ホームシアターの作り方とは?予算や必要なアイテムをご紹介
自宅での時間が増えた昨今、有意義なおうち時間を過ごすためにホームシアターが注目されています。
ホームシアターは、最低限の機材で低予算からでも作ることができますが、機材にこだわることで映画館のような臨場感を自宅で楽しむこともできます。
この記事では、予算に合わせたホームシアターの作り方や、ホームシアター作りに必要なアイテムなどを紹介します。予算内でホームシアターを作り、自宅で迫力あるエンターテイメントを楽しんでみてください。
- 私が書きました
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- 主なキャリア
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某信託銀行退職後、フリーライターとして独立。在籍時代は、株式事務を中心に帳票作成や各種資金管理、顧客対応に従事。宅建士およびFPなど複数資格を所持しており、金融や不動産ジャンルを中心に幅広いジャンルで執筆活動を行っています。プライベートでは2児の母として育児に奮闘中。
- ※りそなグループが監修しています
ホームシアターの魅力
自宅にホームシアターがあることで、どんな魅力を体感できるのでしょうか。ここでは、ホームシアターの魅力を3つお伝えします。
周囲を気にすることなく
大画面を堪能できる
映画館は大勢のお客さんがいるため、ドリンクを飲む音や姿勢の変更など、さまざまなことに気を遣うものです。
一方ホームシアターでは、自分一人で楽しめるのはもちろんのこと、家族や友人など気心の知れた人とも気兼ねなく楽しめます。子どもが多少騒ごうがお菓子を食べようが、迷惑になる人はいません。
このように、周囲を気にすることなくリラックスして映画鑑賞を堪能できるのは、ホームシアターの大きなメリットといえます。
外出不要・好きな時間に
コンテンツを楽しめる
ホームシアターがあれば、映画館に向かわずともコンテンツを楽しむことが可能です。そのため、好きな時間にコンテンツを楽しめるだけでなく、映画館までの往復時間や、交通費、チケット代の節約にもつながります。
また、映画以外にも録画した動画の再生や画像の表示、ゲームなどさまざまな用途での使用もできます。
加えて、ホームシアターでは再生や停止といった操作も自由であることから自分のペースで視聴できます。
機材にこだわれば
高画質・高音質を味わえる
ホームシアターは最低限の機材であれば、低予算での設置が可能です。しかし、映画館のような臨場感を求めるのであれば高画質・高音質対応の機材をおすすめします。
一例として、高音質のサラウンドフォーマット対応のスピーカーを導入するほか、4K対応のプロジェクターなどを使用することで、映画館さながらの迫力と臨場感を心ゆくまで味わえます。
ホームシアターに必要な
アイテムと予算相場
ここでは、ホームシアターを作るときに必要となる、基本的なアイテムについて紹介します。
スクリーン
スクリーンには、床置き式、巻き上げ式、壁固定式などがあり、環境に適したものを選びましょう。
スクリーンのサイズは、目安として「視聴距離(cm)÷3」といった計算式で算出されたサイズが最適だとされています。(大きめの画面が好きな方は÷2.5で計算してみてください)
参考までに、上記の計算式に当てはめると視聴距離が2mなら80インチ、3mであれば100インチのスクリーンが適しています。
価格は、100インチのスクリーンであれば安くて3,000円台から、高価なものだと数十万円することも珍しくありません。価格が高くなるほど「どの角度からでも見やすい」「映像がきれい」といったメリットがあります。
プロジェクター
高画質を求めるなら、プロジェクターはコントラスト比・明るさ・解像度の数値が高いものを用意する必要があります。大きなスクリーンほど解像度の高いプロジェクターが必要になる点に注意してください。
プロジェクターは安価なもので1万円以下から購入でき、相場は3~6万円ほどです。ただし、画質にこだわるのであれば、10万円前後の予算を見ておくことをおすすめします。
大型テレビ
スクリーンやプロジェクターの導入までは踏み出せない場合は、大型テレビでも代用できます。
ただし、ホームシアターの醍醐味ともいえる迫力と臨場感を楽しむのに適している80~100インチの大きさのテレビは、一般的に高額です。
スピーカー
臨場感のある音響を楽しみたい場合、5.1ch以上のスピーカーがおすすめです。
5.1ch以上のスピーカーは安価なもので1万円以下、相場は5~10万円となっているものの、音質の良さや臨場感を追求したいのであれば10万円以上の予算が必要です。複数のスピーカーを設置する際は、AVアンプも併せて用意するようにしてください。
なお、大型テレビをプロジェクター代わりに使用する場合は、手軽に設置できるサウンドバーがおすすめです。サウンドバーは安いもので1万円以下、相場は2~10万円ですが、音質の良さを求める場合には、3万円前後以上のものがよいでしょう。
ホームシアターの作り方
ホームシアターに必要なアイテムがわかったところで、具体的なホームシアターの作り方について見ていきましょう。
設置場所を決める
ホームシアターの設置場所には、一般的に「リビング」や「ホームシアター専用室」が選ばれるケースがほとんどです。
自分以外にテレビを見る家族・同居人がいる場合や、誰にも邪魔されず一人でコンテンツを楽しみたい場合は専用室への設置がよいです。専用室が作れない、小さな子どもがいるなどの場合はリビングへの設置がおすすめです。
アイテムの配置・配線を考える
設置する部屋が決まったら、部屋に合わせてスクリーンやテレビのサイズ、サラウンドの再生方式、スピーカーの配置などを考えます。部屋が広ければその分、大画面のスクリーンや複数のスピーカーを設置できます。
また、設置にあたって重要なのがプロジェクターです。プロジェクターによって投写距離が異なるため、スクリーンとの距離を考慮しなければなりません。
必要なアイテムを購入し
設置する
アイテムの設置場所を決めたら、予算にしたがって必要なアイテムを購入し、設置していきましょう。ホームシアターは、お金をかければかけるほどこだわりの空間を構築できます。
なかには、グレードの高い本格的な機材を導入するにあたって、業者に依頼せざるを得ないこともあるでしょう。また、配線工事や防音工事もするとなると、当然その分費用がかさみます。
必要最低限のアイテムだけでもホームシアターは作れますが、理想とする環境を整えるには何が必要でいくらかかるのか、あらかじめ予算を考えておくことが大事です。
ホームシアターを行う際の防音対策方法
自宅で手軽に楽しめるホームシアターですが、大音量で楽しめる分、騒音トラブルにつながることもあります。特に、マンションやアパートなどの集合住宅の場合、防音対策は必須といっても過言ではありません。ここでは、ホームシアターの防音対策を3つご紹介します。
防音マットや
防音カーペットを敷く
音の振動は床や壁に伝わり、他の部屋にまで響きます。そのため、空間の大部分を占める床に防音マット・防音カーペットなどを敷くと、床への振動を抑えられ、防音対策ができます。
部屋全体に防音マットを敷くことが難しければ、メインスピーカーやサブウーファーだけでも直置きせず、下に防音マットを敷くなど工夫しましょう。
壁に防音シートを貼る
床と同じように、壁も音が伝わりやすい部分です。基本的な対策として、壁からスピーカーを離して設置し、壁に防音シートを貼ることなどが挙げられます。賃貸物件であれば、剥がせるタイプの防音シートがおすすめです。
また、その他の対策としては、壁から1cm程度離して背の高い家具を設置するのも有効です。壁に音が伝わる前に、その家具に音を吸収させられます。
防音カーテンを設置する
防音カーテンは普通のカーテンと異なり、窓からの音漏れを防ぐ効果があります。防音カーテンの特徴として、特に高音域の音に効果を発揮しやすく、反対に重低音には効果を発揮しづらいことが挙げられます。
窓よりも大きめの防音カーテンを使用するほか、遮光カーテンと二枚重ねにするなど工夫することで、より防音効果を高められます。
まとめ
一見豪華に見えるホームシアターですが、機材にこだわらなければ低予算でも作れます。
ただし、映画館のような迫力や臨場感が欲しいという場合には、それ相応の費用が必要です。また、ホームシアターのために防音室を作るなど、大掛かりな工事が発生する場合はさらに高額な費用がかかります。ホームシアターを作るためのリフォームをお考えの方はりそなのリフォームローンのご利用をご検討ください。
環境に見合った予算内で、理想のホームシアターを作るには、十分な検討が必要です。ホームシアターのようにコロナ禍でも楽しめる趣味を見つけながら、生活全般のお金について一度考えてみるのもよいでしょう。
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本記事は2021年9月17日の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。
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