資産運用(投資)をはじめるならどこ?金融機関の特徴と選び方を解説

資産運用(投資)をはじめるならどこ?金融機関の特徴と選び方を解説

かつては「資産運用(投資)といえば証券会社」という時代もありましたが、今は規制緩和によって銀行をはじめ、さまざまな業態が資産運用(投資)商品を取扱っています。
また、インターネットの発達によって、店舗を持たないインターネット専業の証券会社や銀行も次々と登場しています。

このように資産運用(投資)を行うにしても、さまざまな選択肢があるので「どこに相談すればいいんだろう」「どこではじめればいいんだろう」と迷う方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、金融機関それぞれの特徴や選び方を解説します。

資産運用(投資)のための金融商品を取扱う金融機関

資産運用(投資)のための商品を取扱う機関として「まず思い浮かぶのは証券会社」という方もいるでしょう。

実際には銀行や信用金庫など預金を取り扱う金融機関のほとんどが、投資信託などを取扱っており、ほかにも保険会社・投資顧問会社などが挙げられます。
また、従来は証券会社や銀行を通じて投資信託の販売をしていた投資信託会社が、近年では直接販売している場合もあります。また、証券会社や銀行などの金融機関の中では、店舗の有無という違いもあります。

ここでは、資産運用のための金融商品を取り扱う金融機関として「証券会社」と「銀行」、「店舗を持つ金融機関」と「店舗を持たないインターネット専業の金融機関」それぞれの特徴を見ていきましょう。

証券会社:豊富な品揃えと充実した投資情報

証券会社の特徴として「豊富な品揃え」が挙げられます。国内外の株式や債券・投資信託・保険など、ローリスク・ローリターンの商品からハイリスクハイリターンの商品まで幅広く取扱っているのが特徴です。

また、大手を中心にアナリスト・ストラテジスト・エコノミストといった専門家が多数在籍し、個別企業や金融市場、マクロ経済などの分析を行っています。投資を行ううえで参考になる情報提供(レポートなど)が充実しています。

「できるだけ多くの選択肢の中から商品を選びたい人」あるいは「たくさんの投資情報を参考にしながら臨機応変に売買を行いたい人」におすすめです。

銀行:ATM等の手数料優遇

銀行では、証券会社のように個別の株式や社債等は取り扱っていません。資産運用(投資)のための金融商品は、投資信託や保険、国債などに限られています。
なかには証券会社等の委託を受けて、有価証券の売買等の媒介や有価証券の募集、売出し、私募を取り扱う「金融商品仲介」を行っている銀行もあります。

一方で銀行の場合、投資信託等の資産運用商品を一定額以上保有することで「コンビニATMや振込等の手数料が無料になる特典」を設けているケースもあります。また、投資信託等の資産運用商品を一定額以上購入すると、定期預金の金利優遇が受けられる場合もあります。

給与の受け取り、公共料金やクレジットカード代金の引き落としに、いつも利用している銀行で、決済機能から資産運用まで1ヵ所で済ませたいという方にとって魅力的といえそうです。

インターネット専業と店舗を持つ金融機関はどちらがよい?

インターネット専業の金融機関は利便性と低コストが強み

近年、店舗を持たずインターネットを通じた取引に特化した証券会社や銀行が存在感を増しています。

店舗に足を運ばなくても手続きや取引を行うことができる利便性や、店舗を持たないこと(低コスト運営)による低廉な手数料等が強みとなっており、インターネットになじみのある若年層を中心に支持を集めています。

店舗のある金融機関は相談できる安心感が強み。最近はネットや低コスト商品にも注力

店舗網を持つ従来型の金融機関は「いざという時に窓口で相談できる安心感」が強みです。一方で「手続きや取引の際に窓口に行くのが面倒」「手数料が高い」と思っている方もいるかもしれません。

ただ、最近ではインターネットを通じた非対面取引にも注力しており、店舗に足を運ばなくてもインターネットで完結する手続きや取引が増えています。また、ネット専業の金融機関との競争を念頭に、手数料等の低廉な投資信託の品揃えを強化する動きもみられます。

まとめ

証券会社の特徴として「豊富な品揃え」と「充実した投資情報」が挙げられます。できるだけ多くの選択肢の中から商品を選びたい人、投資情報を参考にしながら臨機応変に売買をしたい人におすすめです。

銀行は、証券会社と比べると商品の品揃えが限定されます。一方、資産運用商品(投資信託など)を保有している場合、コンビニATMや振込等の手数料が無料になる特典を受けられるケースがあります。決済機能から資産運用まで1ヵ所で済ませたいという方にとって魅力的ではないでしょうか。

インターネット専業金融機関は、店舗に足を運ばなくても手続きや取引を行うことができる利便性や、低廉な手数料が特徴です。

何からすればいいかわからない
という方は…

4問で運用方法・商品を
サクッと診断

本記事は2021年4月6日の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。

目次に戻る

  • Line
  • このページのURLをコピーする

あわせて読みたい

おすすめの記事