クレジットカードの有効期限の見方は?更新カードはいつ届く?何年で切れる?ポイント解説
2023/08/22最終更新
クレジットカードの有効期限を確認したい!でも、どこに書いてあるのか、どのように読めばいいのか、よくわからない…ネットショッピングなどでのオンライン決済時によくある困りごとです。今回は、そんなクレジットカードの有効期限を確認する方法に加えて、有効期限が切れたときにありがちなトラブルや対処方法について詳しく解説します。
- 私が書きました
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- 主なキャリア
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2020年、りそなカードに入社。主にWEBデータマーケティング等のデータ分析を行っている。また、当社ホームページの作成にも携わる中で、1年目からコラム記事の執筆に参加。クレジットカードについて自らも学びながら、若者ならではの発想力を活かし、わかりやすい解説を目指して奮闘中。
- ※りそなグループが監修しています
1.クレジットカードに有効期限があるワケ
クレジットカードには基本的に有効期限があります。ところで、なぜ有効期限が必要になるのでしょうか。「特に壊れたり、カード情報を変更したりしていないのに、有効期限が到来したらわざわざ新しいカードに切り替えないといけないのはなぜ?」と不思議に思う方もいるはずです。実際のところ、有効期限は主に利用者保護という観点から設定されています。理由は次の3つです。
カードの劣化防止
クレジットカードは頑丈に作られているものの、ずっと使っていると知らないうちに劣化していきます。すると、カード情報を保存しているICチップや磁気ストライプの劣化等により、カード決済ができなくなってしまいます。そこで、カード会社はクレジットカードに有効期限を設け、目ではっきりとは見えない劣化をカード自体の交換によって防ぎ、利用者の快適なカード利用を保護しているのです。
セキュリティ対策/防犯機能
クレジットカードの情報を狙った犯罪は多様化・巧妙化しており、番号の盗用による被害額は年々増加しています。カード会社はこのような犯罪に対抗すべく日々努力し、継続的にカードのセキュリティ情報について更新を行っています。しかし、長期間にわたって同じカードを利用していると、セキュリティの技術的な革新に対応できません。すると、利用者保護の観点からリスクが高まってしまうため、新しいカードへの交換が必要になります。それゆえ、カード会社はクレジットカードに有効期限を設定し、利用者に可能な限り最新のセキュリティに対応したカードを提供しようとしているのです。
再審査
クレジットカードの更新時に、カード会社はカード名義人の返済能力を再審査します。その際には利用履歴や個人情報の変更有無などがチェックされることになります。経済状況の悪化や長期的なカード未利用によって、再審査時にカードの更新が見送られる場合もあります。支払いに遅れが発生しそうなときや、あまり使っていないカードの有効期限が近いときには特に注意が必要です。
2.クレジットカードの有効期限の見方と年数
<カード番号が表面にある場合>
<カード番号が裏面にある場合>
①ICチップ、②会員番号、③有効期限、④名義人の氏名、⑤磁気ストライプ、⑥署名欄、⑦セキュリティコード
クレジットカードの有効期限の見方
有効期限は、カード番号の下に記載されていることが一般的です(上記イラスト③)。カード番号が裏面にある場合は有効期限も裏面に記載されています。有効期限の見方については、左から「月/年」の順にそれぞれ2ケタで表示されています。「年」は西暦の下2ケタで、和暦ではないことに注意しましょう。「月」はその月末まで使用可能という意味です。
また、カード両面に印字がないナンバーレスカードには、カード番号のほか有効期限もカード上に記載されていません。この場合は、各カード会社の会員専用アプリなどで確認する必要があります。
クレジットカードの有効期限は何年?
クレジットカードの有効期限は、カードの種類やブランド会社の方針等によって異なります。その中でも、3~5年という設定が一般的です。ただし、新規契約のカードでは1年と短く設定されるケースがあります。一方、JCBカード(※)のように有効期限を5年から7年へ延長しているケースもあります。
また、長期利用によってカード利用者の信用があると更新時の再審査で判断された場合、通常より長めの有効期限が設定される場合もあります。
※2018年11月下旬以降に発行する一部の新規入会カード・更新カード
3.クレジットカードが有効期限切れになるとどうなる?
「そろそろクレジットカードが有効期限切れになるけど、どうすればいいの?」と漠然と不安に思いながらも、忘れて放置してしまいがちなカードの更新。有効期限が到来する前にどのような対応を取ればいいのでしょうか。
更新カードが自動的に届く
まず、クレジットカードの有効期限が近くなると、新しいカードが自動的にご自宅まで送られてきます。(以降、この新しいカードを「更新カード」と呼びます。)つまり、利用者はカード会社へ連絡して更新手続きをするということは基本的に不要です。
そのため、普段から使っているカードが所定の手続きをしなかったせいで有効期限が切れて利用停止に…なんてことはありません。
更新カードが送られてくるタイミングは、有効期限の月末から2カ月前~2週間前であることが多いようです。
更新カードを受け取れなかったときは?
裏を返せば、更新カードを受け取れないとカードの更新はできません。不在時等で更新カードを受け取れない場合、対応が必要です。
具体的には、配送業者の不在票を用意し、保管期間内に配送業者に連絡をする必要があります。万が一、保管期間が過ぎてしまったら有効期限が切れる前に、更新の対象となるクレジットカードをお手元に準備のうえ、カード会社に連絡しましょう。
長期間の不在を予定している方は、更新カードを早めに受け取ることもできるのでカード会社に電話等にて申請しましょう。ただし、カード会社や時期によっては更新カードが事前発行できないこともあるので、その際の対応については確認が必要です。
4.更新カードが届かない注意すべきケース
更新カードを受け取れないと更新ができないと説明しましたが、そもそも更新カードがお手元に届かないケースがあります。その代表例をいくつかご紹介します。
引越しや結婚等で住所や氏名が変わったとき
更新カードは利用者の大切な情報を含んでいます。それゆえ、簡易書留にて転送不可扱いで送付されるので、郵便局に転送の届出をした場合でも転居先には届きません。そのため、事前に住所や名義の変更手続きが必要となります。
特にカード会社に正しい住所を連絡していないと、前住所の現在の住人にカード利用明細を見られてしまった、支払金額や時期の確認を忘れて知らぬ間に延滞してしまった、などのトラブルに発展するリスクが高まります。
「更新カードが届かずに困った!」となる前に、カード情報は常に最新の状態にしておくように心がけましょう。
長期間の未利用や信用状態の変化による更新停止
長期間にわたる当該カードの未利用や信用状態によって更新停止になるケースもあります。これは、カード会社が未利用により更新カードは不要と判断した場合や、必要に応じて支払い状況や信用情報の変化を見るための再審査によるものです。なお、更新カードが発行されない場合には、事前にカード会社から連絡が届くことが多いです。
また、カードの再審査に落ちてしまったからといって、短期間での不用意な複数回にわたるクレジットカードの申込みは避けるように気を付けなければなりません。カード会社に「クレジットカードを複数枚同時に作らないといけないほど緊急でお金が必要な状況にある」と判断されてしまう可能性が高いからです。カードを申し込む場合には、少なくとも半年~1年ほど期間を空けて、今の自分に見合ったカードを申込むのが良いでしょう。
更新カードが届かないその他のケース
クレジットカードがサービス(取扱い)終了になった場合など、カード会社の都合でカードが発行停止になったときは更新カードが届きません。代わりに別種類のクレジットカードが送付されることが多いです。ただし、対象カードの発行会社が変更になった場合など、自分でカード切替え対応の申込みをしなければならないケースもあります。カードがサービス(取扱い)終了になる際はカード会社から事前に連絡があるため、見落とさないように注意しましょう。
他には、クレジットカードの受取場所が現住所ではなく実家や勤務先になっている場合や、自宅ではなく店頭での受取りに設定している場合が考えられます。カード会社に受取場所が現住所になっているか確認しましょう。
5.更新カードが届いたときにやるべきこととは?
では、無事に更新カードが届いたらどうすればよいでしょうか。4つのポイントを具体的な流れにそって解説します。
クレジットカードの契約内容等を確認
まずは契約内容に間違いがないか、しっかりと確認しましょう。更新カードが貼付されている台紙には利用者の契約内容が記載されています。更新カードを外したら無視して捨ててしまいやすいこの台紙ですが、重要な情報が含まれているので、安易にすぐ捨ててしまわないように気を付けましょう。
台紙に記載された情報と更新カード券面の情報が一致しているか、名前が間違っていないかなど、よく確認しておくと安心です。
また、カードの有効期限のほか、再審査によってそのカードで利用できる金額の上限(利用可能枠)が変更されている場合があるのでしっかりと目を通しておきましょう。
署名
契約内容を確認したら、カード裏面の署名欄に必ずサインをしましょう。サインは漢字のフルネームが、カナ/アルファベット等よりもマネされにくい点でおすすめです。
サインをしないと、お店によっては利用を拒否される場合もあります。
また、カードにサインをしないことは、たとえ書き忘れただけであっても利用者の過失に該当します。紛失・盗難時に不正利用された際に補償が受けられないこともあり、被害額は自己負担しなければなりません。
サインは忘れずに、にじんだり消えたりしないように細めの油性ペンではっきりと書きましょう。
カード情報の更新
更新カードは、「カード番号」自体は更新以前のカードと変わりません。しかし、「有効期限」と「セキュリティコード」が変わります。
たとえば、Amazonや楽天といったECサイトの場合、商品を購入するためにカード情報を登録しています。このカード情報を新しいカード情報に更新しないとECサイト上で商品を購入することができません。そのため、以前のカード情報を現在のカード情報に更新する必要があります。
また、公共料金等でクレジットカードを利用して支払っている場合、基本的にカード情報は自動更新されますが、加盟店によって異なるので、念のため登録内容を確認しておくことがおすすめです。
以前のカードを処分
更新カードが届いても、以前のカードは絶対にそのまま捨ててはいけません。必ずICチップや磁気ストライプの部分にハサミを入れましょう。加えて、お名前・署名・カード番号は非常に重要な情報なので、確実に判別されないようにできる限り細かく裁断する必要があります。また、個人情報が特定されないよう、複数回に分けて捨てると良いでしょう。
6.カード更新のタイミングでカードを切り替えるのもおすすめ
有効期限が切れるということは、カードの申込みから約3~7年経っていることになります。その間にライフサイクルが変わる人は多いため、更新時期はクレジットカードの切替えやグレードアップにピッタリです。おすすめのクレジットカードとして、アプリから簡単に申込みのできる「りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCB」をご紹介します。
りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCB
年会費の優遇がある
どなたでも初年度は無料です。さらに、18歳~25歳の方は次年度以降にかかる通常1,100円(税込)の年会費が無料になります。
アプリで簡単申込・管理
すでにりそなグループ銀行に口座がある方は、Webもしくはアプリから申込みが可能です。りそなグループアプリで簡単にお申込みでき、最短1週間でお手元に届きます。
りそなグループ銀行に口座がない場合でも、店頭で口座開設すれば、基本的に約30分でカードを発行できます。ただし、即日発行には、運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの本人確認書類が必要です。また、口座開設アプリからも簡単に申込むことが可能です。スマートフォンアプリ経由での口座開設の場合は、約2~3週間でカードが届きます。
- アプリで口座開設
また、りそなグループアプリと紐づければ、インターネットで利用明細を簡単に見られるのでお金の管理がラクになります。
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充実の付帯サービス
ポイントプレゼント制度や海外・国内旅行傷害保険、ショッピング保険が付いています。
また、盗難・紛失のご連絡の際には迅速に対応いたします。
まとめ
クレジットカードの有効期限はカードの表面か裏面に記載があり左から「月/年」の順にそれぞれ2ケタで表示されています。「年」は西暦の下2ケタで、「月」はその月末まで使用可能であることを指します。カード情報について記載のないナンバーレスカードは会員専用アプリ等から有効期限を確認することができます。
そして、有効期限が到来する前に更新カードが届きます。更新カードが届いたら必ず、①クレジットカードの契約内容等を確認、②署名、③カード情報の更新、④以前のカードを処分、の4点を忘れずに行いましょう。特に、カードを処分する際は、お名前・署名・カード番号は悪用されるリスクが高いため、しっかりと細かく裁断し、複数回に分けて捨てましょう。
また、カードの更新時期は使っていないカードを整理して新しいクレジットカードに切り替える絶好のタイミングでもあります。グループアプリから口座残高や利用明細をいつでも確認でき、たまったクラブポイントをお好きなポイントやマイルに交換可能な「りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉」がおすすめです。
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