あなたの会社は導入済?確定拠出年金の「マッチング拠出」とは?

あなたの会社は導入済?確定拠出年金の「マッチング拠出」とは?

企業年金連合会では、企業型確定拠出年金(企業型DC)の導入・運用状況について調査を行っています。
参照:2020(令和2)年度決算 確定拠出年金実態調査結果(概要)

2021年12月~2022年1月に行われた調査において、企業型DC実施企業の53.1%がマッチング拠出を実施していると回答しています。

マッチング拠出利用者は年々増えていますが、利用率が2割に満たない企業が39.1%あり、利用率の平均は32.6%にとどまっています。マッチング拠出の認知度はまだまだ低いのです。不明な点は会社の担当部署に確認するなどして、ご自分の資産形成に役立てましょう。

マッチング拠出のメリットとデメリット

「マッチング拠出」とは、企業型確定拠出年金(企業型DC)を導入している企業において、企業が出す掛金に上乗せする形で従業員が掛金を拠出できる仕組みです。

ここで、マッチング拠出のメリットとデメリットについてご説明します。

メリット

マッチング拠出として拠出した掛金は、全額が所得控除の対象となるので、結果として所得税・住民税の負担が軽減されます。

また、年金資産の運用においても有利です。通常の口座(一般口座・特別口座)を利用して、株式などの金融商品を運用して配当・売却益などの利益を得た場合、源泉分離課税がかかります(20.315%)。しかし、マッチング拠出をした企業型DCの口座を通じて得た運用収益には、税金がかかりません。

デメリット

デメリットは、途中解約ができないことです。家族の病気・介護など、不測の事態が生じ、多額の資金が必要になった場合でも、口座に拠出した掛金はあてにできません。このように、多額の資金が必要になった場合、その資金をどう確保するかについても併せて考えておく必要があります。

マッチング拠出を利用する価値はあるか?

結論から申し上げれば、マッチング拠出は長期的な資産形成に有効な手段なので、利用する価値はあるでしょう。
ただし、次の3点に注意してください。

  • 1.家計の状況をしっかり把握し、適切な掛金の金額を設定しましょう。
  • 2.運用プラン、掛金の金額の見直しを適宜行いましょう。
  • 3.「ただなんとなく」ではなく、積極的に情報収集を行いましょう。雑誌・新聞・インターネット・専門家への相談・セミナーを活用してください。

また、マッチング拠出を導入している企業では、利用を促進してもらうために、さまざまな取り組みを行っています。いくつか例をご紹介します。

  • 継続投資教育で説明する。
  • 社内メールや社内報通知等で周知する。
  • 拠出可能額を加入者個人別に提示する。
  • 税制メリットの比較ができる対応を行う。 等

マッチング拠出を考えたら、まずは会社内の担当部署に問い合わせてみましょう。用意すべき書類、具体的な手続き、セミナーなど必要な情報を教えてくれるはずです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入する

マッチング拠出制度がない場合や、マッチングで拠出できる金額が少ない場合は、iDeCo併用を検討しましょう。マッチング拠出と同様に税制メリットを受けながら資産形成ができます。

現在、企業型DCの加入者は、企業型DCの規約でiDeCoに加入できると定められている場合のみiDeCoに加入できます。2022年10月から規約の定めがなくともiDeCoに加入できるようになります。iDeCoは口座管理手数料がかかること、企業型DCと併用する場合の掛金は、毎月定額で拠出する必要があることなどの留意点がありますが、マッチング拠出と同様に税制メリットを受けながら老後資産を準備できます。

りそな銀行では、2022年10月の法改正で加入対象となる方の事前申し込みを受け付けています。

企業型DCとiDeCoの併用についてもっと詳しく

企業型DC加入者の方へ

制度を上手く活用し、将来に備えましょう。

  • 当記事は2022年5月現在の税制・関係法令などに基づき記載しております。今後、税務の取扱いなどが変わる場合もございますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。

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