時間加重収益率

(じかんかじゅうしゅうえきりつ)

資金の流出入により区分された期間ごとに収益率を算定し、これを全体の期間について掛け合わせて(リンクして)求めた時価ベースの収益率をいいます。この計算方法を厳密法と呼びますが、実務的には厳密法のほか、(修正)ディーツ法や(修正)BAI法と呼ばれる近似法も用いられています。
時間加重収益率は運用担当者(ファンド・マネジャー)の裁量外の要因であるキャッシュフローの影響を排除した収益率であり、パフォーマンス評価の尺度として適切な収益率であるといえます。