フィデューシャリー・デューティー

(ふぃでゅーしゃりー・でゅーてぃー)

「受託者責任」と訳され、信任を受けたものが履行すべき義務のことをいう。具体的には、説明義務、分別管理義務、忠実義務および善管注意義務などが挙げられる。
金融庁の「平成26事務年度金融モニタリング基本方針」の中で、「商品開発、販売、運用、資産管理それぞれに携わる金融機関がその役割・責任(フィデューシャリー・デューティー)を実際に果たすことが求められる」と記されたことにより周知され、「他者の信認を得て、一定の任務を遂行すべき者が負っている幅広い様々な役割・責任の総称」と解釈される。