海外旅行でのクレジットカードのメリットとは?注意点も解説!
2022/09/05最終更新
みなさんは海外旅行にクレジットカードを持っていくメリットについてどの程度ご存じでしょうか?
クレジットカードには支払い以外にも知っておくと便利な機能やサービスがたくさんあります。この記事では、クレジットカードを海外で使うメリットと注意点を解説します。
海外旅行でクレジットカードを使うメリット
海外でクレジットカードを使う主なメリットは6つあります。海外旅行をより良いものにするためのクレジットカードのメリットについてご紹介します。
海外旅行でクレジットカードを使う6つのメリット
- メリット① 手持ちの現金が最低限で済む
- メリット② 補償制度がある
- メリット③ 手数料を抑えることができる
- メリット④ 海外旅行傷害保険がある
- メリット⑤ 空港ラウンジを利用できる
- メリット⑥ 現地のATMでキャッシングできる
メリット① 手持ちの現金が最低限で済む
海外は日本より情勢が不安定な国も多く、スリなどの窃盗被害が多発しています。特に旅行客はスリグループに目を付けられやすく、盗難被害に遭いやすい傾向にあります。現金の盗難に遭い、手持ちの資金がなくなってしまうと旅行どころではなくなってしまいます。
その点、メインの支払いをクレジットカードにすれば、現金は必要最低限で済ませることができ、万が一盗難に遭った場合でもその被害を最小限に抑えることができます。また、クレジットカードは紛失した場合に第三者にカードを不正利用されないよう電話やインターネットで即時にカードの機能を止めることができるうえ、不正利用についての補償制度もあるので安心・安全です。
メリット② 補償制度がある
クレジットカードには補償制度があります。万が一、カードを盗難紛失されて不正利用された場合、申告期限内にカード会社へ申告して不正利用であることが認められれば、そのお金が戻ってきます。
一方、現金にはもちろん補償制度がありません。海外旅行で現金をなくして見つからなかった場合、残念ながらその現金は戻ってきません。
補償内容や適用条件はクレジットカード会社によって異なるため、会員規約などで事前に確認しておきましょう。
メリット③ 手数料を抑えることができる
外貨両替する場合、両替手数料がかかります。出発前または現地到着時に日本円から現地通貨へ両替し、帰国後には現地通貨から日本円に両替するため、両替手数料を2回支払わなければなりません。
クレジットカードで支払う場合も事務手数料(※)がかかりますが、基本的に両替手数料を2回支払うよりも手数料を抑えることができます。
さらに、クレジットカードを使えばポイントもたまります。海外利用分についてはポイントが倍付になることもあるので、現金よりさらにおトクになる場合があります。
(※)事務手数料とは、カード会社が海外利用店へ料金を支払う際に、日本円から現地通貨に換算するための事務処理コストです。
メリット④ 海外旅行傷害保険がある
多くのクレジットカードには海外旅行傷害保険(※適用条件あり)が付帯されています。
海外で事故に遭い病院に行くことになった場合、健康保険が適用されないため全額が自己負担となります。しかし、海外の医療費は日本より高額で想像をはるかに超える出費となる場合があります。
このような万が一の場合も、クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険があれば安心です。
なお、クレジットカードの付帯保険には「自動付帯」と「利用付帯」があります。
「自動付帯」とは、カードを持っているだけで自動的に適用される保険を指します。「利用付帯」とは、旅行代金などをクレジットカードで支払った場合にのみ適用される保険を指します。
けがをしたので保険金を申請したところ、「利用付帯」だったので適用されなかったという事態にならないよう、持っているカードが「自動付帯」「利用付帯」のどちらなのかを事前に確認しておきましょう。
メリット⑤ 空港ラウンジを利用できる
ゴールドやプラチナなどの上位グレードのカードを持っていれば国内空港ラウンジを無料で利用できます。
海外旅行に行く際、時間に余裕をもって空港に到着したものの、搭乗時間まで時間を持て余すということがあります。そういった場合、空港ラウンジを利用すればフリードリンクや軽食、Wi-Fiなどが完備されている環境で搭乗までの時間を快適に過ごすことができます。
メリット⑥ 現地のATMでキャッシングできる
手持ちの現金がなくなったけど現金が必要という場合に役立つのが海外キャッシングです。
持っているカードと同じマークのついたATMで現金を引き出すことができます。
横スクロールできます。
Visa | Mastercard® | JCB | |||
---|---|---|---|---|---|
Visa |
PLUS |
Mastercard |
Cirrus |
JCB |
Cirrus |
便利な海外キャッシングですが、海外のATMは言語も違うし、使い方がわからなくて不安という方は事前にATMの操作方法をチェックしておきましょう。
なお、海外キャッシングは海外キャッシング枠がなければ利用することができません。旅行に行く前には持っているクレジットカードに海外キャッシング枠が「付与されているか」、また「利用可能枠がどれくらい残っているか」を必ず確認するようにしましょう。
また、海外キャッシングを利用する際には利息やATM手数料がかかります。利率などの貸付条件は、カード会社のホームページやカードに同封されている会員規約などで確認することができます。旅行でキャッシングを利用する際は、貸付条件を事前に確認し、使い過ぎには注意しましょう。
海外でクレジットカードを使う際の注意点
海外旅行中だからこそ注意しなくてはいけないことがあります。ここでは、海外旅行でクレジットカードを使う際の注意点をご紹介します。
旅行中の利用明細を把握しておく
旅行中は、会員専用のWEBサイトでこまめに利用明細を確認するようにしましょう。
近年、スキミングというクレジットカード情報を盗み取り不正に利用する犯罪が急増しています。海外旅行中も同様で、クレジットカードで支払った際にお店の人にカード情報を盗まれて不正利用される危険性があります。明細をこまめにチェックして、万が一不審な点があった場合には、早急にカード会社へ連絡しましょう。
事前に限度額を確認しておく
クレジットカードには限度額があり、基本的に限度額を超えて利用することはできません。
宿泊費や食費など多くの支払いをクレジットカードにすると、限度額を超えてしまう可能性があります。その場合、お店でカードを提示したにもかかわらず、カードで支払いができずに恥ずかしい思いをしてしまうことも。最悪、旅行中にお金が足りなくなってしまうケースも考えられます。
そうならないためにも、旅行前には限度額を確認し、最低限必要となる現金も持ち歩くようにしましょう。
紛失に備えて「カード番号」「カード会社の連絡先」を控えておく
海外でクレジットカードを紛失した場合、早急にカード会社へ連絡しカードの利用停止手続きを行う必要があります。そのため、「カード番号」「カード会社の連絡先」を必ず控えておくようにしましょう。海外から日本に電話する際は国際電話となるため、国際電話のかけ方についても事前に確認しておくと安心です。
カード会社によっては会員専用のWEBサイトから手続きできる場合もあるので、そちらも事前に確認しておきましょう。
ブランドが異なるカードを2枚持っていく
クレジットカードには、Visa、Mastercard、JCBといったブランドがあり、場所やお店によって使えるブランドが異なります。すべてのブランドのカードを使えるお店もあれば、一部のブランドのカードしか使うことができないお店もあります。
クレジットカードを使おうと思ったら、日本から持ってきたブランドのカードはそのお店では使えなかったということが起きるかもしれません。不安な方はブランドが異なるカードを2枚持っていく方が良いでしょう。
また、紛失した場合に備えるという観点からもクレジットカードを2枚持っていくことをおすすめします。
海外ではクレジットカードを持っているのが当たり前!?
今やクレジットカードを常に持ち歩くということはグローバルスタンダードになりつつあり、次のような場面でクレジットカードが必要となることがあります。
ホテルで提示を求められる
海外旅行に行くと、宿泊先でクレジットカードの提示を求められることがあります。これは、クレジットカードを持っているかどうかで宿泊者の支払い能力を確認することを目的としています。
クレジットカードを提示できないと、多額の現金をデポジットとして預けるように要求される場合もあります。
現金は厳禁
海外は日本とは異なり偽札が多く出回っていたりすることから信用性の高いキャッシュレス決済が好まれる傾向にあります。国によってはキャッシュレス比率が9割近いところもあり、現金で支払おうとすると嫌な顔をされたり、断られたりするケースもあるようです。
また、近年日本ではさまざまなキャッシュレス決済が普及しつつありますが、海外においても同様でキャッシュレス決済を国家プロジェクトとして推進している国もあります。しかし、海外旅行に行くためにわざわざ渡航先独自のキャッシュレス決済を使えるようにするという人は少ないでしょう。渡航先独自の決済方法に対応することができないのであれば、クレジットカードを利用するというのが現実的ではないでしょうか。
海外旅行向けのクレジットカードの選び方
それでは、海外旅行に持っていくクレジットカードの選び方をご紹介します。
国際ブランドで選ぶ
国際ブランドには、Visa、Mastercard、JCBなどがあります。それぞれのブランドの特徴は以下の通りです。
Visa
Visaはネットワークを強みとしており、全世界200以上の国と地域で使うことができる知名度・世界シェアNo.1の国際ブランドです。海外旅行に持っていく1枚目のカードとしてはVisaを選ぶ人が多いのではないでしょうか。
Mastercard
Mastercardは、世界約9,000万の店舗*で利用でき、210ヵ所以上の国や地域*のATMで海外キャッシングできる国際ブランドです。各国で開催される様々なイベントで「PRICELESSな体験」ができる会員限定のサービスを提供しています。
- *出典元: Mastercard Governance Update May 2022
JCB
JCBでは海外の主要都市に「JCBプラザ」というサービス窓口を設置しており、JCB加盟店のご予約や観光に関するお問い合わせをJCBプラザ・スタッフが日本語で承ります。
このようにブランドによって特長が異なるので、例えば1枚目はどこでも使えるVisa、2枚目はサポート充実のJCBなど2枚持ちしてその時々で使い分けるのもおすすめです。
付帯サービスから選ぶ
海外旅行で使えるクレジットカード定番の付帯サービスといえば空港ラウンジサービスですが、実はそれ以外にもクレジットカードには海外旅行で使えるいろいろなサービスが付帯されているのをご存じですか?
ホテルやパッケージツアー、レンタカーなどを優待価格で予約できたり、困ったときに電話でサポートしてくれるサービスがあったりと、カード会社ごとにさまざまなサービスを用意しています。
また、カード会社によってはプラチナやブラックといったゴールドよりランクの高いカードを取り扱っています。ランクの高いカードであれば、より高いグレードの空港ラウンジを利用できたり、一般カードやゴールドカードには付帯されていない特別なサービスなどが用意されていたりする場合もあります。
どこの国に行くのか、渡航先で何をしたいのか、どのようなサービスがあると便利かなど、イメージしながら自分にあったカードを選んでみてください。
海外旅行におすすめのりそなクレジットカードのご紹介
手前みそですが、ここで海外旅行におすすめのりそなクレジットカードをご紹介します。
おすすめのカードは、りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉VISAです!
一般カード | ゴールドカード |
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年会費 |
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初年度…無料
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11,000円(税込) |
利用時の還元ポイント |
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1,000円(税込)のお支払いごとに5ポイント | 1,000円(税込)のお支払いごとに6ポイント |
海外でのショッピングポイント |
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ポイント2倍 | ポイント2倍 |
年間ボーナスポイント |
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年間のご利用金額(税込)に応じてポイントをプレゼント! |
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タッチ決済 |
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Visaのタッチ決済で海外でもスピーディにお買物 |
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海外旅行傷害保険 |
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最高2,000万円付帯
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最高5,000万円付帯
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お買物安心保険(海外/国内) |
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補償限度額:年間最高100万円
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補償限度額:年間最高300万円
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空港ラウンジサービス |
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ー | 羽田空港や、成田国際空港などの国内主要空港
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その他にも手荷物預かりサービスや空港宅配サービスなど、会員特別価格でご利用をいただけるさまざまなサービスをご用意しております。
一般カードは、満18歳以上でご本人または配偶者に安定収入のある方、または18歳以上の学生(原則、高校生を除く)がお申込みいただけます。大学生の初めての海外旅行などにおすすめです。
ゴールドカードは、満20歳以上でご本人に安定継続収入のある方がお申込みいただけます。年会費が高いというイメージのあるゴールドカードですが、一般カードよりもポイント還元率が高く、国内主要空港などの空港ラウンジを無料で利用できるサービスもあるので、海外旅行でショッピングを思う存分楽しみたい、フライトまでの時間をラウンジスペースでゆったりと過ごしたいという方にピッタリの1枚です。
まとめ
海外旅行で便利なクレジットカード。キャッシュレス化が世界中で進んでいる今、クレジットカードを持っていないと困るシーンが増えてきました。
旅行を満喫するためにも、自分に合ったクレジットカードを探してみてください。