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vol.77 遺言書で大切な家族を守る〜ご夫婦で話し合ってみませんか?〜

Q

私には妻と2人の子供がいます。皆仲良く自慢の家族ですが、妻の勧めもあり、最近自分の相続について考えるようになりました。金融資産のほかに自宅と別荘があり、不動産は長男と長女にそれぞれ引き継ぎたいと考えていますが、「遺言」の作成について留意すべきことなどを教えてください。

Yさん 75歳 男性

A

遺言作成はお元気なうちに

 遺言は、15歳以上で判断能力がある方であればどなたでも作成できます。遺言の話題になると「まだ早いよ。」と仰る方が多いのですが、ご自身の相続については時間をかけて熟慮すべきだと思いますので、お元気なうちに実行されることが望ましいでしょう。奥さまからも勧められたこのタイミングこそ、Yさんにとって相続に対するお考えをまとめる好機かもしれません。

ご夫婦で考えてみませんか

 遺言は、ご自身の半生を振り返り、奥さまやお子さま方も含めこれまで築きあげてきた財産を将来どのように配分するかを決める相続設計図だといえます。定められた要件を満たすことにより法律上の効力を持たせることができる強力な設計図であり、ご自身の財産の行方をご自身で決めることができる大切な文書だと言えるでしょう。Yさんは、価値の異なる自宅と別荘を特定の相続人に相続させたいとのことですので、法定相続割合と異なる配分をするために遺言作成は効果的だと思います。しかし、現在の財産やご家族の状況を前提として配分案を検討しただけでは、実際に相続が発生した際にご家族がお困りになったり、思わぬわだかまりがご家族間に残るケースも見られます。
 例えば、Yさん所有のご自宅を長男に相続させる場合、ご高齢の奥さまが長男一家と同居することとなり、親の介護や相続税負担の問題からお子さまのご家族間で争うようになったり、いったん相続で配偶者に引き継がれた財産が、二次相続によりYさんが書かれた遺言と異なる配分でお子さま方に渡っていくことにもなりかねません。場合によっては、奥さまに先に相続が発生し、Yさんが遺言書で指定した奥さまへの相続部分が失効したまま、相続人全員による遺産分割協議のやり直しとなってしまう可能性も否定できません。
 こうした意図と異なる事態となることを避けるため、私どもでは「ご夫婦ともに遺言を書いておくこと」「予備的遺言により予測可能な事態に備えておくこと」をアドバイスしています。ご夫婦の双方が予備的遺言を書いておくことにより、どちらに先に相続が発生しても、熟慮されて書かれた両親としての想いが法律上も有効な形で実現されていく可能性が大きく高まると思われます。何よりも、Yさんご夫婦がお互いの残りの人生を思いやり、大切に育ててこられたお子さま方の幸せを願う機会としていただければ、これに勝る喜びはありません。

自分の「意思」をのこす

 それまでご自身の中で漠然と思っていたことを遺言にきちんとしたためることで「気持ちがすっきりした。今夜からぐっすり眠れそう。」と笑顔で仰るお客さまも少なくありません。遺言は英語で「will(意思)」といいます。遺言は「これからの人生を心安らかに過ごすためのもの」とも言えるでしょう。遺言書の大部分は法的要件に沿った必要記載事項になりますが、日頃は伝えられない配偶者やお子さまへの想いを付言として記述することもできます。ここに相続財産の配分を決めた理由などを書き込むことによって相続人に遺言の内容をより理解していただけることが多いので、遺言の本文だけではなく付言も気持ちを込めて書かれることをお勧めします。

りそな銀行では

 11月22日は「いい夫婦の日」です。これにあわせて、りそな銀行では11月1日から「いい夫婦のいい遺言キャンペーン」を行っていますので、これを機会にご夫婦お揃いで相続についてお考えいただければ幸いです。 りそな銀行の遺言信託は、法的な要件完備を点検して遺言書を保管するだけではなく、私どもの豊富な経験を生かした相続人や受遺者の方への相続財産配分のアドバイスや、相続全般に関するコンサルティングを行いながら、お客さまご一家の将来の安心につながる公正証書遺言の作成をお手伝いし、相続が発生した際には遺言者の想いが詰まった遺言を誠実に執行させていただきます。
「富裕層増税」といわれる相続税改正が実施される折り、相続に対する正しい知識を持って円満で円滑な財産の引継ぎが実現されますよう、私どもりそな銀行のファイナンシャルプランナーが皆さまの遺言作成をサポートさせていただきます。この機会にぜひお近くのりそな銀行へご相談ください。

※遺言信託では所定の手数料を申し受けます。
審査により、お申込みの意に添えない場合もございますので、ご了承願います。

(2013年11月現在)

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今回の回答者
りそな銀行ファイナンシャルプランナー 杉山 泰子氏
平成18年入社、平成21年よりプライベートバンキング室所属。神奈川地域(鶴間支店、三ツ境支店、伊勢原支店)のお客さまを担当。
 
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