退職給付債務

(たいしょくきゅうふさいむ)

退職給付会計において算定される退職金制度・年金制度に係る債務のこと。一定の期間にわたり労働を提供したこと等の事由に基づいて、従業員の将来の退職時に見込まれる退職給付の総額のうち、期末時点までに発生していると認められる額について、割引率等の計算基礎と予想される残存勤務年数に基づいて割引計算を行い、現在時点の価値に評価したもの。つまり、一定期間の労働対価等の事由に基づき、企業が将来負担すべき退職給付額のうち、期末までに発生した将来の退職給付の現価相当額。