カードローンの限度額の決め方とは?あとから引上げる方法と注意点

公開日:2020/09/16
更新日:2026/03/26

カードローンの限度額の決め方とは?あとから引上げる方法と注意点

カードローンには、利用できる「限度額」が決められています。この「限度額」について、正確な意味と決まり方をご存じでしょうか。

カードローンの「限度額」には、実は2つの意味があります。

まず、カードローン商品ごとに設定されている「どこまで貸せるか」という上限額。これは「貸付限度額」と呼ばれ、広告などで「限度額○○○万円」のように表示されている金額を指します。つまり「そのカードローンとして最大でいくらまで融資ができるか」という枠を示したものです。

一方、利用者が実際に借りられる金額の上限は、貸付限度額の範囲内で審査により決定されます。この個別に設定される上限額が「利用限度額」です。利用限度額は申込者ごとに異なるため、申込み前にあらかじめ知ることはできません。

例えば、貸付限度額が800万円のカードローンであっても、審査の結果、利用限度額が300万円と決まった場合、実際に借りられる金額は300万円が上限です。

ただ「もう少し借りられるようにしたい」と思った場合、利用限度額は増額申請によって、貸付限度額の範囲内で引上げられることがあります。

この記事では、カードローンにおける限度額の意味と、利用者本人が借りられる上限額である「利用限度額」の決め方について解説し、併せて利用限度額を引上げたい場合の方法と注意点についても取り上げます。

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カードローンの利用限度額とは?

カードローンの限度額は、例えば「限度額 10万円~800万円」のように、幅を持たせて表示されています。

これは冒頭でも触れたとおり、カードローン自体の「貸付限度額」のことです。表示してある最大額まで、すべての人が借りられるわけではありません。

実際に利用者が借りられる金額の上限は、貸付限度額の範囲内で、審査によって決定されます。この上限額が「利用限度額」です。利用限度額の範囲内で、ATMなどから借入れと返済を繰り返し行える点が、カードローンの特徴ととらえられます。

なお、審査により利用限度額が決まると、それにともなって適用される金利も確定します。

カードローンの利用限度額と金利の関係

ここでは、利用限度額と金利にどのような関係性があるかを解説します。

カードローン利用限度額ごとの金利の例

カードローンの金利は、「○○%~××%」のように幅を持たせて表示してあるのが一般的です。そのため、実際に利用した場合、どの程度の金利が適用されるのかわかりにくいと感じる方もいるでしょう。

実際に適用される金利は、案内されている範囲内で、利用限度額に応じて設定されます。一般的には、利用限度額が大きいほど低くなる傾向です。

例えば、以下のような区分で金利が決められているケースが見られます。

【カードローンの利用限度額と金利の例】※

利用限度額 金利
700万円超800万円以下 年1.5~4.0%
600万円超700万円以下 年4.0~5.0%
500万円超600万円以下 年5.0~6.0%
400万円超500万円以下 年6.0~7.0%
300万円超400万円以下 年7.0~8.0%
200万円超300万円以下 年8.0~11.0%
150万円超200万円以下 年10.0~13.0%
100万円超150万円以下 年11.0~14.0%
100万円以下 年12.0~15.0%
  • この金利表は特定のカードローンの内容を示すものではなく、りそなカードローンの金利とも関係ありません。カードローンを利用する際は、各金融機関が定める契約約款や利用規約に記載された適用金利をご確認ください。

なお、カードローンの金利は多くの場合、金融機関の判断により見直される「変動型金利」となっています。したがって、利用開始後も金融情勢により変更される可能性がある点には留意が必要です。

ただし、金利には利息制限法による上限が定められており、これを超える金利が適用されることはありません。

【利息制限法の上限金利】

元本の額 上限金利(年利)
10万円未満 20%
10万円以上100万円未満 18%
100万円以上 15%

同じ借入額でも利用限度額によって金利が異なる

上の例で紹介したとおり、カードローンでは利用限度額に応じて適用金利が変わります。同じ金額を借りる場合でも、設定された利用限度額によって金利が異なる点に注意してください。

例えば10万円を借りる場合、上の例では適用金利が次のように異なります。

  • 利用限度額が100万円以下の場合:年12.0~15.0%
  • 利用限度額が200万円超300万円以下の場合:年8.0~11.0%

このように、実際の借入額にかかわらず、利用限度額が高く設定されているほど、より低い金利で利用できる可能性があります。カードローンを利用する際は、借入額だけでなく、利用限度額と金利の関係も合わせて理解しておくことが大切です。

カードローンの利用限度額の決まり方

適用金利にも影響するカードローンの利用限度額は、審査を通じて決まります。

審査では、複数の情報をもとに返済能力が総合的に確認され、その判断結果として利用限度額が確定される形です。

申込者本人の借入希望額

申込み時に申告する借入希望額は、利用限度額を決めるうえで重要な判断材料の一つです。希望額に見合った返済能力の有無が確認されるため、結果として希望どおりになる場合もあれば、希望額を上回る、または下回るケースもあります。

年収など申込者の属性情報

審査では、申込者に関する以下のような属性情報も重視されます。例えば安定した仕事に就いていれば、収入の継続性が評価され、返済能力も高いと判断されやすくなるでしょう。勤続年数も重要で、一般的には同じ会社で長く働いている人ほど、審査面では有利に扱われる傾向です。

  • 年収
  • 雇用形態(公務員、正社員、契約社員、アルバイトなど)
  • 勤務先情報
  • 勤続年数(入社年月日)
  • 居住形態(持家、賃貸、寮など)
  • 家族構成(扶養家族の有無など)
  • 家賃や住宅ローン返済額

他社借入状況など申込者の信用情報

信用情報とは、カードローンやクレジットカードなど、取引に関する情報のことです。信用取引の申込履歴、借入状況、返済状況といった情報は「信用情報機関」と呼ばれるデータセンターで管理されています。

カードローンなどの申込みを受けた金融機関は、審査にあたり申込者の情報を信用情報機関に照会します。その際、「他社からの借入件数や借入総額が多い」「過去に返済遅延や債務整理が確認できる」といった情報があれば、返済能力に不安があると判断されるかもしれません。

その結果、審査に通らなかったり、利用限度額が低く設定されたりするケースも想定されます。

総量規制

利用限度額の決定には、「総量規制」がかかわる点も忘れてはいけません。

総量規制とは、貸金業法で定められた貸付のルールで、「貸金業者は利用者の年収の3分の1を超えて貸付けてはいけない」という規定です。

例えば年収300万円の申込者であれば、貸金業者は合計100万円までしか貸付できません。複数の貸金業者を利用している場合、借入金額は合算して判断されます。

なお、総量規制は貸金業者に適用されるルールで、具体的には以下のローンサービスが対象です。

  • 消費者金融系カードローン
  • 信販系カードローン
  • クレジットカードのキャッシング

一方、銀行系カードローンは総量規制の対象外です。ただし、銀行も総量規制に準じた独自の基準を設けており、過剰貸付けにならないよう審査を実施しています。

カードローンの利用限度額は引上げ(増額)が可能

実際にカードローンを利用するなかで、利用限度額に達し、追加借入れができずに困るケースも考えられます。

新たに別のカードローンを申込む方法もありますが、その前に検討したいのが利用限度額の引上げ(増額)です。

増額を希望する場合、申込み後にあらためて審査され、増額の可否や増額できる金額を検討し、最終的な金額が決まります。

カードローンの増額申請は、現在利用しているカードローン会社に対して行い、電話やインターネットの会員ページなどで行うのが一般的です。

なお、増額申請は任意でも行えますが、金融機関やカードローン会社から増額案内が届く場合もあります。

増額案内を受け取ったからといって必ず増額が認められるわけではありませんが、増額が検討されやすいタイミングといえるため、選択肢の一つとして活用しましょう。

カードローン利用限度額の引上げ(増額)のメリット

すでに利用しているカードローン利用限度額を増額した場合、どのようなメリットがあるでしょうか。順に確認します。

金利が下がる可能性がある

前述のように、カードローンは利用限度額が大きくなるほど金利が下がるように設定される傾向にあります。しかし、複数のカードローンを持つという方法では、借りられる金額が増えても、金利はそれぞれに設定された利用限度額に応じて適用される形です。

そのため、それぞれに高い金利が適用される可能性もあります。1つのカードローンで利用限度額を引上げできれば、適用金利が下がる可能性があるでしょう。

新規契約より審査がスムーズに進む可能性がある

新規申込みでも増額申請の場合でも、申込みをしたあとには審査が行われます。しかし、申込みから利用までのスピードでいえば、増額申請をした場合のほうが早い傾向にあります。

なぜなら、増額の場合は新たにカードを発行する必要がなく、承認されればそのまま手持ちのカードですぐに借入れが利用できるからです。

一方、別の会社に申込むと本人確認書類の提出や勤務先への在籍確認など、審査の内容はもちろん、書類の確認もより多くなり、増額申請に比べると時間がかかります。

複数の借入れをまとめられる

カードローンの返済期日や返済額は、それぞれの会社で異なります。複数のカードローンで借入れをしていると、それだけ返済額や返済日などの管理が複雑になってしまいかねません。

もし、返済期日を間違えて予定どおりに引落しできない場合は返済遅延になり、後々のローン申込みなどに影響してしまうこともあります。また、それぞれで返済額が異なれば借入額の減り方も変わってくるでしょう。現時点でいくら借入れしているのかわからなくなり、後々管理に困る可能性も出てきます。

増額申請して複数の借入れを1つのカードローンにまとめられると、返済管理が楽になるでしょう。

思いがけない出費に対応できる

利用限度額が低く、必要なお金が工面できない状況は厳しいものです。利用限度額を引上げてゆとりが生まれると、急に追加でお金が必要になった際でも対応できます。

カードローン利用限度額の引上げ(増額)で注意するポイント

ここからは、実際に増額申請する場合に注意しておきたいポイントを紹介します。

収入証明書類など最新の書類を提出する

増額申請する際、次のいずれかに該当する場合は収入証明書類を提出しなければなりません。

  1. 1.既存の借入残高と合算して50万円を超える場合
  2. 2.既存の借入残高、他の貸金業者からの借入残高と合算して100万円を超える場合

これは、貸金業法により定められており、金融機関によっては上記以外の場合でも収入証明の提出を求められることがあります。貸付ける会社は、貸付契約(保証契約を除く)を締結する場合、顧客から資力を明らかにする書面を徴求し、それに基づいて返済能力を調査しなければなりません。

収入証明書類には、源泉徴収票、給与の支払明細書、確定申告書、所得証明書などがあります。

なお、いずれの書類の場合でも、最新のものを提出してください。

正しい情報を申請する

最初にカードローンを契約したときから年収が増えているかどうかも大切なポイントです。先述したように、貸付けには「年収の3分の1を超えてはいけない」という総量規制のルールがあります。

年収が増えていれば、この3分の1の枠が大きくなるため、増額申請に有利に働くでしょう。また、返済能力の面でも年収が高くなるにつれて信用度がアップする傾向があり、増額審査に通りやすくなります。

一方、年収が減っている場合は返済能力が変化したととらえられるため、増額審査に落ちてしまう可能性も否定できません。

また、カードローン会社によっては、増額申請をした結果、利用限度額が引下げられるケースもあるでしょう。しかし、りそなのカードローンでは、ご希望に添えない場合でも現状の利用限度額のままご利用いただけます。

そのほか、属性情報に変化があった場合も、正確に伝えるようにしましょう。

利用履歴に不利な点がないか確認する

今までの利用履歴も、大切な確認項目です。契約時に決められた毎月の返済額を遅れることなく返済していれば、カードローン会社への信用度も増し、増額審査に通る可能性が高まります。

これから増額申請を検討している人は、返済の遅延や延滞がないように注意しておきましょう。

万一、延滞など個人信用情報にかかわる、審査にマイナスの状況があれば、すぐの増額申請は難しい可能性があります。このような場合は、一定期間、時間をおいてから増額を検討してください。

利用限度額の増額が難しい場合の対処法

上述したとおり、カードローンの利用限度額の増額は、誰でも審査が通るわけではありません。増額が難しい場合の対応方法も知っておきましょう。

利用実績と返済実績を積んでから増額申請する

カードローン会社が重視しているのは、「確実に返済してくれる人かどうか」です。

そのため、カードローンを利用していて、毎月期日にしっかりと返済実績があれば、契約当初よりも信用度が高くなっている可能性があります。

これは、増額審査にも大きく影響するため、押さえておきましょう。現時点で増額審査の通過が難しそうな場合は、しばらく利用実績や返済実績を積み上げてから申請すれば、利用限度額が増額できるかもしれません。

他社のカードローンに新規で申込む

カードローンの審査は、増額審査よりも新規申込みのほうが通りやすいケースもあります。

利用しているカードローン会社に増額申請すると、利用限度額の減額や利用停止のリスクがある場合は、他社のカードローンに新しく申込むのも方法の一つです。

ただ、借入先が増えると、借入先が1つのときよりも毎月の返済の管理が大変になる可能性があるため、注意しましょう。

毎月の返済が複数になることで管理がしきれず、万が一延滞してしまうと、その後のカード利用やローン契約などに悪影響が出る可能性があります。

また、複数のカードローン会社から小口で借入れをすることになるため、金利は高くなる点にも注意しましょう。

カードローンの借換えを検討する

カードローンの借換えとは、別の金融機関やカードローン会社で新たにカードローンの契約をして、今利用しているカードローンを全額返済する方法です。

借換えをする際に、現在契約している限度額よりも多い金額で申込みをして審査に通れば、利用限度額を増やせます。

また、借換えの際に、より金利が低いカードローンを選べば、返済総額を抑えることも期待できます。

りそなのカードローンで借換えを!

りそなのカードローンに借換えをすることで以下のようなメリットがあります。

返済を1つにまとめられて金利が下がる可能性がある

複数のカードローンを利用していると、それぞれの返済日や返済額が異なり、管理が大変です。これを1つにまとめると、月々の返済は1回にまとめられ、管理がしやすくなります。

複数の借入れがある場合、利用限度額を引上げて借換えることで、適用金利が下がる可能性もあるでしょう。

りそなのカードローンでは、当社所定の住宅ローンを一緒に利用するとカードローンの金利が優遇されますので、当社所定の住宅ローンを利用している方はより借換えのメリットを生かせるかもしれません。

りそなグループアプリで借入れを管理できる

りそなグループアプリは、銀行やカードローンの管理が簡単にできる機能がたくさん詰まっているため、便利です。

銀行口座の残高確認やカードローンなどの借入残高確認、繰上返済などがアプリで行えます。

返済は銀行口座からの引落しのため、返済手続きをする手間がかからないうえに、返済忘れも防止できます。また、予定通知機能もあるので、「残高不足でうっかり返済できなかった」ということも防げるでしょう。

さらに、預金口座の収支はわかりやすいグラフで確認できます。入金や出金の状況を視覚的に確認できることも、お金の管理に役立つ機能です。

りそなグループアプリ

まとめ

カードローンには、利用限度額が設定されています。「もっと借入れを増やしたい」という場合には、まずは増額申請を検討されてはいかがでしょうか。カードローンの利用限度額はあとから増額が可能で、増額により適用金利が下がる可能性があります。

ただし、利用限度額の決定には、総量規制や年収などが大きく影響する点に注意が必要です。増額審査の際は、年収の増減や返済実績がポイントとなることを、押さえておきましょう。

なお、今利用しているカードローン会社で増額が難しい場合、他社でカードローンの借換えが利用できることがあります。

複数の借入れを、利用限度額を引上げたうえで別のカードローンへ借換える方法には、金利が下がる・管理しやすいといったメリットが期待できるでしょう。

現在契約しているカードローンの増額を検討している人は、りそなのカードローンで借換えも含めて検討してみてはいかがでしょうか。

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利用目的は「個人情報の取扱いについて個人情報の取扱いについて個人情報の取扱いについて個人情報の取扱いについて」よりご確認ください。

収入と支出のバランスを考えて計画的にご利用ください。借り過ぎにご注意ください。

本記事は2026年3月26日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。

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