高校生でも持てる!学生におすすめのデビットカードとは?

2024/03/27最終更新

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おこづかいや仕送りなど、使える金額に限りがあるなか「上手に買い物がしたい」「きちんとお金を管理したい」と考えている学生さんは多いのではないでしょうか。

そんな方には、デビットカードがおすすめです。
お金の使いすぎを防ぎつつ、利用額に応じたポイント還元によって「実質的な利用額」を減らせます。

今回は、デビットカードの特徴や種類、作るメリットやクレジットカードとの違いについて解説します。

私が書きました
主なキャリア

生命保険会社にて15年勤務したあと、ファイナンシャルプランナーとしての独立を目指して退職。その後、縁があり南フランスに移住。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。生きるうえで大切な夢とお金について伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。

  • りそなグループが監修しています

デビットカードの特徴とは?
種類や作り方も解説

デビットカードとはキャッシュレス決済のひとつです。現金の代わりに決済ができます。支払い時にレジで提示し、決済した時点で銀行口座から利用額が引落されるシステムです。

デビットカードの特徴

デビットカードの特徴はおもに3つあります。

1つ目は、利用金額に応じたポイントの付与があることです。
ポイントが付与される分、実質的な利用額を少なくできるので、現金で払うよりもお得です。

2つ目は、利用するたびにアプリやメールで通知が届くことです。このサービスはデビットカードを取扱っている多くの金融機関で実施されています。メールが届くたびに口座からいくら引落しされたか確認できるため、現在の残高を把握しやすいですし、使いすぎを防ぐことにもつながります。

3つ目は、海外のATMから現地通貨を引出せることです。海外旅行や留学先で現地通貨が必要になった際、空港や両替所を探して両替する手間を省けます。

デビットカードは2種類

デビットカードは2種類

デビットカードには、大きく分けて2つの種類があります。それぞれの違いを見ていきましょう。

1.J-Debit(ジェイ・デビット)

J-Debitは、普段ATMで現金引出しなどに利用している銀行口座のキャッシュカードに、ショッピング機能が付いているものです。

多くの金融機関が対応しており、別途カードを発行する必要がなく、所持するカードは1枚で済みます。

現在、J-Debitは国内のJ-Debit加盟店のみ利用可能なサービスです。海外では使えませんので、注意しましょう。

2.国際ブランドデビット

国際ブランドデビットは「Visa」や「JCB」などの国際ブランドと提携しているカードです。海外でも利用できます。

ショッピングはカード上に記載されているブランドマークの加盟店で、現金引出しはブランドマークが記載されているATMで使えます。

国際ブランドデビットも、口座残高の範囲内で利用できます。国内でデビットカードを利用する場合と同様に、海外で利用した場合もすぐに口座から引落しされます。

ただし海外で利用した場合、銀行口座から引落しされるのは円貨換算した金額です。現地通貨での利用額は、その時点での為替レートにカード発行会社が定める海外手数料を上乗せしたレートで円貨換算されます。

国際ブランドデビットには、デビットカード機能とキャッシュカード機能の両方が付いている「一体型カード」のほか、キャッシュカード機能の付いていない「単体型カード」もあります。単体型カードの場合は国内ATMを使った現金引出ができないため、国内での出金サービスを利用したい場合は、キャッシュカードとデビットカードの2枚を保有する必要があります。

デビットカードの作り方

デビットカードは、クレジットカードや銀行口座開設と同じように金融機関に申込み、作成します。原則、審査は不要で、15歳以上(中学生を除く)の方なら申込みができます。

金融機関によって異なりますが、申込みから1週間程度でカードが自宅に郵送されます。

デビットカードを作るには、代金を引落とすための預金口座開設も必要です。なお、りそなでは、スマートフォンアプリを使えば、運転免許証を撮影するだけで簡単に口座を開設できます。また、りそなの店頭であれば即日発行も可能です。お急ぎの場合は、運転免許証などの顔写真つき本人確認資料をお持ちの上、お近くのりそなでお申込みください。

J-Debitと国際ブランドデビットでは申込み先の金融機関によって作り方が異なります。詳しくは金融機関に確認してみましょう。

デビットカードとクレジットカードの違いは?

横スクロールできます。

デビットカードとクレジットカードの違いは?

デビットカードとクレジットカードの違いは、以下の3点です。

1引落しの時期

クレジットカードの場合、支払い時期は利用した翌月以降の口座引落し日になります。手元にお金がなくても利用できるというメリットがありますが、引落し日までにお金が準備できないと支払いができなくなるリスクもあります。

また、クレジットカードには一括払いのほか、分割払いやリボ払いなどの支払い方法があります。この場合は金利手数料が上乗せされ、実際に買った額より多く支払うことになるので留意しておきましょう。

一方、デビットカードの場合、即時引落しされます。口座の預金残高が上限となるので、使いすぎることがありません。

学生さんにとっては、デビットカードのほうが管理しやすく安心でしょう。

2カード発行審査の有無

クレジットカードは、発行の際に審査があります。
クレジットカードは利用した額を金融機関が立て替えたあとで請求する「後払い」の仕組みです。申込みをした方の収入状況によっては審査に通らない場合があります。

一方、デビットカードは預金残高からすぐに引落しされる「即払い」の仕組みです。多くの場合、カード発行時の審査がありません。

3利用できないサービス

支払いができる場所、できない場所に違いがあります。

高速道路などの有料道路や携帯電話・生命保険の料金は、クレジットカード経由で支払う仕組みになっているケースが多いので、デビットカードが利用できないことがあります。

学生がデビットカードを作るメリット

デビットカードには、学生が持つからこそのメリットがいくつかあります。

オンラインショッピングがしやすくなる

オンラインショッピングがしやすくなる

おこづかいや貯金の範囲内でオンラインショッピングをする学生さんもいるでしょう。

オンラインショッピングの支払い方法には、クレジットカード払いや代引き、銀行振込などがありますが、クレジットカードが作れない学生は、おもに代引きか銀行振込を利用することになります。

ただ、代引きの場合は手数料が発生し、銀行振込の場合は別途払い込みをする手間がかかります。

しかし、デビットカードであれば手数料もかからず、振込みの手間もありません。

お金の管理の練習になる

お金の管理の練習になる

キャッシュレス決済が増えている昨今、金融教育は若いうちからはじめたほうが良いといわれています。

デビットカードは高校生(15歳以上)でも作成可能です。早いうちからデビットカードを使った「見えないお金での支払い」に慣れておくことで、マネーリテラシーの習得につながります。

海外留学の際にもおすすめ

海外留学の際にもおすすめ

海外へ行く際、空港で通貨換金をすると為替手数料が発生します。
デビットカードなら海外のATMから現地通貨を引出すことが可能です。両替所によっては手数料が高くなる場合もあり、ATMを利用するほうが手数料を節約できる可能性があります。現地で必要な額を必要な分だけ引出すことで盗難や紛失のリスクも避けられます。

ただし、現地の金融機関の手数料がかかります。頻繁に引出しすると手数料もその分かかりますので確認しておきましょう。

【学生向け】お得に使えるデビットカードを選ぶときのポイント

次に、デビットカードを選ぶときに確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

年会費

まずは発行予定のデビットカードの年会費を確認しましょう。
発行自体は無料でも年会費がかかるもの、初年度の年会費は無料でも2年目以降はかかるものなど、さまざまなカードが存在します。

また「買い物にカードを利用すれば無料になる」などの条件付きで年会費が無料になるものもあります。発行予定のデビットカードに年会費がかかるかどうか、必ずチェックするようにしましょう。

ATM手数料

キャッシュカードを使ってコンビニATMで現金を引出すと、手数料がかかります。しかし、デビットカードによっては、キャッシュカード利用のコンビニATM手数料が無料になる特典を設けているものもあります。

収入源が限られている学生にとって、手数料がかかるのは避けたいものです。発行する前に確認しておきましょう。

国際ブランド

海外留学や海外旅行時にデビットカードを利用するには、国際ブランドであることが必須です。「Visa」「JCB」など、海外で使える国際ブランドのマークが付いているか確認しておきましょう。

なお海外で利用すると円貨換算して口座から引落しされますが、そのときに用いる為替レートには海外事務手数料が上乗せされています。海外事務手数料は、デビットカードによっても異なるので、事前に確認してから選ぶのがいいでしょう。

ポイント還元率

デビットカードには、利用金額に応じてポイントが付与されるものがあります。

ポイント還元率はカードによって異なるため、できるだけ還元率が良いものを選びましょう。還元率が高ければ高いほど実質の負担額を抑えられます。得られるポイントから年会費を差し引いたとき、それでもポイント還元が多くなるケースもあるので、申込む前に確認しておきましょう。

とはいえ「たまったポイントが何に使えるか」「いくらから使えるか」なども大切です。ポイント還元率とともに、実用性も重視してカードを選びましょう。

デビットカードを利用する際に知っておきたいこと

デビットカードを利用する際に知っておきたいことを、4点紹介します。

1支払い方法は「即時引落し」のみ

先にも述べましたが、デビットカードの決済方法は、原則として「即時引落し」のみです。分割払いやリボ払いなどはできず、買い物代金がまとめて一度に引落されるので、高額な買い物を検討する際には注意しましょう。

2利用できるのは口座の残高分のみ

デビットカードが利用できるのは、預金口座に残っている残高分までです。口座残高以上の金額をデビットカードで支払おうとするとエラーとなり、レジで受け付けてもらえません。財布に入っている金額以上に、現金で支払いできないのと同様です。

口座残高以上に利用できない一方、使いすぎを防止しやすいという点では安心といえます。

3キャッシングサービスは利用不可

デビットカードに、キャッシング機能は付いていません。キャッシング機能とは、ATMで現金を引出すなどしてお金を借入れる機能です。

キャッシュカードと一体型のデビットカードなら、一般的なキャッシュカードと同じようにATMから現金を引出すことができます。ただし、自分の口座から現金を引出すことになるため、口座残高が減ります。つまり、買い物に利用できる金額も減ってしまうため、注意しましょう。

4不正利用被害に注意

デビットカードだけでなくクレジットカードにもいえることですが、不正利用の被害にあう危険性には注意が必要です。不正利用の被害にあうケースとしては、おもに次のようなものがあります。

  • カードの盗難や紛失などで第三者に使用される
  • カード番号や有効期限、氏名、暗証番号などといったカード情報の流出によって、第三者にネットショッピング等で利用される
  • 偽のショッピングサイトなどで買い物代金をだまし取られる(ネットショッピング詐欺)

カード情報の流出は、レジなどでの利用時にだまし取られるほか、スキミングやフィッシング詐欺などで起こる危険性があります。

基本的にデビットカードの不正利用には、損害額に対する補償が適用されます。ただし、補償の内容や条件はカード会社によって異なるので、事前に確認しておくことが大切です。

デビットカードの不正利用被害を予防する5つの方法

デビットカードの不正利用被害を予防するには、カードを所持する人自身の心がけも大切です。ここからは、デビットカードの不正利用被害を予防するために心がけたい方法を、5つ紹介します。

1引落し用の口座と貯蓄用の口座を分ける

デビットカードの引落し口座は、貯蓄用やアルバイトなどの給与用とは別の口座に設定しておきましょう。デビットカードの利用は、口座残高の範囲に限られるため、残高の少ない口座で利用すれば、万が一の不正利用の際にも被害額を抑えることができます。

2利用限度額を設定する

デビットカードの利用限度額を、自分で設定しておくのもおすすめです。口座を分けるのが難しい場合でも、万が一の不正利用の際に被害額を抑えられます。利用限度額は、「1回・1日・1ヵ月あたりいくらまで」など設定が可能です。

そのため、普段自身で使う分には困らず、かつ不正利用時にも大きな被害を受けにくい額に設定しておいてください。なお、りそなグループアプリであれば、即時に利用限度額を設定・確認できます。

3タッチ決済機能を利用する

タッチ決済機能はスムーズに決済できるだけではなく、暗証番号の盗み見や、スキミングなどのリスクを軽減できることも特徴です。また、基本的にタッチ決済機能は、カード会社によって1回あたりの支払額が低めに制限されているため、万が一の不正利用時にも被害額を抑えられます。

例えば、Visaの場合、Visaのタッチ決済対応マークのあるお店でタッチ決済可能です。
※一定金額(1万円)を超えるお支払いは、サインと暗証番号の入力が必要となります。

4海外での利用機能を停止する

デビットカードには、海外のATMで現地の通貨を引出せる機能が搭載されています。海外に行く機会がある方には非常に便利な機能ですが、近年グローバル化している金融犯罪に巻き込まれる可能性もあります。

このような犯罪を防ぐために、留学や旅行の期間のみ利用できる状態にし、日本で生活している間は海外での利用機能をオフにしておきましょう。りそなグループアプリなら、即時に海外利用機能のオン・オフが可能です。

5利用履歴の定期的なチェック

利用履歴をこまめに確認することで、身に覚えのない利用(不正利用)に気付きやすくなります。デビットカードの発行会社や金融機関では、リアルタイムで口座の残高や利用履歴を確認できるアプリを提供しているので、ぜひ活用しましょう。個別の決済ごとに、メールで即時通知してくれるサービスを併用するのもおすすめです。

りそななら、グループアプリおよびメールで利用履歴の確認が即時可能です。

まとめ

デビットカードは、利用後すぐに口座から引落しされます。また、利用は口座残高の範囲内のみのため、使いすぎの心配がない管理しやすいカードです。

なかには、高校生(15歳以上)からデビットカードを作れる金融機関もあります。学生さんがデビットカードを持つことで、キャッシュレス時代の口座管理の勉強としても役立つでしょう。

また、国際ブランドのデビットカードは、海外でも利用できるため、留学や海外旅行の際にも便利です。ただし、不正利用の被害にあわないように、日ごろから防犯対策を心がけておきましょう。

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お得かつ便利なアプリで管理ができるりそなデビットカード(Visa)を候補として検討してみてはいかがでしょうか。

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本記事は2024年3月27日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。

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