為替オーバーレイ

(かわせおーばーれい)


外貨建資産の運用において、現物資産の運用と為替の運用を切り離して、為替の運用を一元的に管理する手法をいいます。通常、為替オーバーレイ・マネジャーと呼ばれる為替専門の運用機関がヘッジ比率をアクティブに変更することにより、付加価値の獲得やリスク管理を行います。
為替オーバーレイを行う理由として、
(1)複数の運用機関に外貨建資産の運用を委託する場合、運用機関毎の為替戦略が存在することで、為替取引に関する相殺取引が発生し、運用効率の阻害の一因となること。
(2)外貨建資産の運用を委託した運用機関が必ずしも為替運用能力が高い運用機関とは限らないこと。
などがあげられます。