高級レストランでスマートに支払いするには?マナーや注意ポイント
2024/09/30最終更新

高級レストランで食事を予定している方のなかには、「高級レストランにはどのようなマナーがある?」「支払いで気を付けるポイントは?」といった疑問を持つ方もいるかもしれません。
このコラムで述べる高級レストランとは、高品質の食材を使用し、洗練された料理とサービスを提供するお店を指します。上質な雰囲気とエレガントな内装を特徴とし、価格帯は一般的なレストランよりも高めです。
高級レストランには、服装やカトラリーの使い方などに関するマナーがあるため、気を付けなければなりません。支払方法はテーブル会計が主流ですが、食事をする相手によって会計時のマナーは異なります。
高級レストランを利用するときは、基本的なマナーに加え、支払いのマナーや、その流れをしっかり理解しておくことが重要です。この記事では、高級レストランでの基本的なマナー、支払いに関する基礎知識や流れ、シーン別の支払いマナーなどについて解説します。
- 私が書きました
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東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強をはじめる。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
- ※りそなグループが監修しています
高級レストラン3つの基本マナー

まずは、高級レストランで押さえておきたい基本的な3つのマナーについて見ていきましょう。
服装
高級レストランにはドレスコードを設けられていることが多く、スマートカジュアルやフォーマルな服装を求められます。
ドレスコードがない場合でも、男性はジャケットやネクタイを、女性はエレガントなドレスやブラウスを着用するのが好ましいでしょう。靴も清潔感のあるものを選ぶようにします。
ナプキン・カトラリー
ナプキンは食事中に口を拭くために使用するものです。注文を済ませたあとや飲み物が注がれたあと、大人数での食事の場合は乾杯後に、自分側に折り目がくるよう二つ折りにして膝にかけましょう。食事の途中に席を立つ場合は、ナプキンを軽くたたんで椅子の上に置き、食事が終わって席を立つ場合は、テーブルの上に簡単にたたんだ状態で置きます。
カトラリーは、コース料理の各皿に対して外側にあるものから順に使用するのが基本です。使い終わったカトラリーは、お皿の上に斜めに置きましょう。
飲み物
飲み物が注がれるときはグラスをテーブルに置いておき、手を添えないようにします。そして、ワインを飲む際は、グラスのステム(脚)を親指、人差し指、中指の3本で持ちましょう。
乾杯するときは、グラスを目線まで持ち上げる程度に留め、グラス同士をぶつけ合うことは控えます。
高級レストランでスマートに支払うための基礎知識

高級レストランでのマナーは、食事に関するものだけでなく、支払いに関しても押さえておきましょう。ここでは、高級レストランでスマートに支払うための基礎知識について解説します。
高級レストランではテーブル会計が主流
高級レストランでは、会計をテーブルで済ませるのが一般的です。テーブル会計は座ったままで支払いを済ませられるため、立ち上がってレジに行く必要はありません。食事相手との会話を途切れさせることなく、会計を済ませられます。
支払いは現金よりもクレジットカードのほうがスマート
高級レストランでの支払いに現金を利用しても問題はありません。ただし、クレジットカードを利用したほうがスマートな印象を与えられるでしょう。
現金の場合、お釣りのやり取りが必要になる場合があるため、会計に時間がかかることがあるかもしれません。その点、クレジットカードはカードを提示するだけで支払いが完了し、スムーズに会計を終えられます。
お会計(チェック)で慌てない!
高級レストランでの支払いの流れ
高級レストランで慌てずに会計を済ませるには、支払いの流れを知っておくことが大切です。ここからは、高級レストランでスムーズに支払うための実際の流れについて解説します。
1.スタッフにチェックの合図をする
スタッフと目が合ったら、軽く頷く、視線を送るなどして支払いの意志を伝えます。視線での合図が難しい場合は、手を軽く挙げてもよいでしょう。
2.明細書を確認する
スタッフがテーブルに明細書を持ってきたら、注文内容や金額を確認しましょう。高級レストランでは、サービス料が加算されることがあります。
サービス料とは、食事代金とは別に請求される料金で、お店のサービスに対する対価として支払うものです。サービス料は各レストランが独自に設定していますが、一般的には飲食代の10%~15%程度とされています。
海外では、サービスに満足した際にチップを支払うことがあります。チップの額は国によって異なりますが、総額の15%~25%が目安です。
3.支払いをする
スタッフにクレジットカードや現金を渡しましょう。クレジットカードの場合は、決済終了後にスタッフが持ってくるサイン用伝票に署名します。このとき、クレジットカードとお客さま用控えのレシートを忘れずに受け取ってください。
クレジットカードの多くは、利用金額に応じてポイントが還元されるポイントサービスがついており、高級レストランでの食事も通常のショッピングと同様に利用金額に応じてポイントが付与されます。付与されたポイントは、マイルや商品券への交換が可能です。カードの引落し時にキャッシュバックできるカードもあります。
お会計(チェック)の合図をするときに気を付けることは?
次に、スタッフに会計の合図をする際の注意ポイントについて見ていきましょう。
お会計時に指でバツをするジェスチャーは避ける
スタッフに会計の意志を伝える際、指でバツをするジェスチャーを使用することがあります。高級レストランではフォーマルな振る舞いが求められるため、このジェスチャーは避けたほうがよいでしょう。
レストランでは「おあいそ」という言い方はしない
飲食店での会計の際に「おあいそ(お愛想)」という言葉を使うことがあります。これは本来、店側が使用する言葉のため避けたほうがよいでしょう。
スタッフが近くにいる場合は、「お会計お願いします」「チェックをお願いします」などと声をかけるのが適切です。その際、大きな声は出さず、落ち着いたトーンで丁寧に伝えましょう。
【シーン別】高級レストランでの支払方法
ここでは、3つのシーン別に高級レストランでの支払方法について紹介します。ただし、ここで紹介する支払方法はあくまでも一例であり、レストランや同伴者との関係などによって異なることを理解しておきましょう。
◆取引先を接待するとき
取引先を接待する際は、相手に気を遣わせないように、さり気なく支払いを済ませるのがポイントです。予約の際に、テーブル会計か会計カウンターでの支払いになるかを確認しておくとよいでしょう。
たとえテーブル会計であっても、取引先との接待であることを伝えれば、見えないところで会計を済ませられるように対応してもらえます。
◆親しい人と会食するとき
親しい人との会食では、会計の際にそれぞれが支払いを済ませるのではなく、1人がまとめて支払い、レストランを出たあとに精算しましょう。別々に支払うと会計に時間がかかり、スタッフの手を煩わせてしまいます。
◆デートのとき
高級レストランのようなフォーマルな場ではレディーファーストが基本ですが、必ずしも男性が支払うという決まりはありません。女性が支払いを申出ても問題はなく、状況に応じて割り勘にすることもあるでしょう。
どちらか一方がご馳走する場合は、相手が御手洗いに行くなど席を立ったタイミングで支払いを済ませるとスマートです。このような場合も、現金より短時間で支払いを済ませられるクレジットカードのほうが便利でしょう。
領収書をもらう場合は名刺を渡しておく
領収書が必要な場合は、入店時や会計時に名刺をスタッフに渡しておくと、会計処理がスムーズに進みます。このとき、宛名や但し書きも忘れずに伝えておきましょう。
現金払いでは小銭は控える
現金で支払う場合は、小銭の使用を控えるのがマナーです。小銭を数えるのはスタッフにとって負担になるため、紙幣で支払いましょう。クレジットカードを利用すればお釣りのやり取りがなく、支払いがスムーズです。
高級レストランでクレジットカードを使用する際の注意ポイント
最後に、高級レストランでクレジットカードを使用する際の注意ポイントを解説します。
有効期限や利用限度額を確認する
クレジットカードを使用するときは、事前に有効期限が切れていないか確認しておきましょう。高級レストランの会計は高額になる可能性があるため、カードの利用限度額に十分余裕があることを確認しておくことが大切です。
テーブル会計のときはクレジットカードを伝票ホルダーに挟む
クレジットカードで支払いをするとき、スタッフに直接カードを渡すことはマナー違反になる場合があります。
高級レストランでは通常、伝票ホルダーのなかに会計伝票が入っています。クレジットカードをスタッフに渡すときは、伝票ホルダーに挟んで渡しましょう。
まとめ
高級レストランを利用するときは、ドレスコードに合った服装、ナプキンやカトラリーの使い方などに気を付けることが大切です。支払いのマナーにも気を配ることで、一緒に過ごす人たちとより素敵な時間を楽しめるでしょう。
高級レストランではテーブル会計が一般的です。現金を使用しても問題はありませんが、スタッフが小銭を数える手間や、お釣りのやり取りにかかる時間を考慮し、クレジットカードを利用したほうがよいでしょう。
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