一人暮らしの生活費はどれくらい?管理のコツを紹介
2022/07/28最終更新
これから一人暮らしをはじめる方や、一人暮らしの生活費を節約したいと考えている方は、一般的な一人暮らしの生活費がどれくらいなのか興味があるのではないでしょうか。
総務省統計局の統計データによると、一人暮らしの1ヵ月あたりの生活費は、15~19万円程度が目安です。
今回は、統計データを用いて一人暮らしの生活費の内訳を紹介するとともに、生活費を抑えるためのポイントや、生活費を上手に管理するコツをお伝えします。
- 私が書きました
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- 主なキャリア
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東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強をはじめる。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
- ※りそなグループが監修しています
【全体・男女別内訳】
一人暮らしの1ヵ月あたりの生活費
総務省統計局が公表している2021年の単身世帯の家計調査結果をもとに、一人暮らしの1ヵ月あたりの生活費を紹介します。
以下は、全体/男性(34歳以下)/男性(35~59歳)/女性(34歳以下)/女性(35~59歳)のケース別の表です。なお、統計データのため、内訳と合計金額に誤差が生じています。
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全体 | 男性(34歳以下) | 男性(35~59歳) | 女性(34歳以下) | 女性(35~59歳) | |
---|---|---|---|---|---|
住居費 | 2万2,116円 | 3万4,179円 | 2万9,396円 | 3万8,400円 | 2万5,360円 |
水道光熱費 | 1万1,383円 | 7,041円 | 1万1,275円 | 8,530円 | 1万1,806円 |
食費 | 3万8,410円 | 3万9,821円 | 4万6,817円 | 2万9,405円 | 3万4,616円 |
家具・ 日用品費 |
5,687円 | 6,595円 | 4,304円 | 7,440円 | 7,282円 |
通信費 | 7,153円 | 5,836円 | 8,693円 | 8,720円 | 8,379円 |
交通費 | 2,950円 | 4,181円 | 5,662円 | 3,577円 | 4,484円 |
被服費 | 4,606円 | 3,737円 | 3,965円 | 1万314円 | 6,896円 |
保険・ 医療費 |
7,625円 | 3,533円 | 7,014円 | 6,251円 | 8,179円 |
趣味・ 娯楽費 |
1万7,106円 | 2万1,220円 | 2万4,817円 | 1万7,964円 | 1万5,793円 |
その他雑費 | 2万9,258円 | 1万7,035円 | 3万4,431円 | 2万4,617円 | 3万4,029円 |
合計 | 15万5,046円 | 15万2,805円 | 18万9,753円 | 16万3,767円 | 16万4,749円 |
参考:総務省統計局 家計調査|独立行政法人統計センター
上記の表から、一人暮らしの1ヵ月あたりの生活費は、15~19万円程度が目安ということがわかります。
ただし、いずれも住居費が2~3万円前後であることから、社員寮や県営住宅などに住んでいる単身世帯が含まれることを考慮しなければなりません。実際に、民間の賃貸住宅を借りて住んでいるケースに限定すると、住居費は平均5万1,472円かかっています。
また、地域によっても住居費は大きく変わる傾向にあるため、上表の金額よりも自身の住居費が高い場合は、その分1ヵ月あたりの生活費が多くかかると考えておきましょう。
一人暮らしの生活費を抑えるためのポイント
一人暮らしの生活費を抑えたい場合は、家賃や食費など、できることから支出を減らす工夫をするのが大切です。
ここでは、生活費を抑えるためのポイントを項目別に紹介します。
家賃(住居費)
一般的に、家賃は手取り収入の3分の1から4分の1以下に抑えるのが理想です。特に、4分の1以下に抑えられれば、貯金がしやすくなります。難しい場合は、「手取り収入-家賃以外の生活費-貯金したい金額」を家賃上限の目安にしてみてください。
目安の金額まで家賃を抑えるためには、エリア・沿線・駅からの距離・築年数・間取りなどの条件に優先順位を付け、優先順位の低い条件から見直すのがポイントです。
例えば、「リノベーション済みなら築年数は問わない」とすれば、物件の選択肢が広がります。妥協できる条件をいくつか持っておけば、家賃を抑えつつ満足できる物件を見つけやすくなるはずです。
水道光熱費
水道代やガス代は、入浴時のシャワーの時間を短くする、食器洗いの方法を工夫するなどで節約が可能です。
電気代に関しては、冷蔵庫の扉は何度も開閉しない、必要のない照明は消す、カーテンを使って冷暖房効率を高めるなどの工夫をしましょう。
水道・電気・ガスは毎日使用するものなので、上記のような方法でこまめな節約を心がけてください。また、電力会社やガス会社は個人で自由に選べるため、契約会社やプランを見直すことで、毎月一定額の生活費削減につながります。
食費
前章の統計データから、一人暮らしの1ヵ月あたりの生活費では、食費の占める割合が大きいことがわかります。「外食は月に○回まで」など、息抜きをしつつもお金の使いすぎを防ぐルールを定めておくと良いかもしれません。
また、自炊する際には、あらかじめ購入するものを決めてから買い物に行くと、無駄な出費を減らしやすくなります。
なお、一人暮らしの場合、自炊よりも弁当や惣菜を買ったほうが食費は安くなることがあるため、自炊にこだわりすぎないこともポイントの一つです。
スマートフォン利用料
(通信費)
スマートフォン利用料が高額な場合は、現在の料金プランを見直し、他社への乗り換えやプランの変更、各種割引サービスの適用などを検討してみましょう。
その他にも、大手の携帯電話会社ではなく格安SIMを利用することで、毎月の利用料金を大幅にカットできる可能性があります。
交通費
交通費は、1回あたりの支出は小さくても、積み重なると大きな出費になるものです。目的地が近いときには公共交通機関を使わず、自転車や徒歩での移動を意識しましょう。
通勤・通学で電車やバスを使い、定期券を購入している場合は、そのエリア内で行動すると交通費が節約できます。
保険料
何かあったときに備えて、一人暮らしでも保険に加入しておくことは大切です。
一方で、毎月発生する保険料は年換算すると高額になりやすいです。そのため、保障内容や保険料を見直しするのも良いでしょう。
交際費 (趣味・娯楽費)
自分の趣味のために使うお金や友人との飲み会代などは、ストレス解消やリフレッシュに必要な支出です。とはいえ、ルールがないと無駄遣いしやすい項目なので、毎月の上限額を決めておきましょう。
また、趣味・娯楽に関する支出は、その都度お金を支払うよりも、毎月定額のサブスクリプションサービスを利用したほうが安くなる可能性があります。現在の毎月の支出額を計算し、サブスクリプションサービスを利用した場合の支出額と比較してみてください。
その他雑費
一人暮らしの生活費を考えるうえでは、冠婚葬祭費や医療費など、突然発生する可能性がある「臨時支出」を忘れてはなりません。
これらの支出はいつ発生するか予想がつかず節約が難しいため、「冠婚葬祭費が発生した月は、趣味にかけるお金を減らす」などと調整するのがおすすめです。
一人暮らしの生活費を上手に管理するコツ
生活費を上手に管理し、節約につなげるためのコツを紹介します。
アプリで収支を可視化する
生活費を管理するには、自分が何にどれだけお金を使っているか、毎月の収入額と支出額を把握することが欠かせません。
スマートフォンで簡単に入力・確認できる家計簿アプリなどを活用すれば、忙しい方でも負担なく収支を可視化できます。例えば「りそなグループアプリ」なら、スマートフォンで入出金明細をいつでも確認でき、家計簿代わりの使用が可能です。
りそなグループアプリ毎月の収支やお金の流れが明確になると、生活費のなかで節約すべき項目がわかったり、収入が少ない月は普段以上に節約を心がけたりと、生活費を調整しやすくなります。また、収支管理を続けていくと、生活費の節約効果が目に見える形で実感でき、節約・家計管理のモチベーションが高まる方もいるでしょう。
ポイ活する
ポイ活とは、クレジットカードなどのカード決済やポイントカードの利用などで、ポイントを効率良くためる活動のことです。
例えば、りそなではクレジットカードやデビットカードの利用で、多彩なパートナー企業へのポイント交換やキャッシュバックが可能な銀行ポイントをためることが可能です。
水道・電気・ガス代やスマートフォン利用料などの固定費の支払いに利用すれば、ポイントを効率的にためられます。
万が一に備えてカードローンを持っておく
居住地域や生活スタイルによっては節約が難しい場合や、予期せず一時的な出費が重なることもあるかもしれません。そのような場合は、カードローンの利用を検討してみてください。
カードローンのメリットは、利用限度額の範囲内なら原則として使い道が自由で、万が一の出費が生じた際にお金を工面しやすくなる点です。
「お金を借りる=悪いこと」というイメージがあるかもしれませんが、カードローンは「お金の保険」であり、一人暮らしの生活を守る健全な選択肢の一つといえます。
りそなのカードローンなら、アプリやWebから簡単に申込みが可能です。カードローンを契約したからといって、すぐにお金を借りる必要はありません。
緊急でお金が必要な状態になってから申し込もうとすると、審査などで時間に余裕がなくなってしまうため、あらかじめ申込みを済ませておくのがおすすめです。
まとめ
一人暮らしの1ヵ月あたりの生活費は、以下のとおりです。
- 全体:155,046円
- 男性(34歳以下):152,805円
- 男性(35~59歳):189,753円
- 女性(34歳以下):163,767円
- 女性(35~59歳):164,749円
「一人暮らしの生活費を抑えるためのポイント」の章で解説した内容を参考に、家賃や食費、趣味・娯楽費など、項目別に支出を減らす工夫をしてみてください。
また、一人暮らしの生活費を上手に管理するためには、スマートフォンアプリなどを活用して収支を可視化することが大切です。加えて、クレジットカードやポイントカードなどを利用し、ポイ活するのも良いかもしれません。
ただし、居住地域や生活スタイルによって、節約が難しい場合や一時的な出費が重なることもあります。そのような場合に備えて、カードローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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本記事は2022年7月時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。