イオンモール大和郡山
奈良県 郡山八幡神社がグラブ神社と呼ばれる理由?歴史、ご利益、アクセス情報などを解説

奈良県 郡山八幡神社がグラブ神社と呼ばれる理由?歴史、ご利益、アクセス情報などを解説

奈良県大和郡山市に鎮座する「郡山八幡神社」。古都奈良の歴史を感じさせる同神社は、地元の方々はもちろん、神社巡りや御朱印集めを楽しむ旅行者にとっても魅力的なスポットです。また、全国でも珍しい野球の「グラブ神社」としての側面も持っています。この記事では、郡山八幡神社の歴史やご利益、境内の見どころ、年中行事、アクセス方法などをご紹介します。

郡山八幡神社の歴史と由来

郡山八幡神社は、観光名所である郡山城跡の南に位置しています。神社の起源は、東大寺の守護神として勧請された宇佐八幡神が、この地に分祀されたことに始まります。文献上では室町時代にその存在が認められる、由緒正しい神社です。天正13年(1585年)に現在の地に移り、城の南を守る神社として信仰を集めてきました。大和郡山の氏神さまでもあります。

鳥居をくぐり中に進むと明るい境内が広がり、厳かな印象の拝殿が見えてきます。本殿の後方には鎮守の森が広がります。境内には、本殿以外にも小さなお社が並びます。菅原神社、春日神社、住吉神社、常陸神社、神明神社、琴平神社、稲荷神社の7つの小さな神社にもお参りしてみましょう。

御祭神のご紹介

郡山八幡神社では、八幡神を御祭神としています。八幡神は清和源氏、桓武平氏などの武家から信仰を受け、「弓矢の神」として崇敬を集めた武運の神。特に源氏の守護神として崇敬されました。八幡神は、武士にとって戦の勝利をもたらすとともに、領地や一族の繁栄をもたらす存在とされていたのです。

現代では悪病災難を退散させる神、交通安全の神、縁結びや子育ての守護神としても知られます。また、勝負事へのご利益を求めて、スポーツ選手や受験生が必勝祈願に訪れる姿も見られます。

野球の守り神「グラブ神社」としての顔も

郡山八幡神社は近年、野球の「グラブ神社」として全国的に知られるようになりました。奈良県は野球のグローブの生産量が日本一であることから、地元の工房と協力してグラブ神社としての活動を始めることになったそうです。

個人やチームを対象に野球の上達祈願や、使い終わった中古グラブの供養を行うほか、グローブを洗浄・再生して海外の子どもたちに寄付をしているそうです。野球ボールとグローブの絵が描かれた絵馬も。野球をしている方にぜひ訪れていただきたい神社です。

年中行事・お祭りの見どころ

郡山八幡神社で行われる行事をご紹介します。日程や内容は変更される場合があるため、お出かけの際は事前に神社にご確認ください。

大トンド祭と節分祭

新しい1年の始まりを祝う1月1日の歳旦祭、3日の元始祭に続き、15日に行われる「大トンド祭(おおトンドさい)」では門松、しめ縄、お札などを集めて焚き上げます。お正月を締めくくる行事で、年神さまをお見送りするという意味もあります。

2月の節分には節分祭と人形供養祭が行われます。節分祭では、弓をはじく弦の音で鬼を祓う儀式があります。近年は、舞姫による福豆まきもあるようです。御火焚き場では木札や人形のお焚き上げがあります。

毎月の月次祭と大祭

毎月1日と15日には月次祭が行われます。日頃の神恩に感謝し、国家の安泰や皇室の弥栄、氏子崇敬者の繁栄を祈願するお祭りです。

7月16日には万物の成長を支える太陽の恵、天照大御神のご加護をいただく神明祭があります。10月15日にも秋の大祭として御例祭が行われ、大和郡山市や県内各地からの人でにぎわいます。

12月31日には大祓祭及び除夜祭があり、一年を締めくくります。

御朱印とお守り

神社参拝の楽しみの一つに、御朱印集めやお守りをいただくことがありますね。御朱印は、神社を参拝した証としていただけるものです。郡山八幡神社でも御朱印巡りを歓迎しているそうです。御朱印帳を忘れずにお持ちください。

郡山八幡神社では、願い事に応じたお守りが用意されています。八幡さまらしく「勝守り」のほか、「福守り」「身代りお守り」「学業成就お守り」など。八幡神のご神徳が込められたお守りは、きっとあなたを守り導いてくれるでしょう。

郡山八幡神社へのアクセス

郡山八幡神社へのアクセス方法と駐車場情報です。

近鉄郡山駅・JR郡山駅から徒歩で

近鉄橿原線「近鉄郡山」駅から徒歩8分、もしくはJR大和路線「郡山」駅から徒歩15分で到着します。道中、城下町の風情を感じながら散策するのも良いでしょう。5台分の駐車場も用意されています。参拝時間は6:00~18:00です。

郡山八幡神社概要

近隣の観光&散策スポット

郡山八幡神社を訪れた際には、ぜひ周辺の観光スポットにも足を延ばしてみてください。大和郡山市は金魚の養殖で全国的に有名で、また郡山城跡など歴史的な見どころも多いエリアです。

近隣の歴史文化スポット

郡山城跡
豊臣秀長によって本格的に整備された城で、現在は城跡公園として整備されています。桜の名所としても知られ、天守台展望施設からの眺めは格別です。石垣や堀などが残り、往時の姿をしのぶことができます。園内には「柳沢文庫」という地方史誌専門図書館があり、歴史ファンにとっては見逃せないスポットです。
金魚資料館・金魚ストリート
金魚養殖で有名な大和郡山の市内には、「金魚ストリート」と呼ばれる商店街があり、店先でさまざまな金魚を見学したり、金魚すくいを楽しんだりできる場所もあります。
薬師寺・唐招提寺
少し足を延ばせば、世界遺産にも登録されている薬師寺や唐招提寺など、奈良を代表する古刹を訪れることも可能です。

大型商業施設イオンモール大和郡山 なかには気軽に立ち寄れる新しい銀行「りそな!n(イン)」も

大和郡山でのショッピングや食事に便利なのが「イオンモール大和郡山」です。ファッション、雑貨、グルメ、映画館などがそろう大型ショッピングモールで、旅行者にとっても心強い存在です。旅の途中で必要なアイテムの購入やお土産探し、休憩場所としても活用できます。

館内の2階にある「りそな!n(イン)」は、りそな銀行がプロデュースする情報発信スペースで、くらしや地域、お金に関する情報が盛りだくさんです。「くらしや生活がちょっと豊かになる」をテーマとしたさまざまなタイアップイベントを実施しているほか、VRなど各種体験をすることができます。

また、りそな!nを運営しているのは銀行員です。お金に関する悩み事があれば、ぜひお気軽に相談してみてください。定期的にお金に関するセミナーも実施しているので、興味がある方は参加してみると「はっ!」とするような気付きが得られるかもしれません。

土日祝も営業していますので、観光のちょっとした休憩に気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

  • 店名:
    りそな!nイオンモール大和郡山
  • 休業日:
    水曜日、木曜日(祝日の場合は営業)
    • 年末年始(12/31~1/3)、GW(5/3~5/5)及び施設休館日は休業
  • 営業時間:
    10時~12時、13時~18時
  • 公式サイト:
    https://www.resonabank.co.jp/resona_in/specialty/

イオンモール大和郡山

まとめ

奈良県大和郡山市に鎮座する郡山八幡神社は、長い歴史を持ち、地域の人々に親しまれている由緒ある神社です。穏やかな境内は心を整えるのに最適な空間です。お参りをして境内の見どころを巡り、歴史の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。

駅からのアクセスも比較的便利で、周辺には郡山城跡をはじめとする歴史文化スポットや、イオンモール大和郡山のような商業施設も充実しています。この記事を参考にして、ぜひ郡山八幡神社へ参拝してみてください。

郡山八幡神社
奈良県大和郡山市柳4-25

(情報は2025年7月時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください)

最終更新日:2025/07/08