イミュニゼーション

(いみゅにぜーしょん)

債券投資の場合、金利変動が債券価格とクーポンの再投資利回りの2つの経路を通じて運用パフォーマンスに影響を及ぼします。例えば、金利の上昇局面では、債券価格は低下しますが、再投資利回りは上昇します。一方、金利の低下局面では、債券価格は上昇しますが、再投資利回りは低下します。このように、金利の変動による債券価格の変動と再投資利回りの変動は反対の動きを示します。
そこで、金利変動に左右されることなく、投資期間での一定の運用パフォーマンスを確保するため、債券価格の変動と再投資利回りの変動を相殺するように、債券ポートフォリオをコントロールする運用手法がイミュニゼーションです。具体的には、債券ポートフォリオのデュレーションをその投資期間に一致させるように、ポートフォリオのリバランスを行います。