退職金の預け先は?定期預金と投資、どっちがいい?
退職金を受け取ったら資金をどこに預ければいいか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。まとまった金額になるために、ただ単に預金しておくだけではもったいないかもしれません。なぜなら、退職後にゆとりある老後の生活を送るためにも、「資産を増やす」資産運用という選択肢もあるからです。
ご自身に合った「退職金(資産)の預け先」を正しく選択するためにも、定期預金か、それとも投資信託か、しっかりと検討しておく必要があります。ここでは退職金専用の定期預金や退職金向けの資産運用などについて紹介します。退職金の預け先を検討する際の参考にしてください。
退職金の基本的な預け先は銀行預金
退職金の預け先として、最もスタンダードなのは銀行への預金です。預金といっても、ただ単に普通預金に預け入れするだけでは、利息はそれほど期待できません。そのため、まとまった資金を預ける際には普通預金ではなく利息が少しでも多く付く定期預金に預けるのがよいでしょう。
定期預金は、預ける金額や期間によって金利が変わります。また、銀行によっても金利が異なるため、比較検討しながら自分の将来設計などを考慮し、選択することが重要です。
また、退職金の預け先には、定期預金以外に「投資」という選択肢もあります。投資と聞くと、「リスクがありそうで怖い」「やったことないからわからない」などといったイメージを持たれる方もいるでしょう。しかし、投資にもいろいろな種類があるため、退職金で受け取る全額すべてではなく、一部を投資に充てることも可能です。どのように退職金を増やすのが自分に合っているか、それぞれの特徴をみていきましょう。
大手銀行には退職者限定の「定期預金」コースも
大手銀行では、「退職金専用定期預金」を設けている場合があります。普通の定期預金よりも金利が高く設定されていることが多く、退職金の受け取り後から一定の期間内に預けることが条件となっていることがほとんどです。退職金の預け入れ金額には最低金額が設けられているなど一定の要件がありますが、普通預金や一般の定期預金よりも高い金利が適用される点は魅力といえます。
退職金専用定期預金のメリットと注意点
賢く退職金を増やすために、退職金専用定期預金のメリットと注意点を詳しくみていきましょう。
退職金専用定期預金のメリット
退職金専用定期預金の大きなメリットのひとつは、金利の高さです。りそなの場合、ご利用条件によって変わりますが、普通預金や一般的な定期預金と比べると、受取利息が格段に高くなります。預入れ期間は数ヵ月と1年以内であることが多く、専用定期預金の期間内は高い金利が選択されて、満期以降は通常の定期預金の金利が選択されます。
退職金専用定期預金の注意点
退職金専用定期預金の注意点のひとつは、取扱銀行が限られている点です。退職金専用定期預金は、どの銀行でも取り扱っているわけではないため、事前に確認しておきましょう。
退職金を「なるべく減らさない」ために、資産運用も視野に入れましょう
退職金を「なるべく減らさない」方法としてあげられるのが「資産運用」です。
退職以降は収入が減りますので、これまで貯めてきた資産を「取り崩す」というライフステージに入ります。預金のみであれば、預金金利はほぼゼロのため取り崩した分だけ資産は減る一方です。しかし、資産運用で安定的に増やしながら取り崩すことで、資産が減るスピードを遅くすることが期待できます。
注意すべき点として、資産運用には「元本保証」がないということです。場合によっては元本割れをすることもあります。そうしたリスクを最小限に抑えるために、プロに任せるのもひとつの手です。りそなでは主な投資方法として「ファンドラップ」と「投資信託」があります。それぞれの特徴を詳しくみてみましょう。
ファンドラップと投資信託
「ファンドラップ」と「投資信託」、そもそもどのように資金を運用する方法なのかを解説します。
ファンドラップ
ファンドラップとは、お客さまごとに違う投資の目的などを確認し、投資一任契約を結んで資産配分や投資先ファンドの選定、運用の状況報告など運用中の様々なサービスを提供するものです。詳細な投資の判断を運用の専門家がお客様の代わりとなって行いますので、投資がはじめてで知識がない方や、時間がない方、自分で運用するのは面倒と考えている方に向いています。
投資の経験がない人は、何にどれくらい投資すればよいか、まったく見当もつかないのが普通です。ファンドラップでは、お客さまそれぞれのご要望を伺いながら、お客さまが取れるリスク水準を判定し、それに応じた最適な資産配分が提示されます。また、運用期間中のお客さまの資産の運用や管理をおまかせいただけますので、投資がはじめての方でも安心してはじめることができます。
- ※りそなファンドラップに関するご注意事項はこちら
投資信託
ファンドラップと投資信託の違い
投資先を専門家に任せるという点ではどちらも似ていますが、ファンドラップはお客さまと投資運用会社が投資一任契約を結び、資産運用から管理までの一連の「サービス」を提供するものであり、投資信託はたくさんある中から自分で選び購入する「商品」であるという点が大きく異なります。
ファンドラップの場合は、資産配分やファンドの選定までプロに任せることができますが、投資信託は世の中に購入できる商品が数千種類ありますので、自分で商品を選び、また何をどのぐらい購入するかについても、自分で判断を行う必要があります。
専門家にすべてをおまかせしたい方はファンドラップを、資産の運用・管理をご自身で決めたい方は投資信託を選ぶのが良いでしょう。
攻めと守りのバランスが一体化した「退職金運用コース」
ここまで、「ファンドラップ」「投資信託」をご紹介しましたが、「ファンドラップも投資信託も、はじめてで不安…」「何を選べばよいか自分では判断しづらい」と、お困りの方もいらっしゃることでしょう。
りそなでは、攻めと守りをバランスよく組み合わせたプランを用意しています。「円定期預金」で絶対に残したい資金を守り、余裕のある資金は「投資信託」「ファンドラップ」で攻めて増やす退職金コースです。
具体的に退職金がどれぐらい見込めて、すぐに使い道が決まっている金額や、当面は使わない資金を割り出し、守りと攻めの割合をシミュレーションしてみましょう。
信頼できる資産運用のプロに相談を
退職金に関する細かな計算は手間がかかりますし、面倒に感じる方は資産運用のプロに相談することをおすすめします。りそなの窓口では、一人一人のご要望に沿って、お話を伺いながら最適な退職金の運用方法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
りそなにはうれしい特典も
りそなでは、口座がない方でも無料で退職金の増やし方などを相談いただけます。店舗によっては、土・日・祝日や17時以降も営業していますので、平日はなかなか時間がとりづらい方も、ご予定に合わせてお近くの店舗へお越しください。
また、りそなでは、お取引きを通じてポイントがたまる「りそなクラブ・関西みらいクラブ」を提供しています。「投資信託やファンドラップのご購入・ご契約」「投資信託やファンドラップの保有」などでクラブポイントがたまり、たまったポイントは、T-POINT、楽天ポイント、nanacoポイント、waonポイントなど、好きなポイントに交換ができるほか、キャッシュバックも可能です。利用するほどにお得になるサービスなので、老後の暮らしを賢く送りたい方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
退職金の基本的な預け先は銀行の預金ですが、定期預金以外にも「退職金専用定期預金」という選択肢があることがおわかりいただけたかと思います。また、貯蓄という方法だけではなく投資によって「資産を増やす」という考え方もありますので、今回ご紹介したメリットや注意点を参考に、比較検討してみてはいかがでしょうか。
老後の大事な資産を預けることになるため、できるだけリスクを避け、ご自身に合った退職金の活用方法をお探しください。
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本記事は2021年8月27日の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。
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