月謝が安い塾の注意点

月謝が安いということは、人件費を抑えているということです。有能な講師は給与条件がいいところへ移動していきます。塾業界は業界内転職が非常に多い業界です。

また、チラシなどに載っている見ための授業料は安くても、要注意です。テキスト代やテスト代が別にかかったり、高額なオプション講座、季節講習で収入を補っているところも多くあります。授業料以外の費用も含め、「年間でいくらになるのか?」そこを確認してみてください。

受験の合格実績が高い塾の注意点

本当に高いのでしょうか?

○○中学、○○高校へ30名合格していたとしても、受験生が300人いる塾であれば10人にひとりしか受かっていません。逆に、たった10名の合格でも受験生が10名の塾であれば、合格率100パーセントの見事な合格実績です。

受験学年の生徒がどれくらいいて、そのうちどれくらいが合格したのか。母数を確認しないと本当のところはわかりません。また、私立校は複数受験をするので、ひとりの生徒が複数校の合格実績を出しています。

数字に惑わされないように注意してください。塾全体ではなく、その教室のみの合格実績は、教室に問い合わせれば教えてもらえます。

新しい塾で、教室設備がきれいな塾の注意点

新しい塾の場合、講師もまた、最近教え始めた講師である可能性が高いです。実際に授業を担当するそれぞれの担当科目の講師のプロフィールを聞いてみるといいでしょう。

また、ある程度年数を経た別教室に、その新教室の内情について聞くことで、新校舎の実力を推測できます。

昔からある塾でベテランの講師が多い塾の注意点

ベテラン講師=有能な講師とは言い切れません。ベテラン講師は、周囲から授業のアドバイスなどをされる機会がなくなります。そうなると、時代と共に変わっていく子どもの特性、生徒一人ひとりの個性に合わせ、臨機応変に対応していくことができなくなる講師もいます。

また、高齢の講師は世代間ギャップが大きくなることで、子どもたちにとってわかりやすくおもしろい授業ができなくなることもあります。もちろん一方で、ベテランならではの名物講師もいます。その授業が肌に合うか、体験授業を受けるのをオススメします。

さて、いかがでしたか。親主体ではなく、子ども任せでもなく、親子で相談しながら一番ふさわしいと思える塾を探し出してください。