定期預金のメリットとは?デメリットや資産管理方法も併せて解説!

2022/03/31最終更新

定期預金のメリット

定期預金は、将来のための貯蓄方法の一つですが、超低金利時代で利息が望めない状況下で、定期預金を選ぶメリットはあるのか、と考える方もいるかもしれません。

しかし、定期預金は「着実に資産を増やせる」「将来設計がしやすくなる」などのメリットがあり、将来への資産形成のために取り入れたい金融商品です。

この記事では、定期預金の概要やメリット・デメリット、金融機関を選ぶ際のポイントなどについて解説します。

私が書きました
主なキャリア

生命保険会社にて15年勤務したあと、ファイナンシャルプランナーとしての独立を目指して退職。その後、縁があり南フランスに移住。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。生きるうえで大切な夢とお金について伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。

定期預金の3つのメリット

定期預金とは、1週間~10年程度の期間をあらかじめ指定したうえで、銀行などの金融機関にお金を預ける預金です。指定できる預入期間は金融機関によって異なり、例えばりそなでは5年が上限となっています。指定した期間(満期)を過ぎるまでは、中途解約しないと預金を引出すことはできません。

定期預金は、お金を確保しておきやすく、将来の資産形成や目的が決まっている資金の確保に向いています。ここでは、定期預金の主なメリットを3つ紹介します。

1普通預金と比べると金利がやや高い

定期預金 指定した期間は中途解約しないとお金を引き出せないが、普通預金と比べ金利がやや高い

定期預金の金利は、金融機関や預入期間、金額などの条件によって異なります。しかし、同じ金融機関の普通預金よりも、高く設定されていることが一般的です。

そのため、同額を同期間だけ預ける場合は、普通預金よりも定期預金に預けるほうが、より多くの利息を得られるメリットがあります。

しばらく使う予定のないお金であれば、定期預金に預けるのがおすすめです。とはいえ、超低金利時代においては、普通預金と定期預金の金利の差は大きくありません。より多くの利息を期待したい場合は、定期預金に預ける前に、普通預金と定期預金の金利差を確認しておきましょう。

2一定額まで元本保証される(預金保険制度)

定期預金は、預金保険制度の対象となるため、一定限度額まで元本が保証されます。元本が保証されている安全性の高い金融商品を活用することは、将来に向けた資産形成をするうえで大切なポイントです。

預金保険制度では、万が一金融機関が破綻した場合でも、その金融機関に預けている預金元本1,000万円までおよび破綻日までの利息を、預金保険機構が保証してくれます。また、対象となる元本1,000万円は、普通預金(有利子)なども合算した預金額です。

そもそも定期預金は、株式などの投資商品とは異なり、預入れた一定額の元本が保証された預金のため、資産形成をしていくうえで大きな安心につながります。安心してお金を預けられ、資産形成がしやすい点では、前述したように「預金を簡単に引出せない」という定期預金の特徴も同様です。

「口座に残高があると、ついお金を使ってしまう」といった方でも、浪費を抑制する効果が期待できます。

3将来の予定に合わせて期間を選べる

定期預金の預入期間は、各金融機関が提供しているラインナップのなかから自分で自由に選ぶことが可能です。ラインナップの種類は金融機関によって異なりますが、1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月・1年・2年・3年・4年・5年……など、多くの選択肢が提供されています。

短期間から長期間まで選択肢が豊富なため、例えば、以下のように複数の定期預金に分けることもできます。

  • 1年後に予定している車の買替え資金用
  • 5年後の子どもの進学資金用

また、定期預金は預入れ時に約束された金利で、預入額および預入期間に応じて計算された利息が付与されます。あらかじめ、満期時にいくら受け取れるのかを計算できるため、今後のライフプランに合わせた資産形成をするうえでも安心です。

定期預金にはデメリットもある

定期預金にはいくつかのデメリットもあります。ここでは、おもなデメリットを2つ紹介します。

1投資性商品に比べてお金が増えにくい

上述したように、定期預金は普通預金よりも金利が高いとはいえ、超低金利時代においては、あまり差がありません。そのため、定期預金の運用効率は投資信託や株式などの投資性商品に比べると低く、お金が増えにくい点はデメリットです。

定期預金の金利は、預入期間が長ければ長いほど、高めに設定される傾向にあります。預入期間が短い場合は、特に資産運用としてのメリットを感じにくくなるかもしれません。

なお、定期預金の金利は、預入期間が1ヵ月や6ヵ月といった1年未満のものでも、年率で表示されている傾向があるため、注意が必要です。

実際には、1年を365日とする日割計算(付利単位1円)した利息が付与されるため、預入期間が短ければ、付与される利息もその分少なくなります。ライフプランのさまざまな資金使途に合わせて、適切な期間を選ぶことは大切です。

しかし、必要時期が決まっていないお金の場合は、できるだけ預入期間が長めのものを選ぶとよいでしょう。

2中途解約しないとお金を引出せない

定期預金は、原則満期までお金を引出せない旨は前述しました。しかし、満期前にお金が必要な場合は、一部解約または中途解約の手続きを取ることが必要です。

また、中途解約をすると、預入れ時に約束されていた金利ではなく、それよりも低い期限前解約利率が適用されます。金融機関にもよりますが、多くの場合、期限前解約利率は普通預金金利と同じ率です。

そのため、せっかく普通預金金利よりも高い金利を期待して預けても、結局は普通預金に預けた場合と同じ利息しかもらえなくなる可能性もあります。このような事態にならないように、預入期間を選ぶときには将来の予定などをしっかりと確認し、資金の必要時期に合わせて選ぶようにしましょう。

普通預金や積立式定期預金との違い

ここまで、定期預金のメリットとデメリットについて説明しました。ここであらためて、普通預金と積立式定期預金との違いを確認しておきましょう。

普通預金との違い

普通預金と定期預金の最も大きな違いは、「必要なときにいつでもお金を引出せるかどうか」です。

普通預金

預金残高の範囲内であれば好きなときに好きなだけ、ATMや金融機関の窓口などでお金を引出すことができる一般的な預金です。生活費など、すぐに必要になるお金を預けておくのに適しています。

定期預金

中途解約しない限り、満期まで預金を引出すことができません。満期後の取扱いは、金融機関によっても異なりますが、満期に合わせてお金を引出したい場合は、定期預金に預けていた元金と利息が普通預金口座に振り込まれるのが一般的です。

積立式定期預金との違い

積立式定期預金と定期預金の最も大きな違いは、「預入れの方法とタイミング」です。

定期預金

中途解約しない限り、満期まで預金を引出すことができません。満期後の取扱いは、金融機関によっても異なりますが、満期に合わせてお金を引出したい場合は、定期預金に預けていた元金と利息が普通預金口座に振り込まれるのが一般的です。

積立式定期預金

一定の金額を定期的に積み立てる預金です。例えば、毎月の指定日に同額が普通預金口座から自動振替され、定期預金として積み立てることができます。

また、積立式定期預金は、積立金額の全額を中途解約しなくても、一部だけを引き出すことができます。

定期預金のメリットを生かした資産管理方法

銀行員の女性

上述のとおり、超低金利時代において定期預金は、運用効率があまり高くありません。しかし、それでも資産形成においてはうまく活用したい金融商品です。ここでは、定期預金のメリットを生かしながら資産運用する方法を紹介します。

預金の種類を3つに分けて
管理する

資産管理をする際には、お金の用途に合わせて預金の種類を以下の3つに分けましょう。

  • 1.生活資金
  • 2.ライフイベントに向けた資金
  • 3.しばらく使う予定のない資金

1生活資金

日常の買い物や家賃・光熱費・電話代などの支払いのため、現金引出し、振込、口座振替などに利用します。いつでも出し入れできるように、普通預金で管理しましょう。

2ライフイベントに向けた資金

ライフイベントに向けた資金は、目的が定まっているため、定期預金に預けておくと安心です。普通預金で資金をプールすることもできますが、さまざまな口座振替設定がされていると、日ごろの生活資金で決済されてしまう可能性があります。

定期預金であれば、ついお金を引出してしまうことも防げるだけでなく、元本割れの心配がないため、将来必要となる資金を確実に準備することも可能です。すでにある預貯金を、必要時期に合わせて定期預金へ預替えしたり、ボーナスなどのまとまった収入を預入れたりするのもよいでしょう。

また、積立式定期預金のなかには目標時期(満期日)を決められるものもあるため、毎月コツコツと積み立てていくこともできます。

3しばらく使う予定のない資金

しばらく使う予定のない資金は、3年・5年など長期的な目線で運用管理を行います。

資産管理は、このように用途に応じて柔軟性を持たせながら効率的に行うことが大切です。

分散投資型商品と組み合わせる

定期預金の金利の低さが気になる方は、他の金融商品の活用も検討してみましょう。例えば、定期預金と投資信託の両方で資産形成をしていく方法です。投資信託の収益性によって、定期預金の低金利を補うことを期待できます。

また、定期預金の高い堅実性に、投資信託などの分散投資型商品を組み合わせることで、インフレリスクを軽減することも可能です。金融機関のなかには、投資信託と定期預金を同時にはじめることで、定期預金金利が大幅に上乗せされる商品もあります。

定期預金を利用するときには、このような金融機関を選び、資産形成の効率性を高めるのもおすすめです。

まとめ

前述の通り、定期預金には着実に資産形成を進められる以下のようなメリットがあります。

  • 普通預金と比べると金利がやや高い
  • 一定額まで元本保証される(預金保険制度)
  • 将来の予定に合わせて期間を選べる

一方、超低金利が続く状況下では付与される利息も少なく、高い運用効率は期待できません。元本の確実性を保ちつつ、運用効率を高めたい方は、投資信託と組み合わせた商品を選ぶことも選択肢の一つです。

りそなでは、定期預金と投資信託のセットプラン(りそなの資金運用プラン)も提供しています。将来の資産形成のために活用してみてはいかがでしょうか。

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本記事は2022年3月31日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。

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