プルーデントマン・ルール

(ぷるーでんとまん・るーる)

プルーデントマン・ルールとは、米国のエリサ法(従業員退職所得保障法)において定められた年金基金の受託者が遵守しなければならない行動規準の中核をなすものです。
具体的には、「受託者は同じ能力を持ち、その問題に精通している慎重な人間が、同じ特質と同じ目的を持つ資産の管理において、直面している状況下で用いうるであろう注意・技術・慎重さ及び勤勉さを持って、義務を果たす」ことを規定しています。
また、エリサ法ではプルーデントマン・ルールの他、次のような行動規準も示されています。
(1)年金資産の使途は、受益者の給付支払い及び年金制度の運営費に限ること。
(2)投資リスクを最少にするため分散投資を行うこと。
(3)事業主や加入員は、受託者との間で年金資産の売買等を行わないこと。
(4)年金規約に従って行動すること。