外貨預金における金利の特徴とは?普通預金・定期預金での違いや注意点
外貨預金とは
外貨預金のメリット・デメリットから金利・為替損益が発生する仕組みまでをご紹介!外貨預金の運用リスクや運用のコツを理解することで初心者の方でも自分に合った運用方法を見つけられます。また運用方法の比較表を参考にご自身に合った商品をお選びください。
外貨預金とは?
外貨預金とは日本円を米ドル、ユーロ等の外貨に交換して預金するサービスのことです。
外貨預金の預入れ

日本円を外貨に換えて預金します。為替レートは日々変動するため、タイミングによって受け取れる外貨の量が変わります。
外貨預金の払出し

外貨を日本円に戻すことを払出または引出しといいます。払出のタイミングでの為替レートによって、受け取る金額が変わります。
預入時とのレート差で利益や損失が発生します。
外貨預金は、預入れや払出し時の円安・円高によって、利益や損失が左右されます。次に、円安・円高について詳しく見ていきましょう。
円安・円高って?
円安・円高ってどういう意味?

外国通貨と比べたときの日本円の価値の変化を「円安」や「円高」と言います。
日本円の価値が下がると「円安」、上がると「円高」と呼びます。
こうした動きは、金利差や各国の経済状況、さらには世界的な政治・経済ニュースの影響を受けて発生します。
円安・円高で私たちの生活はどう変わる?
円安や円高は、私たちの生活に影響を与えます。
円安では、海外旅行や輸入品が高くなり、円高では、逆に海外旅行や輸入品が安くなります。
ガソリンをもとに具体的な例を見てみましょう。
元々は……
120円でガソリン1リットルを購入。

円安のとき
円安になると、円の価値が下がり、原油の輸入コストが上がるため、ガソリンの価格が上昇します。

円高のとき
円高になると、円の価値が上がったことで、原油の輸入コストが下がるため、ガソリンの価格が下落します。

外貨預金では円安・円高に注意!
外貨預金をする際、円安や円高が利益に大きく影響します。
円安時は外国通貨の価値が上がり、円高時は下がります。
これにより、円に戻す時に得られる利益や損失が変動するため、為替レートの動向を注視することが重要です。
為替レートってどんなもの?
日本円から外国通貨に交換する際、交換比率を銀行などが提示し、外貨との交換を行います。この交換比率を「為替レート」と呼びます。
米ドルで外貨預金をした場合、米ドルを円に変えるタイミングとしては、円安時に戻すこと、受け取る金額が増えることがあります。
外貨預金の円安と円高について、例を見てみましょう。
例)100万円で外貨預金を始めた場合

①1ドル=100円の為替レートのとき
100万円分をドル建て預金でスタート
- 計算式:
-
- 1米ドル=100円
- 100万円÷100円=1万ドル
- ※預入れには別途為替手数料が発生します。

②1ドル=90円時の為替レート(円高)
米ドルを円に変えるタイミングとしては損が出てしまうので、払い出しタイミングには気をつけましょう。
- 計算式:
-
- 1米ドル=90円
- 90円×1万ドル=90万円


③1ドル=110円時の為替レート(円安)
米ドルを円に変えるタイミングとして利益が出るタイミングです。
円安の時にドルを買うことは損が出やすくなってしまうため、気をつけましょう。
- 計算式:
-
- 1米ドル=110円
- 110円×1万ドル=110万円


アプリでリアルタイム為替レートをチェック
普段使いのりそなグループアプリで、リアルタイム為替レートで最新の為替情報を手軽に確認できるので、売買のタイミングを見極めるのに便利です。
アプリで外貨!
- ダウンロードはこちら
(無料)
外貨預金の特長
通貨ごとに金利が異なる

外貨預金では、通貨ごとに金利が異なるため、金利の違いを活かして、利息を増やす工夫ができます。
アプリでは米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドルの4カ国の通貨の取引ができます。
少額から始められる

外貨預金は、少額から気軽に始められます。
例えば、店頭やATMでの預け入れなら、1,000円相当額(または10米ドル)からスタートでき、外貨投資に少しずつ慣れていきたい方におすすめです。
また、専用アプリを使えば、すぐに口座開設ができるので、手軽にスタートできます。
分散投資で資産リスクを抑える

外貨を組み合わせることで、為替の変動リスクを分散できます。円に集中しすぎない資産の持ち方がポイントです。
外貨定期預金のデメリットとして、海外の景気の影響を受けてしまう部分に注意が必要です。
外貨預金と円預金の違い
定期預金は、安定的に資産を保有したい方に選ばれる預金方法です。
一方で、外貨預金は元本保証はないですが、円預金よりも利益が期待ができます。それぞれの特徴や違いを比べてみましょう。
円預金のみと円預金+外貨預金
円預金のみ | 円+外貨預金 |
---|---|
国内景気による影響 |
|
![]() |
![]() |
円安やインフレ時 |
|
![]() |
![]() |
円預金+外貨預金を組み合わせることで、景気や為替の影響を分散でき、円安やインフレにも柔軟に対応できます。
少ないリスクで、資産をより安定的に守る方法としておすすめです。
外貨普通預金と外貨定期預金の比較
外貨普通預金は、出し入れ自由でまとまった資金の運用に向いています。
外貨定期預金は、一定期間預けることで金利が期待でき、毎月コツコツ積み立てたい方にもおすすめです。
外貨普通預金(米ドル) | 外貨定期預金(米ドル) |
---|---|
お預入期間 |
|
自由 | 1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年 |
預入方法 |
|
|
|
引出方法 |
|
|
![]()
|
お預入金額 |
|
10米ドル以上または1,000円相当額以上 ※取引方法によって上限金額は異なります。 |
10万円相当額以上 ※マイゲートでお預入の場合、100米ドル以上 ※取引方法によって上限金額は異なります。 |
適用金利 |
|
![]() 円定期よりも高金利 ※金利は通貨や時期によって異なります。円定期預金の金利が一時的に外貨預金の金利を上回る場合もあります。 |
![]() 外貨普通預金よりも高金利 |
- ※りそな外貨普通預金<外貨の達人>とりそな外貨定期預金<アイドル>で比較
外貨ごとの特長
どこの国の外貨預金がいいかわからないと悩んでいる方へ外貨預金でおすすめの4カ国をピックアップしてご紹介します。
米ドルの特長
ユーロの特長
オーストラリアドルの特長
ニュージーランドドルの特長
今、どんな人が外貨預金してるの?
みんなの外貨預金事情
Q.男性と女性どっちが多い?
Q.利用しているのは、どの年代が多い?
Q.最も選ばれている通貨は?
Q.普通と定期どっちが多いの?
- ※りそな銀行で外貨預金を始められている方のデータを中心に作成
もっと詳しく知りたい方はこちら!
外貨預金のご注意事項
- 【外貨預金に関するご注意事項】
-
- ※外貨預金には、為替相場の変動により為替差損が生じ、お引出時の円貨額がお預入時の払込円貨額を下回り、元本割れが生じるリスクがあります。(為替変動リスク)
- ※円を外貨に交換する際(お預入時)および外貨を円に交換する際(お引出時)は為替手数料がかかります。お預入時およびお引出時には、この為替手数料を含んだ当社所定の為替レートをそれぞれ適用します。
- ※お預入時とお引出時の為替相場に変動がない場合でも、往復の為替手数料がかかるため、お引出時の円貨額がお預入時の払込円貨額を下回り、元本割れとなるリスクがあります。
- ※外貨預金は預金保険の対象ではありません。
- ※詳細については、契約締結前交付書面や説明書等をよくお読みください。