許容繰越不足金

(きょようくりこしふそくきん)

確定給付企業年金における継続基準の財政検証において、純資産額が責任準備金を下回った場合に、変更計算を留保することができる不足金の限度額のこと。
次の方法のうち予め定めた方法により算定された額が、許容繰越不足金となる。
(ア)標準掛金予想額 × 20年の確定年金現価率 × {100分の15以下で規約に定めた率}
(イ)責任準備金の額に、100分の15(数理的評価を用いている場合には100分の10)を上限として、あらかじめ規約に定めた率を乗じた額
(ウ)(ア)と(イ)のいずれか小さい額

 関連用語:責任準備金 継続基準の財政検証