない物件を選ぶ
敷金と礼金は、それぞれ家賃の1~2ヵ月分が目安であるため、敷金・礼金がともにかからない「ゼロゼロ物件」を選べば、家賃2~4ヵ月分の初期費用をカットできます。
ただし、敷金がない分、退去時に修繕費用・クリーニング代を別途徴収されるかもしれません。また、フリーレント物件のように、家賃が相場より高めに設定されていることがあるため注意が必要です。
仲介手数料のない物件を選ぶ
賃貸物件の仲介手数料は、宅地建物取引業法により「家賃1ヵ月分+消費税」が上限とされています。物件によっては、初期費用のなかでも大きな負担となることもあるでしょう。
ただし、あくまでも上限なので、仲介手数料が無料、または家賃の0.5ヵ月分など低めに設定されている物件もあります。
入居者を早く決めたい貸主が仲介手数料を負担するケースもあり、こうした物件を選ぶと初期費用を抑えることが可能です。
なお、仲介業者を介さず大家と直接契約できる物件であれば、仲介手数料はかかりません。しかし、契約手続きや条件交渉を自分で行う必要があるため、安心して進めたい場合は仲介業者に入ってもらうほうが無難です。
引越し費用を抑える
引越し業者の繁忙期である年度末・年度はじめに引越しをすると、通常の倍近くの引越し費用がかかるおそれがあります。可能なら繁忙期を避け、梅雨の時期や年末年始などの閑散期を検討したいところです。ただし、閑散期は業者によって異なります。
引越し費用は荷物の量によっても左右されるため、使っていない家具や衣類などは事前に処分しておくと効果的でしょう。生活用品や家具・家電を新調する場合は、新居に届くよう手配すると荷物を減らせます。
また、引越し費用は業者によっても異なるため、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較することも重要です。
引越し作業の開始時間を業者に任せる「フリー便」を選べば、通常のプランよりも引越し費用を抑えられる可能性もあります。ただし、フリー便は、別の引越し業務の合間に引越し作業を行うため、引越し当日のスケジュールを調整しにくくなる点は押さえておきましょう。
家具・家電を中古・レンタルにする
家具・家電をすべて購入すると、まとまった支出が発生するうえ、仮に購入した家具・家電がイメージと異なり購入し直すことになれば、余分な費用がかかります。一人暮らしだからといって、すべてを最初から揃える必要はありません。自分のライフスタイルに合わせて、本当に必要な家具・家電だけを購入またはレンタルし、暮らしながら必要に応じて追加していく方法も有効です。必要に応じて、家族や友人から譲ってもらったり、フリマアプリや中古品を活用したりするなどの方法も検討してみてください。
また、毎月定額のサブスクリプションサービスなら、必要な家具・家電を必要な期間だけ借りることが可能です。一時的に一人暮らしをする方や、定期的な引越しが予想される方に向いた選択肢でしょう。
初期費用を支払えない場合は?
一人暮らしをはじめる際には、賃貸契約費用、引越し費用、家具・家電の購入費用といったまとまった初期費用を確保する必要があります。そのため、費用を工面するのが難しい方もいるかもしれません。
初期費用を支払えない場合は、以下の方法を検討してみてください。
カードローンでお金を借りる
初期費用を支払えない場合は、カードローンでまとまったお金を借り、毎月一定額ずつ返済してはいかがでしょうか。
カードローンと聞くと馴染みがないかもしれませんが、原則として使い道が自由(ただし、事業資金を除く)で、限度額の範囲内なら何度でも借入れできるなど、利便性に優れています。例えば、金利13.5%で20万円借入れた場合、毎月1万円ずつの返済で返済期間は約2年です。
急いでいる場合は、申込みから契約までがアプリやWebなどで完結し、すぐに借入れできるカードローンを選ぶとよいでしょう。
なお、お金を借りる方法には、クレジットカードのキャッシングもあります。ただし、場合によっては、キャッシングで複数回に分けて返済する際の手数料よりも、限度額に応じて変動するカードローンの金利のほうが低くなるかもしれません。
りそなのカードローンなら、対象のATMだけでなく、りそなグループアプリで簡単に追加返済が可能です。自動引き落しによる毎月の返済とは別に、「ボーナスが入った」など、お金に余裕ができたときにこまめな追加返済をすることで、利息の軽減・返済期間の短縮につながります。
クレジットカードで分割払いする
まとまったお金を用意できない場合は、クレジットカードで分割払いする方法もあります。賃貸契約費用、引越し費用、家具・家電の購入費用をすべてクレジットカードで分割払いすれば、支払いの負担を分散させつつ、ポイントをためることも可能です。
ただし、そもそもクレジットカードでの分割払いが可能な不動産会社・引越し業者を選ばなければならない点と、分割回数に応じた手数料がかかる点には注意しましょう。
このように、初期費用を工面する方法には、カードローンでお金を借りる方法やクレジットカードで分割払いする方法があります。それぞれ特徴が異なるため、しっかりと比較検討し、状況に応じて使い分けてみてください。
引越し後の生活費も準備しておくと安心
一人暮らしをスムーズにはじめるためには、敷金・礼金や引越し費用などの初期費用に加え、引越し後の生活費もあらかじめ用意しておくと安心です。
3~6ヵ月分程度の生活費を目安に準備しておくと、万が一急な出費があっても、慌てずに対応しやすくなるでしょう。
参考までに、総務省「家計調査年報(2024年)」によると、勤労単身世帯の消費支出は1ヵ月あたり約18万4,000円です。内訳を見ると、食料費や住居費、光熱・水道費、交通・通信費といった毎月固定的にかかる支出が大きな割合を占めています。
| 消費支出項目 | 金額 |
|---|---|
| 食料 | 4万5,800円 |
| 住居 | 3万1,400円 |
| 光熱・水道 | 1万1,100円 |
| 家具・家事用品 | 5,100円 |
| 被服および履物 | 6,000円 |
| 保健医療 | 8,300円 |
| 交通・通信 | 2万3,800円 |
| 教育 | 0円 |
| 教養娯楽 | 2万2,600円 |
| その他 | 2万9,800円 |
- ※金額は100円未満を四捨五入
こうした支出を把握したうえで、引越し後しばらくの生活費を見積もっておくことが、安心して新生活をスタートするポイントです。
まとめ
一人暮らしをはじめる際には、賃貸契約費用や引越し費用、家具家電の購入費用などを含め、30~50万円程度の費用がかかると考えられます。
これらの初期費用を抑えるポイントは、次のとおりです。
家賃が安い物件やフリーレント物件を選ぶ
敷金・礼金がかからない物件を選ぶ
仲介手数料のない物件を選ぶ
引越し費用を抑える
家具家電を中古・レンタルにする
また、引越し後の生活も見据えて、3~6ヵ月分の生活費も準備しておくと、何かトラブルがあってもしばらく生活ができるため安心です。
しかし、費用の準備が間に合わない場合は、きちんと返済計画を立てたうえでカードローンの利用も検討してみましょう。
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本記事は2026年3月25日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。







