台湾のお金事情に関して徹底解説!通貨や両替の仕方、おすすめの支払方法も紹介
公開日:2024/10/28

台湾を訪れる際に知っておくべきお金事情について徹底解説します。本記事では、台湾の通貨「台湾ドル」について、現在の為替レート、キャッシュレス事情、チップ事情、両替方法や現金の確保まで、様々な情報をお届けします。初めて台湾を訪れる方はぜひ参考にしてみてください。
- 私が書きました
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- 主なキャリア
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独立系ファイナンシャルプランナーとして個人の家計相談や資産形成・運用サポート、執筆・監修活動を行なう。また、中小企業に企業型確定拠出年金の導入支援や年金・ライフプラン・資産形成などに関するセミナーを開催。経営者と個人一人ひとりに寄り添いお金の知識を伝えるよう努めている。
- ※りそなグループが監修しています
台湾の通貨「台湾ドル」
台湾の通貨は「台湾ドル」と呼ばれています。また、他のドル通貨と区別をつけるために「台湾元」・「NT$」・「NTD」と表記されることもあります。ここでは台湾ドルについて詳しく見ていきます
台湾の紙幣と硬貨の種類
紙幣は100元、200元、500元、1,000元、2,000元の5種類があります。紙幣には、台湾の歴史や文化に関連したものが描かれています。
- ※現在20元硬貨、200元紙幣、2,000元紙幣はほとんど流通していません。
硬貨は、1元、5元、10元、20元、50元の5種類があり、それぞれ台湾の偉人がデザインとして施されています。
「台湾ドル」のレートは?
日本円だといくら?
2024年6月現在
2024年6月時点のレートでは、1台湾ドルが約4.9円に相当します。例えば、台湾で10台湾ドルの商品を購入する際には、日本円でおおよそ49円が必要になります。現地の物価と比較しながら計画を立てると、より充実した旅行が楽しめるでしょう。
また、為替レートは日々変動するため、最新の情報を確認することが大事です。特に長期の旅行を計画している場合は、定期的にチェックすることをおすすめします。
台湾のキャッシュレス事情
台湾では政府の推進によりキャッシュレス化が急速に進んでいます。特に都市部ではスマートフォンアプリやクレジットカードなどが日常的に利用されており、多くの店舗や公共機関でもキャッシュレス決済が導入されています。
台湾でのおもな決済方法
台湾でのおもな決済方法はクレジットカード、デビットカード、そしてモバイル決済です。クレジットカード・デビットカードはVISAやMasterCard、JCBが多くの場所で利用可能です。モバイル決済ではApple PayやSamsung Payなどが一般的です。
また、LINE PayやJkoPayなどのQRコード決済も広く使われています。
他にも、交通系ICカードのEasyCardとiPassがあります。特に公共交通機関やコンビニエンスストアなどで使われ、少額の支払いもスムーズに行うことができます。
キャッシュレスが使える場所、使えない場所
キャッシュレス決済が使える場所としては、大都市のショッピングセンターやレストラン、コンビニエンスストアなどが挙げられます。これらの場所では、主要なキャッシュレス決済方法が広く利用可能です。
一方、小規模な店舗では、現金決済が主流です。観光地では、基本的にはキャッシュレス決済が使えますが、郊外や一部の小さなお店などでは現金が必要な場合があります。台湾の観光地といえば夜市が有名ですが、ここでもキャッシュレス化は進みつつあるものの、まだ浸透しきってはいません。そのため、台湾では少額の現金を持ち歩くことをおすすめします。
また、地下鉄(MRT)や台湾鉄道といった公共交通機関の多くではクレジットカードが使えず、交通系ICカードか現金が必要になります。交通系ICカードを持っておくと乗車券購入の手間が省けるため非常に便利になりますが、使用するには事前にチャージが必要で、チャージする際は駅の券売機などで現金が必要になるため、注意してください。
台湾のチップ事情とキャッシュレスでの対応
台湾ではチップを渡す習慣はありませんが、一部の高級レストランやホテルでは、チップが求められる場合があります。チップの額は10%程度が一般的です。キャッシュレス決済が可能な場所では、チップも含めたキャッシュレスでの支払いが可能なケースもあります。
台湾での両替方法と現金を確保する方法
キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、これまでお伝えの通り現金が必要なケースもあります。現地通貨の入手方法を把握しておきましょう。
現金を手に入れるおもな方法としては、「旅行前の日本での両替」「現地の両替所での両替」があります。さらに、「現地のATMを利用してデビットカードやクレジットカードで現金を引出す方法」もあります。それぞれのメリットとデメリットを把握し、最適な方法を選びましょう。
両替はどこでできる?
それぞれのメリット/デメリット
台湾で両替をする場所はいくつかあり、空港、銀行、街中の両替所、ホテルなどが一般的です。空港での両替は到着後すぐに必要な現金を手に入れられるため便利ですが、両替レートがやや高めです。また、空港の両替所は営業時間が限られていることが多いため、深夜や早朝の利用には注意が必要です。
銀行では安心して両替できますが、営業時間が短いためあらかじめ確認しておきましょう。街中の両替所は両替レートが比較的良いことが多いですが、まれに違法両替所があったり、不当な両替レートで両替されたりと、信頼性に欠ける場合もあるため注意が必要です。しっかりと調べて信頼できる両替所を利用することが大切です。
ホテルでも両替が可能ですが、両替レートがあまり良くないことが一般的です。急いでいるときや少額の両替には便利ですが、大きな額を両替する際には他の方法を検討する方が良いでしょう。
クレジットカード・デビットカードを使って現地のATMで現金を引出し
両替以外にも、現地のATMで現金を引出す方法があります。クレジットカードやデビットカードを利用すれば手持ちの現金が不足したときでも安心です。なお以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 治安の悪い場所で現金を持つことが不安な場合も「必要なときに必要な分だけ」現金を準備できる。
- 利用日の実勢レートで換算されるため、銀行や両替所よりも両替レートが良い場合がある。
デメリット
- クレジットカードの場合、現地のATMからの引出しはキャッシングになるため、利息がかかる。
- 海外でクレジットカードのキャッシングを利用する場合は、事前に利用申し込みが必要な場合がある。
- 海外でデビットカードを使用すると海外事務手数料(日本円を台湾ドルに両替するための手数料)が両替時のレートに上乗せされる。
- クレジットカード・デビットカードは利用限度額を超えての利用はできないので注意が必要。
どちらの方法でも、現地のATMの場所や操作方法に注意し、安全に現金を引出すことが大切です。現地のATMは中国語や英語で表示されていることが多いので、事前に確認しておくとスムーズに利用できます。
海外旅行でおすすめ「りそなデビットカード(Visa)」
海外旅行に持って行くなら「りそなデビットカード(Visa)」がおすすめです。
200か国以上の国・地域にあるVisaマークのあるお店で利用可能
海外のご利用でも、VISAマークのあるお店ならどこでも安心してご利用することができます。Visaは200か国以上の国・地域に対応しているため、台湾以外の国に旅行する際にも便利です。
- ※海外でのショッピングのご利用には、外貨でのご利用金額に事務処理手数料(4.4%(税込))がかかります。
海外ATMで現地通貨を引出し可能
りそなデビットカード(Visa)があれば、「VISA」あるいは「PLUS」マークのついたATMで現金が引出せるので、旅行中にわざわざ大金を持ち歩く必要はありません。現金が必要になったら近くのATMですぐに現地通貨が引出せます。
- ※海外ATMのご利用には、外貨でのご利用金額に事務処理手数料(4.4%(税込))がかかります。別途、利用手数料(220円(税込)/1回)およびATM設置者所定の自動機手数料がかかります。
不正利用補償・海外ショッピング保険付きで安心
もちろん旅先でのトラブルをサポートする補償もついており、安心してショッピングを楽しめます。
不正利用補償
盗難・偽造カード等が第三者によって不正に利用された場合、発生した損害について、年間150万円を限度に補償されます。
- ※お客さまの故意または過失による損害等、補償できない場合がございます。
ショッピング保険
りそなデビットカードを利用して海外でご購入された品物の破損・盗難などの損害について、年間50万円を限度に、購入日より90日間補償されます。(自己負担額5,000円/1事故あたり)※りそなデビットカード<プレミアム>(月会費700円)は、年間100万円が上限
りそなの口座を持っていない方は、口座開設アプリから口座開設と併せてデビットカードを申込むことができます。すでに、りそなの口座を持っている方は、りそなグループアプリから、お手持ちのキャッシュカードをデビットカードへお切替えすることが可能です。
りそなデビットカード(Visa)の利用明細は
りそなグループアプリでいつでも確認
デビットカードの利用明細を確認するには、りそなグループアプリが便利です。お支払い後すぐに利用通知が届くので、海外でのお買い物も安心です。また、アプリの操作も直感的で使いやすいため、スマートフォンに不慣れな人でも簡単に利用できます。
さらに、りそなグループアプリには残高アラート機能もあり、使いすぎや不正利用が心配な方も安心です。
まとめ
台湾での旅行をより楽しむには、決済の方法、チップ事情、両替方法などをあらかじめ知っておく必要があります。
台湾ではキャッシュレスが浸透しているため、キャッシュレス決済の手段を用意することがおすすめです。ただしキャッシュレス決済ができない場合に備えて少額の現金を持ち歩くと安心です。デビットカードを用意しておくと現地のお店でも支払いができ、また現地のATMで現地通貨を引出せるため便利です。
「りそなデビットカード(Visa)」なら、多くの国・地域のお店やATMで利用可能であり、海外ショッピング保険・不正利用補償もついています。りそなグループアプリからすぐに申し込みもできるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
本記事は2024年10月28日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。