クレジットカードの家族カードとは?メリットや注意点をわかりやすくご紹介!

2023/02/16最終更新

4人家族

“家族カード“とは、支払いを本会員にまとめることができる便利なクレジットカードです。例えば、「家計費を夫婦で別々に支払うと請求書の管理が面倒」「一人暮らしの子どもにクレジットカードを持たせたい」という場面で役立ちます。

ここでは、家族カードについて聞いたことはあるけど詳しく分からないという方に向けて、特徴、メリット、注意点、おすすめの活用方法、申込方法等についてわかりやすく解説します。

私が書きました
主なキャリア

2016年4月りそなカード㈱へ入社。現在は営業企画部に所属し、ホームページなど非対面チャネルでお客さまとの接点をいかに増やせるかを考える日々。当たり前に使われているのに意外と知られていないクレジットカードの基礎知識を、社員ならではの視点でわかりやすく多くの人へ伝えることが目標。

  • りそなグループが監修しています

家族カードの申込資格は?名義や暗証番号、請求について

申込資格

本会員と生計をともにする配偶者・満18歳以上の子ども(原則、高校生を除く)・親で、本会員が認めた方であれば、お申込みができます。

「生計をともにする」とは、言い換えると「家計の財布を共有している」という意味です。

同居の有無は関係ありませんので、一人暮らしの子どもや単身赴任の配偶者でも対象となります。一方で、結婚して親とは家計が別になった場合はあてはまりません。
また、配偶者・満18歳以上の子ども(原則、高校生を除く)に限るので、兄弟や祖父母、いとこは対象外です。

カード名義・暗証番号

主契約者は本会員ですが、家族カードに印字されるアルファベットの名義は家族会員の名前です。また、暗証番号は申込時に本会員とは別に任意の数字を設定します。

利用限度額・請求

主契約者である本会員の限度額内で利用できます。例えばショッピング利用限度額が100万円の場合、本会員と家族会員合わせて100万円まで利用できます。
また、毎月の請求金額は本会員宛に本会員利用分と家族会員利用分がまとめて通知され、本会員の口座から引落しされます。

家族カードの
5つのメリット

審査対象は本会員のみ

家族カードの申込みの際、基本的に家族会員に対して審査は行われず、本会員を審査対象とします。
ご本人の審査に不安があるような場合、家族会員であればクレジットカードを作ることができます。ただし、家族会員は本会員と異なり、一部制約がありますので、後述する注意点をよく確認しておきましょう。

本会員と同じサービスを受けることができる

本会員がゴールドカードを契約している場合、その家族会員も同様にゴールドカードのサービスが適用されます。例えば、ゴールドカードで人気な特典のひとつである空港ラウンジサービスを家族会員も無料で利用できます。

また、家族会員はクレジットカード付帯のショッピング保険や旅行保険等も本会員と同じようにサービスを受けることができます。
※クレジットカードによって金額や内容は異なります。

支払いを1つにまとめられて管理しやすい

本会員目線では、家族カードの利用分は本会員宛に請求され、家族で請求先が分散しないため管理しやすいというメリットがあります。また、家族のクレジットカードの料金が把握できるので使いすぎていないかを確認できます。

ポイントがたまりやすい

家族カードの利用金額に対してもポイントが付きます。ひと月で本会員が10万円、家族会員が5万円のお買物をした場合、その月は15万円×還元率分のポイントが付与されます。家族で協力してポイントをためるのも楽しいかもしれません。

また、マイルをためたい場合も効率よくためることができます。
※マイルには有効期限があり、10,000マイル以上で特典航空券に交換など、制限があります。

年会費が安い

家族会員の年会費は、本会員に比べ安く設定されていることが多いです。本会員としてクレジットカードを持つ場合と比べて、年間で数千円~数万円、長期保有することを想定すれば大きな節約につながります。

りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉を例にあげると以下の通りです。

~りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉の場合~
年会費(本会員) 年会費(家族会員)
JCB 一般 1,100円(税込)※1 ※2 440円(税込)
VISA 一般 1,375円(税込)※1
JCB ゴールド 5,500円(税込)※3 1名まで無料
2人目以降、1,100円(税込)
VISA ゴールド 11,000円(税込)

横スクロールできます。

  • ※1初年度年会費無料
  • ※225歳以下は2年目以降も無料(RESONA U25対象)
  • ※3通常11,000円(税込)のところ、5,500円(税込) はりそなカードが負担。

家族カードの
おすすめ活用方法

家族カードの活用方法はさまざまですが、ここでは代表的な活用方法をご説明します。

家計管理に活用する

家族カードは、家族で支払いを一本化できることが大きなメリットです。以下のようなケースでも、家族カードがあれば支出を把握しやすく、家計管理の効率化に役立ちます。

  • 夫が電気・ガス・水道などの固定費、妻が食費をそれぞれのクレジットカードで支払っているが、請求書が別々のため管理が面倒
    ⇒家族カードを利用すれば、管理する明細書を減らすことができる
  • 急な買物を頼まれたとき、あとでレシートを見せてお金を請求するのが面倒
    ⇒家族カードで支払えば、立替払いをする必要がない
  • 一人暮らしや留学中の子ども、離れて暮らす家族のお金の流れが見えない
    ⇒家族カードを利用することで、支出の確認ができる

キャンペーンに活用する

家族カード入会後には、各カード会社が行うさまざまなキャンペーンに参加できます。利用金額に応じてプレゼントがもらえるキャンペーンでは、家族カード利用分も集計対象に含まれることが多いので、キャンペーン条件を確認してみるとよいでしょう。対象期間中の利用金額に応じてプレゼントが豪華になったり、抽選の場合は当選確率が上がったりすることも多く、家族でキャンペーンを楽しめます。

家族カードを選ぶ際の
ポイント

家族会員にもメリットがあるサービスかどうか

クレジットカードには、それぞれ特徴的な付帯サービスや特典があります。本会員はもちろんのこと、家族会員にとっても役立つサービスが付帯されている家族カードを選ぶとよいでしょう。
例:旅行が好きな家族なら旅行保険が充実した家族カードを選ぶ など

年会費を比較検討する

一般的に家族会員の年会費は本会員に比べて安く設定されていますが、無料で発行しているクレジットカード会社もあります。サービス内容の充実度などで判断する必要がありますが、年会費は年に1回確実に発生するため、判断材料としてみてはいかがでしょうか。

家族カードを利用する際の注意点

請求先は本会員になる

  • 家族カードで利用した分の請求は本会員の口座から引落しされる
    →引落口座の個別設定はできない
  • 家族全員の利用額を把握しておく必要がある
    →口座の残高不足で引落しできない可能性があるため

利用限度額は
本会員と共有される

家族会員は、本会員の限度額の範囲内に限り利用が可能です。例えば、ショッピング利用限度額が100万円の場合、家族会員が50万円使ってしまうと、本会員はあと50万円しか使うことができません。本会員は限度額の一時引上げの申込みができますので、大きな買物をする際には事前に本会員に相談しておくなど、トラブルとならないように注意しましょう。

また、家族会員(カードを使用する人数)が増えるからといって、その分限度額が上がるわけではありません。

利用明細は本会員に届く

家族カードの利用明細は、紙の場合は本会員宛に発送され、Webの場合は本会員宛にメールで通知されます。また、本会員はいつでも家族会員の利用状況を確認できます。家族カードを利用する際には、本会員が照会できることを頭に入れておきましょう。

ちなみに、購入日や金額、利用店舗等の情報も本会員は把握することができます。また、最近では家族カードの利用の都度、本会員に通知が届くサービスが提供されています。知られたくないような場合には、他の支払方法を検討する必要があります。

登録内容の変更や照会は本会員のみ行える

家族会員は利用限度額を引上げる、支払方法をリボ払いに変更するなどクレジットカード利用に関する各種変更や、住所・名義などの登録内容に関する変更ができません。

本会員にとっては一定の制限があることで、安心してクレジットカードを利用できるともいえます。

登録内容の変更を行う場合、とくにクレジットカードの解約を行う場合は家族会員に連絡しておくことが必要です。

発行枚数に制限がある

家族カードの発行枚数には上限があります。
クレジットカード会社によって異なるので事前に確認しておきましょう。また、2枚目以降は年会費が変わる場合もあります。

りそなの家族カードなら簡単な手続きでお申込みいただけます

会員専用Webサイトへログイン

本会員が会員専用Webサイトへ事前に登録のうえ、ログインを行います。ログイン後の家族カード申込み手続きは、必ず家族会員となる本人が行ってください。
※クレジットカードによっては会員専用Webサービスでお申込みができない場合があります。

必要な家族会員の情報

家族会員となる方の情報について入力を求められます。主に、「氏名」「続柄」「生年月日」「暗証番号」が必要です。続柄とは、本会員との関係性を示すものです。

本人確認資料

家族カードの申込みについては、本人確認資料は不要です。

申込完了後

申込完了後は、本会員宛にメールで通知が届きます。所定の審査を行った後、本会員の登録住所宛に家族カードが発送されますので、受け取り後はクレジットカード裏面に必ず家族会員本人が署名しましょう。署名欄が空欄のままだとお店で利用できない場合があります。

  • 書面での申込みを希望する場合は、クレジットカード裏面のインフォメーションセンターへ問合せて資料を請求します。簡単に早く発行したい場合は、会員専用Webサイトからの申込みがおすすめです。

まとめ

家族カードは本会員と比べ安い年会費で、同様のサービスを受けられることが多くあります。
また、家族の支出をまとめることができ、家計管理に役立ちます。

共働き、単身赴任、子どもの一人暮らしなど、家庭のかたちはさまざまです。また、キャッシュレス決済の普及により支払手段も多様化しています。しかし、暮らし方や支払いが自由になった反面、家計管理に悩む方も少なくありません。

家族カードなら、家族の支出をまとめることができ、家計管理の効率化に役立ちます。また、家族みんなでポイントをためる、キャンペーンで特典をもらうなど、クレジットカードならではの楽しみを共有することもできるでしょう。

りそなクレジットカードの場合、申込みもWeb上でカンタンにできます。家族でそれぞれ1枚ずつ持っておくのはいかがでしょうか。

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本記事は2023年2月16日時点の情報に基づいて作成しておりますが、将来の相場等や市場環境等、制度の改正等を保証する情報ではありません。

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