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シンジケーション方式によるグリーンローンの組成について

2021年9月22日

株式会社 りそな銀行

りそなグループのりそな銀行(社長 岩永 省一)は本日、株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」)、株式会社三菱UFJ銀行(以下「三菱UFJ銀行」)と共同して、新日本理化株式会社(代表取締役社長執行役員 三浦 芳樹、以下「新日本理化」)に研究施設である『京都R&Dセンター(以下「本センター」)』の建設資金として、シンジケーション方式によるグリーンローンを組成しました。

サステナブルファイナンスは資金使途限定・非限定に大別することができますが、グリーンローンは、国内外のグリーンプロジェクトに資金使途を限定した調達方法です。資金の追跡管理、融資後のレポーティングなどにより透明性が確保されます。

様々な金融機関と連携して、持続可能な社会の実現に貢献します

新日本理化は天然油脂や石油に由来する界面活性剤や合成樹脂原料等を製造する化学メーカーです。今般立ち上げた本センターでは、バイオマスなどの天然素材・クリーンエネルギーの活用に関する研究にも注力します。環境負荷低減に貢献する本センターの特性を踏まえ、取引金融機関とシンジケートローンを組成するファイナンススキームを構築しました。

【スキーム図】

新日本理化は今回のグリーンローンの組成において、本センターを通じた環境改善効果などを織り込んだフレームワークを策定しており、その中で資金の管理方法や借入後のレポーティングの開示方法を定めています。本借入は格付投資情報センターより最上位評価となる「GA1」を取得しています。なお、自社の環境経営への取り組みの高度化に向けて、「DBJ環境格付」を取得しています。

【シンジケートローンの概要】

契約締結日 2021年9月22日
借入期間 10年
資金使途 京都R&Dセンター建設資金
アレンジャー兼貸付人 りそな銀行
ジョイント・アレンジャー兼貸付人 日本政策投資銀行
コ・アレンジャー兼貸付人 三菱UFJ銀行
第三者評価機関 株式会社格付投資情報センター(R&I)
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