りそな社員に聞いた子どもの習い事ランキングと選び方
公開日:2025/10/28

「子どもにおすすめの習い事は?」「周りはどのような習い事をしている?」と気になる方もいるのではないでしょうか。子どもの習い事は、成長に合わせてスキルや社会性を育むことができる大切な機会です。
この記事では、りそな社員に実施したアンケート結果をもとに、人気の習い事ランキングやメリット、選び方、費用を詳しく解説します。
- 私が書きました
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- 主なキャリア
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証券会社、銀行、保険会社など金融機関での勤務を経てFP事務所開業。より豊かに自分らしく生きるためには、「お金と向き合うこと」が大切との想いから、相談・執筆・講師として活動。知識だけでない経験を踏まえたアドバイス、そしてサポートを提供。
- ※りそなグループが監修しています
りそな社員に聞いた子どもの習い事ランキング

今回りそなでは、162人の社員に子どもがしている習い事についてアンケート調査をしました(※複数回答可 集計期間:2025年7月28日~8月4日)。ランキングの結果は以下のようになっています。
- 同数1位 水泳(26票)、学習塾(26票)
- 3位 ピアノ 他音楽関連 (14票)
- 4位 英会話などの語学系(9票)
- 5位 ダンス(7票)、体操・バレエ(7票)
- その他人気の習い事 そろばん、空手
アンケートでは水泳と学習塾が26票で同票トップでした。水泳は体力づくりだけでなく、心と体の健康を促進する習い事として根強い人気です。学力の向上を目指す学習塾も支持されています。
次いで、感性を育み自己表現の方法となるピアノなど音楽関連が14票、英会話などの語学系が9票でした。
子どもの習い事のメリット
アンケートでは「習い事で感じるメリット」も尋ねています。結果を参考に、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。(※複数回答可、未回答者含む)
心身の健康促進(45票)
習い事のメリットとして「心身の健康促進」を挙げた方が最も多く見られました。
スイミングやダンスなどの運動は体力を高め、バランスの取れた発達を促します。また、音楽や絵画といった芸術活動は創造性を育ませることができるでしょう。
社会性や協調性の向上
(45票)
同票で1位となったのが「社会性や協調性の向上」です。
グループ活動を通じて、チームワークやコミュニケーション能力が養われ、学校生活や将来の職場での人間関係にも良い影響をもたらすでしょう。
才能発掘とスキル向上
(42票)
習い事は専門的なスキルを習得できる場です。子どもの多様な才能を最大限に引出し、成功体験を通じて自己肯定感を高めるきっかけとなるでしょう。
親子でコミュニケーションが生まれる(18票)
習い事を通じて親子で過ごす時間が増えると、送迎や練習のサポートをするなかで自然と会話が生まれます。その過程で、子どもの成長や変化を間近で感じることもあるでしょう。
時間管理能力が身につく
(7票)
習い事の予定に合わせて生活リズムを整えるうちに、時間を意識した行動を習慣化できます。時間管理は将来的にも役立つ能力ですので、早めに身に付けてくのがおすすめです。
りそな社員からの実際の声についていくつかご紹介します。
- 長く続けている水泳、自分のペースで進めるプリント学習(算数)は得意科目となり、自信につながっている。ロボット教室ではスキルの上達に加え、友達と協力して組立て、プログラミングを作成することで、コミュニケーション能力も身についていると思う。(子どもの性別:男の子、習い事:水泳,プログラミング・ロボット教室,学習塾など、30代女性社員)
- 習い事を通じて知り合った友達と保育園や小学校でも交流ができた。(子どもの性別:女の子、習い事:ダンス、30代男性社員)
習い事は、子どもの能力を高めるだけでなく、多面的な成長につながります。
子どもに合った習い事の
選び方
習い事は種類が多く、子どもの年齢や性格によって向き不向きがあります。
親の希望や友達に合わせるのでなく、一人ひとりの成長ペースや性格を考慮して選ぶことが大切です。
年齢別のおすすめ習い事
神経系は5歳頃までに80%ほどが形成されるといわれており、小学校低学年(6〜8歳頃)までの「プレ・ゴールデンエイジ」は、運動能力の基礎を作る大切な時期になります。この頃に多様な動きに触れることが、将来の可能性をぐっと広げるでしょう。
神経系の発達が完成に向かう小学校高学年(9〜12歳頃)までの「ゴールデンエイジ」といわれる時期は、運動の最適学習時期であるため、身体的な技術を習得するのに最も適しています。
これらの時期は、例えば水泳などで基礎体力や身体を動かすことの楽しさを身に付け、サッカーや野球などの友達と協力するスポーツで協調性や社会性を育むのが良いでしょう。目標に向けて努力する力や忍耐力も鍛えられます。
【りそな社員の声】
性格別!
子どもの習い事の選び方
りそな社員へのアンケートでは「習い事をさせる際に、お子さまの性格や将来で考えたこと」も調査しました。りそな社員の実際の声をいくつか紹介します。
- 内向的な性格だったため、自分で興味を持てることを増やしてほしかった。(子どもの性別:男の子、習い事:ピアノ他音楽関連、50代女性社員)
- 活発で動き回る性格の子なので、長所を伸ばせるような習い事を選択した。(子どもの性別:女の子、習い事:ダンス、30代男性社員)
- 小さいころからブロックが好きだったため、組み立てもでき、今後必要となるプログラミングが学べるロボット教室を選んだ。(子どもの性別:男の子、習い事:プログラミング・ロボット教室,学習塾など、30代女性社員)
子どもの個性に合わせた習い事は、成長を大きく後押しする選択となります。楽しみながら学ぶことで、自信や将来への力につながっていきます。
目的別おすすめの習い事
目的別に習い事を選ぶのも一つの方法です。ここでは、目的別の選び方を紹介します。
親子のコミュニケーションを深める習い事
子どもとの時間を大切にしたい方には、親子で一緒に学びながら楽しめる習い事がぴったりです。
遊び感覚で取り組める内容なら負担なく続けられ、自然と会話や触れ合いの時間が増えるかもしれません。
音楽教室
親子で一緒に楽器を演奏して音楽に触れるなかで、会話が増え、協調性やコミュニケーション力が育まれます。
発表会やコンサートといったイベントに向けて練習する過程では、挑戦する楽しさや達成感を共有でき、集中力や継続力も身に付くでしょう。
何より、一緒に音楽を楽しんだ時間は、かけがえのない思い出として心に残ります。
スポーツ教室
親子でスポーツを楽しむのもおすすめです。体を動かしながら日常のストレスを発散でき、体を動かす喜びを実感できます。
ともにスポーツをするなかで、会話も生まれ、子どもの成長を感じる機会もあるでしょう。また、練習や試合で互いを応援する体験は、信頼や絆をより深められるかもしれません。
将来のキャリアにつながる
習い事
将来役立つ技術やスキルを身につけさせたい方は、プログラミング・ロボット教室と英会話といった習い事が考えられます。
プログラミングやロボット教室
プログラミングでは、自分のアイデアをコードにしてアプリやゲームを作る楽しさが魅力です。作成過程で順序立てて考える論理的思考力や問題解決能力を養うことができるでしょう。
2030年にはIT人材が最大で約79万人不足する可能性があるといわれているため、今後ますますプログラマーやエンジニアの需要は高まると予想されます。子どものころから慣れ親しむことで、将来の進学や就職に役立つかもしれません。
英会話教室
英語は、国際社会で活躍するための基本スキルです。英会話教室では講師とのやり取りを通じて、実践的な会話力や発音を身につけることが可能です。異文化への理解も深まり、視野や将来の可能性が広がることが期待できます。
【りそな社員の声】
目的別!
子どもの習い事の選び方
アンケートでは、多くの社員が子どもの将来を考えて、習い事を選択していることがわかりました。
- 娘の将来を考え、英会話を習わせている。そのほか、水泳、体操、バレエも通っている。(40代女性社員)
- 自分で考えて生きていくためにも社会性を身につけながら自信を持ってほしい。好きなことを通じて規律やマナー、協調性、競争意識、自分の可能性を信じることを育んでほしいと思っている。(子どもの性別:男の子、習い事:サッカー、水泳、30代男性社員)
- 娘が将来どの方向にも進めるように、基盤づくりにつながる学習塾を選んだ。(子どもの性別:女の子、習い事:学習塾、30代女性社員)
将来を見据えて目的に合った習い事を選ぶことは、お子さまの可能性を広げる大切な一歩です。学びを通じて得た経験が、これからの成長をしっかり支えてくれます。
子どもの習い事にかかる費用と家計管理のポイント
子どもの習い事は成長や将来の選択肢を広げ得る一方で、家計への影響も小さくありません。無理なく続けるためにも、費用の把握は大切です。
ここでは、習い事の平均月間予算について紹介します。
習い事にかける平均月額予算
株式会社大黒屋の調査によると、子どもの習い事にかける平均月額予算は1万8,627円です。(回答数 n=1000)
個別に見てみると、未就学児(4~6歳)では1万146円、小学1・2年生は1万4,551円、小学3・4年生は1万8,565円、小学5・6年生では1万9,315円となっています。
中学生になると2万1,371円、高校生では2万4,449円となり、年齢が上がるにつれて高くなる傾向にあります。
りそな社員の子どもの習い事の予算は?
アンケート結果をもとに、りそな社員の習い事にかける予算も確認してみましょう。

アンケートでは、1ヵ月当たりの予算が「1万5,000円~2万円未満」が17人で最多でした。次いで「3万円以上」かけているという結果です。
家庭によって大きく差があり、生活スタイルや教育方針に合わせた設定がされている様子がうかがえます。
子どもの習い事にはまとまった費用が必要になるため、不安を感じる方も少なくありません。
将来の資産形成を考えるなら、まずは日々のお金の流れを把握することが大切です。「りそなグループアプリ」をつかって、お金の流れを「見える化」してはいかがでしょうか。
スマートフォンひとつで、効率的に家計管理ができます。
りそなグループアプリによる「見える化」でお金の流れを把握したら、次は資産形成のステップへ。
「つみたてボックス」は、「りそなグループアプリ」内の機能で、目標に合わせておすすめのコースを提案してくれます。
「何からはじめればよいかわからない」という方でも、計画的にお金を貯めていくことが可能です。
まとめ
子どもに習い事をさせることは、心身の健康促進や社会性・協調性の向上など、さまざまなメリットがあります。また、年齢や性格、目的に合った習い事を選択することで、子どもの能力を伸ばし、将来の可能性を広げることができるかもしれません。
りそなの「つみたてボックス」なら、「りそなグループアプリ」の画面に沿ってコースを選択すれば資産運用を簡単にはじめることができます。習い事や教育費の資金準備に、ぜひ検討してみてください。
本記事は2025年10月28日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。




