お金を稼ぐとは?人生100年時代を生きるための社会人基礎力

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人生100年時代といわれています。長い人生を健康でより豊かに生きるには、多くのお金が必要です。そのためには「お金を稼ぐ力」が不可欠ですが、必要なスキルとして経済産業省は「社会人基礎力」を訴えています。

では、社会人基礎力とはどのようなものなのでしょうか。ここでは人生100年時代を生き抜くための社会人基礎力について解説します。

社会人基礎力とは?今必要とされる背景

「人生100年時代の社会人基礎力」の概念

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社会人基礎力の概要や必要とされている背景について確認していきましょう。

社会人基礎力とは

社会人基礎力とは、2006年に経済産業省が提唱した概念です。「職場や地域社会で、多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎力」として、大きく分けて「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つを挙げています。

しかし、その後「人生100年時代」や「第4次産業革命」などにより、私たちを取巻く環境が変わってきたため、2018年に社会人基礎力は以下のように再定義されました。

2018年に再定義された社会人基礎力

「これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりのなかで、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力」

社会人基礎力を構成する3つの能力に変更はありません。しかし、能力を身につけるために「目的(どう活躍するか)」「学び(何を学ぶか)」「統合(どのように学ぶか)」という3つの視点が必要になってきます。

社会人基礎力が必要とされる背景

社会人基礎力が必要とされたのには、理由があります。IT技術が進化し、AIの発展による「第4次産業革命」で、世界経済はグローバル化を進めながら発展しました。しかし、世界が成長を続ける一方で日本は足踏みを続けているだけでした。これからの世界に求められる人材を生み出していかなければなりません。

また、技術革新のスピードが飛躍的に速くなったことから、身につけた知識やスキルが役に立つ「消費期限」は短くなりました。そのため、時代の変化にあわせて「自ら」スキルをアップデートできる人材が求められるようになりました。

このような社会になったからこそ、どのような環境であっても自らの能力を最大限に発揮できる素養が必要であり、そのベースとなるのが「社会人基礎力」なのです。

社会人基礎力は3つの能力と12の要素で構成されている

では、社会人基礎力とは具体的にどのようなものなのでしょうか。社会人基礎力は、3つの能力と12の要素で構成されています。

前に踏み出す力

1つ目は「前に踏み出す力」。前に踏み出し、失敗しても粘り強く取組む力です。前に踏み出す力を発揮するためには、以下の要素が必要です。

  • 主体性:物事に進んで取組む力
  • 働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
  • 実行力:目的を設定し確実に行動する力

前に踏み出す力を持っている人材は、「指示待ち人間にならず、自ら行動できる」といえます。

考え抜く力

2つ目は「考え抜く力」。「疑問を持ち、考え抜く力」を発揮するには、以下の要素が必要になります。

  • 課題発見力:現状を分析し、目的や課題を明らかにする力
  • 計画力:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力
  • 創造力:新しい価値を生み出す力

これは、論理的に物事を考えて答えを出すところから一歩進んだ能力です。「自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力」です。

チームで働く力

最後は「チームで働く力」。「さまざまな人と、目標に向けて協力する力」と言い換えることもできます。この力のベースとなる要素は以下です。

  • 発信力:自分の意見をわかりやすく伝える力
  • 傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
  • 柔軟性:意見の違いや相手の立場を理解する力
  • 情況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
  • 規律性:社会のルールや人との約束を守る力
  • ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力

「協調性」だけでなく「さまざまな人とのつながりや協働を生み出す力」が必要です。

以上3つの能力と12の要素を、部分的に持っていればいいというわけではありません。複数の能力と要素を持ちあわせてこそ、これからの時代の仕事で成果を出すことができるのです。

かつては、工場で組立作業をしたり、データを入力したりする仕事が多くありましたが、現代はAI技術などの進歩で自動化が進んでいます。その結果、単純作業の仕事は減りつつあります。

これからは機械をコントロールする仕事や、データを収集・活用する仕組みを構築する仕事が増えていくでしょう。こういった仕事は、「主体的に考えて課題を発見し、解決策を実行する作業」をチームで進めていきます。

チームで考えながら進める仕事が中心になるので、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」が必要です。このような社会人基礎力は新社会人にのみ求められるものではなく、すべての社会人に求められる高度な能力になっていくと思われます。

まとめ

経済産業省が推奨している社会人基礎力3つを身につけることができれば、現代に必要とされる人材に近づき、お金を稼ぐ力を体得することもできるでしょう。

子育てや老後を見据え、より豊かな生活を送るためには、稼いだお金をどのように使うかを考える「資産形成」についても意識することが大切です。

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「執筆者 横山研太郎」の写真 横山研太郎
よこやま・けんたろう

保有資格

1級ファイナンシャルプランニング技能士、日本証券アナリスト協会認定アナリスト、MBA(経営学修士)

主なキャリア

ねこのて合同会社 代表。大手メーカーで経理、中小企業の役員として勤務したのち、ファイナンシャルプランナーとして独立。金融機関での経歴がないからこそ、お客様にとってのメリットを最大化するプランを提案することができることを強みとする。保険だけ、投資だけに片寄ることなく、今の生活も将来の生活も可能性に満ちたものにするようアドバイスすることを心がける。

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