子どものためにどれくらい貯金する?教育費や貯金方法を知って早めに貯金をはじめよう

公開日:2020/03/30
更新日:2026/03/26

子どものためにどれくらい貯金する?教育費や貯金方法を知って早めに貯金をはじめよう

子育てには教育費や食費、被服費、医療費など、さまざまな費用がかかります。特に教育費の負担は大きく、進路によっては幼稚園から大学卒業まで2,000万円以上が必要になる可能性もあり、どのように資金を用意していくかが課題です。

子どものために資金を用意するなら、必要な資金の目安を知ることからはじめましょう。必要な資金と現在の資産、今後の収入などをふまえると、最適な貯金方法が見えてくるはずです。

ここでは、国公立・私立の幼稚園から大学卒業までにかかる費用、貯金の方法、注意点などを解説します。

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幼稚園から大学まで!気になる子どもの教育費

幼稚園から大学卒業までの教育費は、「国公立に通うか」「私立に通うか」で大きく異なります。以下は、文部科学省の調査などをもとに、公立と私立それぞれにかかる学校種別ごとの教育費をまとめた表です。

公立 私立
幼稚園 532,177円 1,038,087円
小学校 2,197,261円 10,457,700円
中学校 1,626,133円 4,671,589円
高等学校 1,784,895円 3,521,361円
大学 2,425,200円 5,186,942円
合計 8,565,666円 24,875,679円

幼稚園から大学まですべて公立校に通った場合は861万3,944円、すべて私立に通った場合は2,489万6,912円の教育費がかかります。子どもの進路次第で教育費は大きく変わってくるといえるでしょう。

仮に、幼稚園を私立、小中高を公立、大学を私立に通った場合、1,183万3,318円かかります。進路の選択肢を考えながら、費用を具体的にイメージすることが大切です。

子育てにかかる費用は教育費だけではない

子育て費用といえば教育費が代表的ですが、子育てにはそのほかにもさまざまな費用がかかります。

食費や被服費、生活用品費、医療費、保険、などの費用も考慮したうえで、計画的な貯蓄が必要です。さらに、大学進学を機に一人暮らしをはじめる場合は、家賃や電気代、水道代などが加わり、費用負担が大きく増える可能性もあります。

国立成育医療研究センターの調査によると、第一子にかかる0歳から18歳(高校3年生)までの子育て費用は約2,170万円です。子どもがどのような進路をとるかを予測し、余裕を持って貯蓄しておきましょう。

子どものために計画的に貯金しよう!毎月の貯金額の目安は?

家族の教育方針や子どもの希望によって、必要となる教育費は異なってきます。また、生活スタイルによっても、世帯ごとに貯金額は変わってくるでしょう。

子育て世代の平均資産額

金融経済教育推進機構の「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」によると、世帯主の年齢別にみた金融資産保有額は以下のとおりです。

世帯主の年齢別にみた金融資産保有額(金融資産保有世帯)

世帯主の年齢 金融資産保有額
平均値 中央値
20代 508万円 185万円
30代 909万円 360万円
40代 1,293万円 520万円

平均値は高所得世帯によって押し上げられ、実態に合わない場合があります。参考にする場合、中央値を確認しましょう。

毎月の貯金額は「子どもの年齢と自分の年齢」から考える

子育て世代といっても、20代からはじまる人もいれば、50代で子育てのピークという人もいます。そのため、用意しておきたい教育費の目安として年齢別の資産額の平均値を参考にすると、教育費が足りなくなる可能性があります。

そこで、毎月の貯金額は子どもの年齢と自分の年齢から考えるのがおすすめです。現在の年齢ではなく、子どもが15歳や18歳になるときに「どれくらいお金がかかるのか」といった視点で資金計画を立ててみましょう。

本記事で紹介している必要な教育費の目安を参考に、あと何年でいくら貯金が必要かを把握できれば、毎月の貯金額を逆算できます。一般的に、子どもの年齢が上がるほど必要な教育費・養育費が増えていくため、子どもが幼いうちから貯金しておくのがおすすめです。

教育費はどうやって用意する?

それでは、子どもの教育費を用意するためにはどうしたらよいでしょう。その方法を紹介します。

毎月の給料からためる

教育費を目的とした貯蓄用口座を作り、積み立てる金額を決めて、毎月の給料から決まった額を貯金するのが最も確実といえます。高校進学や大学進学に必要な費用を目標として計画的に貯金することがおすすめです。

児童手当からためる

子どもが高等学校を卒業するまで、2ヵ月ごとに、市区町村から児童手当が支給されます。支給額は3歳未満の場合月額1.5万円(第3子以降は3万円)、3歳から高校生までは月額1万円(第3子以降は3万円)です。

児童手当の支給対象者は、児童(0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子)を養育している方です。

第3子以降の児童手当支給額は第1子、第2子よりも増加しますが、「第3子以降」としてカウントする子どもの対象年齢は22歳(年度末時点)までです。子どもが3人以上いても、年度末時点で22歳を超える者は「第3子以降」のカウントに含まれないため注意が必要です。

児童手当をすべて子どものためにためることができれば、総額で約230万円になります。可能な範囲で貯金に回して、高校や大学進学に向けて準備するのがおすすめです。

教育ローン・奨学金制度を利用する

教育費が十分に貯まっていない場合や、予想以上に教育費が必要になった場合、教育ローンや奨学金制度を利用する方法があります。

教育ローンと奨学金、それぞれ「教育費を借りる」という点では同じですが、下記のような違いがあります。

横スクロールできます。

国の教育ローン 民間の教育ローン 奨学金
(日本学生支援機構)
借主 保護者 保護者 子ども
受取り方 一括での受取り 一括、もしくは分割 在学中に分割
返済開始期間 借りた翌月から 借りた翌月から 卒業後
最大返済期間

最長15~18年

  • 世帯年収や子どもの人数によって異なる

最長10~20年

  • 金融機関によって異なる
最長20年
金利 固定金利
2026年1月現在、3.15%
金融機関によって異なるが、奨学金や国の教育ローンよりも高い傾向にある。 第一種奨学金:条件付きで無利子
第二種奨学金:固定金利・変動金利から選択、年3.0%が上限

それぞれの制度に特長があるので、金利だけで選ぶのではなく、借りる際の窓口やその後の使い勝手、利便性も踏まえて検討するのが望ましいでしょう。

学資保険に加入する

学資保険は、教育費積み立てを目的とした貯蓄型保険です。教育費を積み立てるだけでなく、契約者が死亡したり、高度障害状態になった場合、以降の保険料が免除されるという特徴もあります。また、掛金は生命保険料控除の対象です。

教育費を受取るタイミングや月々の保険料、保険料の払込期間などは、保険商品により異なります。教育費を準備しつつ、もしものときに備えたい方は、学資保険を活用しましょう。

NISAを利用する

NISA(少額投資非課税制度)を活用して投資しながら教育費をためる方法もあります。NISAを活用すれば、運用益非課税で、最大1,800万円まで投資可能です。

ただし、投資にはリスクがあるため、教育費のすべてをNISAで賄おうとするのはおすすめできません。家計のリスク許容度をふまえて投資額・投資先を決定しましょう。

子どものために貯金するときの注意点

子どものために貯金する際に気を付けたいポイントを3つ解説します。

贈与税がかかる場合がある

「子どものための貯金に贈与税が発生するのではないか」と不安に思う方もいるかもしれません。以下より解説します。

親から子への贈与は贈与税の課税対象ですが、年間110万円の非課税枠の範囲内であれば課税されず、申告の必要もありません。しかし、110万円を超える場合には、超えた分に対して贈与税がかかります。例えば、200万円の贈与があった場合には、差し引き90万円に10%の贈与税が課されます。

日常生活費やお祝い金、お年玉など金額が少額であれば、贈与税は発生しません。しかし、「社会通念上相当と認められる」金額を超える場合には贈与税の対象となる場合があります。

お祝い金やお年玉は子ども名義の子どもの貯金として、教育費は親名義の口座で生活費と区別して管理することをおすすめします。子ども名義の口座については、子どもの幼少期には親子で話し合いながら、お年玉の入金や欲しいものを買うための出金をすると金銭教育にもなります。

成人し通帳や印鑑を子どもに渡した後は、親であっても口座の入出金はできなくなります。子ども名義の口座から大学の授業料など大きな金額を振り込む場合には、子どもの委任状が必要です。手続き上の不便さとともに、贈与とみなされないためにも教育資金は親名義の口座で準備することが適切と言えるでしょう。

なお、親から子へ非課税枠を超えて贈与する場合、受け取った子が贈与税の申告納付をすることになります。贈与税の支払いが遅れると、無申告加算税や遅れた期間分の延滞金が発生するので注意が必要です。

貯金用の口座を分ける

教育費を管理するには教育資金目的の口座を作ることがおすすめです。口座を分けることで、家計の貯金と子どものための貯金を明確に区別でき、管理しやすくなります。

子ども名義での口座管理は慎重に

子ども名義の口座は、子どもが成人すると、親であっても自由にお金の引出しや解約ができなくなります。子どものための教育費は親名義の口座で管理しましょう。

また、10年以上口座の入出金等の取引をしていない場合、休眠口座として扱われ、預入れた資金が民間公益活動に活用されます。子どもの口座を作って放置せず、定期的に入出金しておきましょう。

子どもの教育費におすすめ!りそなの「教育ローン」

子どものために貯金をしていても、必要な時までに十分にためられない場合や、子どもの進路によっては想定以上に費用がかかる場合もあります。そんな時におすすめなのが、りそなの教育ローンです。

りそなの教育ローンでは、まとめて借りられる「証書貸付タイプ」、こまめに借りることができる「当座貸越タイプ」の2つのタイプからご自分に合ったローンを選べます。
入学金や授業料だけでなく、部活動費や通学定期代など幅広い用途でご利用いただくことが可能です。

また、りそなで所定の住宅ローンを契約している場合、金利面でも優遇がありますので、ぜひご検討ください。

  • 関西みらい銀行は金利が異なりますので、詳細はホームページにてご確認ください。

まとめ

子育てには教育費や食費、被服費など、さまざまな面でお金が必要です。特に教育費の負担は大きく、進路によっては2,000万円以上もの資金が必要になります。

まずは、現在の資産状況を確認し、今後いつどれくらいの資金が必要になるのかを把握することが大切です。はやめに貯金をスタートさせることで、必要資金をより確保しやすくなります。

月々の貯金だけでは教育費に不安があるなら、ローンや保険、投資等も組み合わせるのがおすすめです。メリット・デメリットを比較しながら最適な手法を選択しましょう。

りそなの教育ローンは、合格前や入学後でも申込みでき、幅広い用途でご利用いただくことが可能です。りそなの「りそなグループアプリ」を利用すれば、返済状況や残高確認をいつでも確認できるため、資金管理の面でもメリットがあります。

りそなの教育ローンはWebから簡単にお申込み可能です。審査だけを先に行うこともできるため、教育ローンをご検討の方はぜひご利用ください。

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収入と支出のバランスを考えて計画的にご利用ください。借り過ぎにご注意ください。

本記事は2026年3月26日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。

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