子どもの銀行口座を開設するメリットは?開設時に必要なものや流れ

公開日:2023/01/17
更新日:2026/03/05

子どもの銀行口座を開設するメリットは?開設時に必要なものや流れ

子どものお金の管理について悩む方のなかには、「お祝い金やお年玉はどう管理する?」「子どもの口座開設は金融教育に役立つ?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。

子ども名義の銀行口座を開設することは、子どもにかかるお金を分けて管理したり、子どもの金融教育をしたりできるメリットがあります。

ただし、長期間放置すると休眠預金扱いになることや、場合によっては贈与税が発生することに注意が必要です。

今回は、親と子どもそれぞれの立場から子ども名義の銀行口座を開設するメリットについて解説します。

また、子どもの銀行口座を開設する際の注意点やおすすめのタイミング、口座開設の流れなども紹介するので、銀行口座の開設を考えている方は参考にしてください。

私が書きました
主なキャリア

証券会社、銀行、保険会社など金融機関での勤務を経てFP事務所開業。より豊かに自分らしく生きるためには、「お金と向き合うこと」が大切との想いから、相談・執筆・講師として活動。知識だけでない経験を踏まえたアドバイス、そしてサポートを提供。

  • りそなグループが監修しています

子ども名義の銀行口座を開設するメリット

子ども名義の銀行口座を開設することは、親にも子どもにもメリットがあります。ここでは、それぞれの立場からのメリットを見てみましょう。

親目線でのメリット

親目線でのメリットは、次の3つです。

教育資金などを分けて管理できる

子どもの教育資金は、幼稚園から大学まですべて公立の場合でも、1,000万円以上かかる場合があります。私立学校への進学や習い事、塾などを含めると、さらに多くの費用が必要です。

しかし、頻繁にお金が動く生活費用の銀行口座で、教育資金もまとめて管理するのは難しく、「思ったよりも教育資金をためられていなかった」という事態に陥ることも考えられます。

日々の食費や光熱費、交際費などと混在すると、教育資金として確保していたつもりのお金が、いつの間にかほかの用途に使ってしまうこともあるかもしれません。

子ども名義の銀行口座があれば、子どものお金を生活費と分けて管理できるため、不足額などを確認しながら家計をやりくりしやすくなります。

入出金の制限がない

学資保険は、原則として中途解約できないため、一度加入すると簡単にお金を引き出せなくなります。

普通預金などの銀行口座であれば、教育資金などを分けて管理しつつ、いつでもお金を引き出すことが可能です。例えば、予定していなかった塾の講習費用や急に必要になった教材費、受験費用などにもすぐに対応できます。

また、まとまった資金を利率の良い定期預金に預け替える、ほかの金融商品へ切り替えるなど、柔軟な対応ができる点もメリットといえるでしょう。

金融教育ができる

金融教育とは、お金の働きの理解を通じて、主体的に生きていくうえで必要な知識・判断力などを身につけるための教育のことをいいます。

子どもがある程度成長したときに、子ども名義の銀行口座の存在を共有することで、金融教育のきっかけが生まれるでしょう。

それまでどのように親がお金をためてきたかを伝えたり、今後どのようにお金を使うかを話し合ったりしてみてください。

例えば、「毎月少しずつためて、10年でこれだけの金額になった」という事実を知ることは、計画的な貯蓄の重要性を学ぶ貴重な機会です。

早い段階からお金と向き合う経験は、子どもの将来の経済的自立を支える土台となるでしょう。

子ども目線でのメリット

子ども目線でのメリットは、次の2つです。

お金の使い方を意識できる

子どもが自分専用の銀行口座を持つことで、「自分が管理しなければならないお金」という意識が芽生えます。本当に必要なものや欲しいものを、よく考えて選択できるようになるのがメリットです。

例えば、お年玉やお小遣いを口座にためていくなかで「今使うか、あとで使うか」という選択をする場面が出てきます。このような経験を重ねると衝動買いを抑え、計画的にお金を使う習慣が身に付くでしょう。

また、いつもより高価なものが欲しいと思ったときは、まとまったお金がないと買えないことに気付き、お金をためる大切さも学べます。

「ゲーム機を買うには、あと3ヵ月間お小遣いをためる必要がある」といった具体的な目標ができると、我慢や計画を立てることの重要性を実感できるでしょう。

金融の仕組みがわかる

子どもは自分の銀行口座の動きを見たり、実際に自分でお金を出し入れしたりするうちに、次のような疑問を持つかもしれません。

  • なぜ預金に利息が付くのか
  • なぜ出金時に手数料がかかるのか
  • キャッシュカードや通帳をなくしたらどうするのか

「銀行は預かったお金を企業などに貸して、その利息の一部を預金者に還元している」という説明をするとしましょう。このような説明を通じて、子どもはお金が社会のなかでどのように循環しているかを知ることができます。

さらに、通帳記入のほか、オンラインバンキングの利用を通じて、デジタル時代のお金の管理方法に触れることも可能です。

子ども名義の銀行口座について気を付けたい3つのこと

子ども名義の銀行口座を開設するうえで、次の3点に気を付けましょう。

1.長期間放置すると休眠預金扱いになる

銀行口座に最後に入出金してから10年以上放置すると、「休眠預金」として扱われてしまいます。

休眠預金になるとATMでは出金できないため、金融機関にキャッシュカードや本人確認書類などを持参のうえ、手続きをしなければなりません。

休眠預金と認定されないよう、子ども名義の銀行口座を開設したら、定期的に入出金しましょう。

2.ケースによっては贈与税がかかる

子ども名義の銀行口座を開設し、子どものためにお金をためていく場合、贈与税に注意が必要です。

親がためたお金を子どもに贈与する場合、1月1日~12月31日までの1年間で子ども一人当たりの贈与額が110万円を超えると、贈与税の対象となることを覚えておきましょう。

3.成人すると口座の管理権限が子どもに移る

子どもが18歳未満の場合は、父親や母親などが親権者(法定代理人)として口座の入出金を自由に行えますが、成人後は原則として本人のみが管理権限を持ちます。

そのため、成人後に親が子ども名義の口座から入出金する場合は、本人の委任状が必要です。

たとえ教育資金として親がためてきたお金であっても、大学の入学金や授業料を引き出す際には、原則として毎回子ども本人が手続きをしなければなりません。

子ども名義の口座で教育資金を準備する際は、成人後の管理方法についてもあらかじめ親子で話し合っておくことが大切です。

子ども名義の銀行口座はいつ開設する?
おすすめ3つのタイミング

子ども名義の銀行口座を開設するタイミングに正解はありません。しかし、家庭の状況や教育方針に応じて、適したタイミングがいくつかあります。

ここでは、子どもの銀行口座を開設する一般的な3つのタイミングとそれぞれのメリットを解説します。

【出生時】
祝い金やお年玉の管理を目的に

子どもが生まれると、出産祝いやお年玉など、将来的に子ども本人のために使うお金をいただく機会が増えます。

そのため、これらの資金を親が一時的に預かり、子ども名義で管理する口座を早めに用意しておくと、使途や残高を把握しやすくなります。

また、教育資金については、親が管理主体となり、できるだけ早い段階から積み立てをはじめることで、長期的に余裕をもった資金計画を立てることが可能です。

【小学校入学前後】
お金の教育をはじめるタイミングに

お金の使い方を学びはじめる時期に、子ども名義の口座を持たせることで「自分のお金」という意識が芽生えます。子どもは自分専用の口座があると、お金をためる楽しさや大切さを実感しやすくなるでしょう。

お年玉やお小遣いを銀行に預ける、一緒に記帳するといった経験は、お金の流れを実感しながら貯金習慣や計画性を育てるのに役立ちます。

【中学校~高校入学時】
お小遣い管理による自立支援を目的に

金銭感覚がより具体的になり、将来の進路についても考えはじめる時期です。このタイミングで口座を開設し、子ども自身にお金の管理を任せると、より実践的な金融教育ができます。

キャッシュカード付きの口座を活用すれば、現金管理やATM操作を学べるでしょう。また、銀行アプリで残高確認や入出金履歴をチェックする習慣をつけると、デジタル時代の金銭管理スキルも身に付けられます。

親が入出金を見守りながら、少額から自主的に使い道を考えさせることで、金銭感覚や責任感が養われるでしょう。

子ども名義の銀行口座開設の流れや必要なものは?

子ども名義の銀行口座開設の流れを、3ステップで紹介します。

(1)必要書類などを準備する

子ども名義の銀行口座を開設する場合は、次のものを準備しましょう。
本人確認書類として認められるものや、何種類提示する必要があるかなどは金融機関によって異なるため、あらかじめ確認しておく必要があります。

必要書類等 具体例
子どもの本人確認書類
  • マイナンバーカード

など

親権者の本人確認書類
  • マイナンバーカード
  • 運転免許証

など

親権者であることを証明できる書類
  • 母子健康手帳

など

銀行に届け出る印鑑 シャチハタ等は使用できません
現金(※すぐに入金したい場合)
(2)親権者(法定代理人)が銀行窓口へ行く
子どもの父親や母親など、親権者が(1)の必要書類などを持って銀行窓口へ行きましょう。事前に来店予約が可能な場合は、予約しておくことでスムーズにお手続きいただけます。なお、子ども名義の銀行口座でも、インターネット上で開設手続きができるケースもあります。
(3)必要情報を記入・必要書類などを提出する
申込書に必要情報を記入し、(1)の必要書類などとともに窓口に提出しましょう。その場でキャッシュカードを受け取れば、手続きは完了です。

りそなで子どもの口座開設をしよう!

りそなでは、中学生以下の子どもの口座を開設したい場合、原則として親権者(法定代理人)による手続きが可能です。それ以外の未成年者は、本人による手続きをお願いしています。

教育資金をためるため、または金融教育のために銀行口座を開設するなら、インターネットバンキングの利用可否やATMの数など、利便性で金融機関を選びましょう。りそなであれば、りそなグループアプリを使った残高照会や、コンビニエンスストアのATMでの入出金などが可能です。

また、家族でりそな口座をお持ちの場合、家族サービス「ふぁみりそな」に登録することができ、次のような特典を受けることができます。

  • ポイント還元率10%アップ
  • 家族全員の手数料がおトクに
    • 家族登録者の中にりそなクラブのステータスがルビー以上の方がいると、全員最も高いステータスとなり、手数料がおトクになります。
  • 家族間で貯めたポイントをプレゼントすることが可能

子どもの口座を開く際は、ぜひりそなを検討してみてください。

まとめ

以下のようなメリットがある子ども名義の銀行口座は、早い段階で開設しておくのがおすすめです。

親目線でのメリット
  • 教育資金などを分けて管理できる
  • 入出金の制限がない
  • 金融教育ができる
子ども目線でのメリット
  • お金の使い方を意識できる
  • 銀行の仕組みがわかる

子ども名義の銀行口座を開設したら、休眠預金と認定されないよう定期的に利用しましょう。

りそなでは、店舗窓口で直接口座開設手続きをすると、その場でキャッシュカードを受け取れます。スムーズに手続きを進めるために、来店予約をするのがおすすめです。

なお、運転免許証やマイナンバーカードを持っている15歳以上の方なら、口座開設アプリでの口座開設も可能です。

条件を満たさない子どもの口座開設は、窓口での手続きが必要となるため、まずはお近くにあるりそなの店舗を探してみてください。

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※カードがお手元に届くまで、
約2週間ほどかかります。

本記事は2026年3月5日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。

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