賃貸と持ち家どっちが得?それぞれのメリット・デメリットを比較

賃貸と持ち家どっちが得?それぞれのメリット・デメリットを比較

「賃貸」と「持ち家」どちらが得なのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。

新しい住居を探す理由は人それぞれですが、結婚、出産、子どもの進学、就職などのライフイベントをきっかけに考え始める人が多いようです。
そのタイミングで「賃貸と持ち家のどちらが良いか」悩む人が増える傾向があります。

今回は、老後の生活まで見据えたうえで、賃貸と持ち家のメリット・デメリットを比較します。どのような人におすすめなのかも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

賃貸のメリット・デメリット

賃貸住宅を選ぶのは、進学や就職を機に一人暮らしをはじめる人や結婚を控えたカップルなど、若い人が多い傾向にあります。では、賃貸住宅に住むメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

賃貸に住むメリット

賃貸住宅に住むメリットは、1.気軽に住み替えができる、2.メンテナンスを気にしなくて良い、3.固定資産税などの税金を払う必要がない、の3つが挙げられます。

気軽に住み替えができる

賃貸住宅は、ライフスタイルの変化に合わせて気軽に住み替えが可能です。結婚や出産、転勤、子どもの進学や独立によって希望の立地や部屋に求める広さが変わっても、柔軟に対応できます。

収入が少ないうちは家賃を安く抑えて、収入が増えてきたらグレードの高い部屋に引っ越すこともできるでしょう。

メンテナンスを気にしなくて良い

賃貸住宅であれば、設備の不具合やメンテナンスは管理会社やオーナーが対応してくれます。借主に過失がない設備トラブルや故障なら、費用の負担なく修理してもらうことも可能です。

また、建物の老朽化の対応や、災害時の修繕費用も管理会社やオーナーが負担するため、住む人にとってはメリットといえます。

固定資産税などの税金を払う必要がない

不動産を所有すると、固定資産税や都市計画税のほか、不動産取得税、登録免許税などの税金がかかります。

賃貸の場合は、基本的に賃料や共益費、更新料の支払いのみで、追加で税金の負担を求められることはありません。

賃貸に住むデメリット

賃貸住宅に住むデメリットとしては、1.内装などを自分で決められない、2.退去時の原状回復義務、3.老後の家賃負担、の3つが挙げられます。

内装や間取り、設備などを自分で決められない

賃貸の建物はオーナーの所有物です。釘などを使って壁や床に家具を固定したい場合は、オーナーの許可を取らなければなりません。リフォームできるケースも少ないでしょう。

退去時は原状回復が必要

賃貸住宅の借主は、退去時に原状回復する義務があります。原状回復とは「入居時の状態に戻す」という意味です。

家具を置いていた場所の床やカーペットのへこみ、設置跡、家電製品の後ろの壁が黒ずんでいる部分などは、「通常損耗や経年変化に当たるもの」として、原状回復義務はありません。

一方で、引越し作業でできたキズや、タバコのヤニ・においなどは、通常損耗・経年変化には当たらないため、引越し費用が増える可能性があります。

なお、原状回復義務は、2020年4月に民法が改正された際の条文に明記されました。民法改正以前も、通常損耗や経年変化の原状回復義務はないとされていたのですが、条文に明記されていなかったため、退去時にトラブルになっているケースが多くありました。民法改正で明確化されたことで、今後このようなトラブルは減ると考えられます。

老後も家賃を払い続ける必要がある

賃貸住宅に住み続けている間は、家賃を支払い続けなければなりません。老後も家賃を支払う必要があり、収入が減った状態での支払いが負担になる可能性があります。また、賃貸契約を継続するときに更新料が必要な場合には、毎月の家賃以外の負担も必要です。

持ち家のメリット・デメリット

結婚して子どもが生まれたのを機に、「子どもをのびのび育てたい」などの理由で、マイホームの購入を検討する人は多いです。では、持ち家にするメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

持ち家に住むメリット

持ち家に住む場合のメリットとしては、1.資産になる、2.リフォームなどが自由、3.住宅ローン契約時に保険加入ができる、4.ローン完済後は負担が減る、の4つが挙げられます。

資産になる

持ち家は資産です。売却や子孫への相続も可能です。
また、家を担保にして銀行から融資を受けることもできます。

例えば、リバースモーゲージ型住宅ローンを利用すると、自宅を担保にして住宅ローンを組むことができます(契約内容により多少異なりますが、毎月の支払いは利息のみ。借入人が亡くなった際に一括で返済)。ライフステージが変わり、リフォームが必要になったときなどに活用できます。

リフォームや建て替えが自由にできる

持ち家ならオーナーに許可を取らずに、釘で家具を固定することができます。もちろん、家族構成やライフスタイルに合わせて間取りの変更も可能です。リフォームや増改築も予算が許せば思い通りにできます。

住宅ローン契約時に団体信用生命保険に加入できる

住宅ローンを組む際に、団体信用生命保険への加入が可能です。団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者に万が一のことがあった場合、住宅ローンの残高分の保険金が、保険会社から金融機関に支払われる、というものです。住宅ローンの残高がゼロになるため、家族は安心して持ち家に住み続けられます。

また、団体信用生命保険のなかには、死亡や高度障害になった場合だけではなく、三大疾病・病気やケガ・要介護状態など、所定の状態に該当する場合に住宅ローンの残高がゼロになる特約もあります。

住宅ローン完済後は負担が減る

住宅ローンが残っているうちは、賃貸住宅と同じように毎月の費用負担があります。しかし、完済後は、固定資産税などの負担のみになり、住居費の負担が大幅に減るでしょう。

働いているうちに完済できれば、これまでローンに充てていた分のお金を貯蓄に回すことができ、より安心して老後の生活を送ることができるでしょう。

もちろん、住宅ローン完済後もリフォームや修繕費用などの支払いは必要です。ただし、賃貸契約の内容にもよりますが、家賃を支払うよりも負担額は少ない傾向にあります。

持ち家に住むデメリット

持ち家に住むデメリットとしては、1.メンテナンスは自分でする、2.相続時に負担になる場合がある、の2つが挙げられます。

メンテナンスは自分で行う

家の設備のトラブルがあった場合や内外装のメンテナンスが必要な場合は、すべて自分で手配しなければなりません。業者の選定から連絡、打ち合わせ、支払いまで行う必要があるため、手間と負担がかかってしまいます。

また、建物の修繕にはまとまったお金が必要になることもあります。計画的に貯蓄しておくことが大切です。

相続の際に負担になることがある

不動産は分割しにくい資産です。子どもが複数いる場合は資産の分割がスムーズにできず、トラブルの種になることがあります。

また、子どもが独立して離れた場所に住んでいる場合は、相続の話し合いがまとまらず処分に時間がかかることもあります。

固定資産税などの維持費やメンテナンスにも費用が掛かるので負担になるかもしれません。

老後を考えるなら賃貸と持ち家どちらがおすすめ?

「老後を考えたとき、賃貸と持ち家のどちらが自分に合っているのか」、それぞれのメリット・デメリットをふまえ、確認していきましょう。

老後に賃貸で暮らすほうが向いている人

老後に賃貸で暮らすほうが向いているのは、以下の人です。

今後住む場所が変わる可能性のある人

田舎への引越しを考えている人や、老人ホームへの入居を考えている人は、住み替えがしやすいので、持ち家より賃貸のほうが向いているといえます。

出費をコントロールしたい人

老後の生活費を抑えたい場合は、年金などの収入に見合った賃貸物件に住むことで出費をコントロールできるでしょう。

ただし、住む地域によっては、住民税の額や生活必需品の物価、水道料金が割高になります。
また、高齢者の場合、賃貸住宅を借りたくても保証人の手配が難しいケースもあります。新規契約や契約更新を断られることもあるので注意が必要です。

老後に持ち家で暮らすほうが向いている人

老後に持ち家で暮らすほうが向いているのは、以下の人です。

「資産」として残したい人

配偶者や子ども、孫などに不動産を相続財産として残したい人は、持ち家で暮らすほうが向いているでしょう。マイホームは幅広い使い道がある資産です。
例えば、カードの申し込み時などに持ち家かどうかの記載が必要なように、持ち家があることは社会的信用にもつながります。
また、売却することでまとまった資金も得られるでしょう。

ローンを完済した後は、固定資産税やマンションの管理費、修繕積立金などを除けば、毎月かかる住居費の負担も少なくなるでしょう。住居に困ることがなく、安心して老後の生活を過ごせます。

建て替えで家を新しくしたい人

「老後はバリアフリーの家にリフォームしたい」という場合は、持ち家が向いているでしょう。持ち家の場合、自分好みのリフォームが可能です。

また、リバースモーゲージを活用すれば、持ち家の価値を査定してもらうことで一定の範囲まで借入れができます。借入れた資金でリフォームすることも可能です。二世帯住宅を建てて子どもと同居すれば、子どもの住居費も抑えられます。

まとめ

賃貸住宅と持ち家は、双方にメリット・デメリットがあり、「こちらが良い」と言い切ることはできません。
理想のライフスタイルや老後の暮らし方、コスト、資産の活用方法によって、どちらに向いているかは異なります。

持ち家を購入する場合は、自分のライフスタイルに合った住宅ローンを選ぶことが大切です。
例えば、りそなの住宅ローンには次のような特長があります。

  • 住宅ローンのプロが、人生設計に合わせて最適なプランをご提案
  • 魅力的な金利で安心して利用できる
  • 新築、中古を問わず、住宅購入の際に利用できる

「賃貸と持ち家、どちらにするか」。
答えは人によって異なります。自分のライフプラン・マネープランと照らし合わせ、充分に検討することが大切です。

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