りそな銀行が発信するWEBマガジン RESONA STYLE

HOME > vol.62 どうする? セカンドライフのマイホーム
BACK

vol.62 どうする? セカンドライフのマイホーム

Q

30年前に建てた自宅をそろそろ建て替えたいのですが、妻は「年を取ったら戸建は大変だから、家を売ってマンションを買いたい」と言っています。それぞれのメリットとデメリットを教えてください。

Dさん 60歳 男性 中野区在住

A

 Dさんご夫婦のお住まいは、広い庭のある3階建ての二世帯住宅です。かつては息子さん2人とDさんのご両親が同居されていましたが、ご両親はすでに亡くなられ、息子さんも結婚されてそれぞれマイホームをお持ちです。
 ご自宅を建て替える場合と、ご自宅を売却してマンションに住み替える場合について、考えられる主なメリットをまとめてみました。

@ご自宅を建て替える場合

 2人の息子さんと将来同居する可能性がないのであれば、現在のお住まいのような大きな家を建てる必要はないでしょう。
 例えば、賃貸アパート・マンションを建てて、その一室をご自宅として利用すれば、戸建に対する奥さまの不安もある程度解消できるのではないでしょうか。戸建に比べて建築費は高くなりますが、家賃収入が得られます。
 デメリットとしては、建て替えの間の仮住まいを確保する必要があること、ご自宅から仮住まい、仮住まいから新しいご自宅と、引越しを2回しなければならないことが挙げられます。

Aマンションを購入する場合

 奥さまがおっしゃるように、思い切ってマンションに住み替えてしまうのも1つの方法です。ご自宅を手放すことにはなりますが、将来息子さんに家を譲りたいなどのご意向がなければ、老後の生活を考慮してお子さんのお住まいや駅などから近いところに引越すことで、より快適に暮らせるケースもあります。
 デメリットは、ご自宅の売却やマンションの購入に手間や費用がかかることです。建て替えなら間取りなどを比較的柔軟に決められますが、条件に合うマンションがすぐに見つかるとは限りませんし、ご自宅の売却が思うように進まないことも考えられます。
 なお、不動産の売却には、長期譲渡所得税(または譲渡所得税)がかかります。(住宅の譲渡にかかる特別控除、あるいは買い換えの特例が適用される場合があります[平成24年7月1日現在]。詳しくは税務署や税理士にお問い合わせください)

○<介護>と<承継>を見据えた選択を

 10年後、20年後・・・とより長期的な視点で考えることも大切です。
例えば、Dさんや奥さまが<介護>を必要とするようになったら、ご自宅での生活を続けることが難しくなるかもしれません。息子さんご家族に頻繁に来ていただけるなら良いのですが、介護付き老人ホームなどに入居する場合、入居金や毎月の利用料がかかります。
 手持ち資金と建て替え・マンション購入費用とのバランスを考える際には、介護の可能性も含めて検討する必要があります。単に予算を減らすだけではなく、例えばご自宅兼賃貸住宅を建て、家賃収入を得ることでまとまった出費に備える方法もあります。
 将来、息子さん2人にどのように<承継>させるかも大きなポイントです。長男・二男の区別なく平等に配分する場合、建て替えなら「共有にする」「敷地を2分割する」という選択肢があります。
 共有というのは一見公平そうですが、建物のリフォームや売却などを行う際に共同所有者の間で意見が合わず取引が円滑にできなくなることがあります。土地の形状や道路付けにもよりますが、分割が可能な土地であればあらかじめ分割しやすいように建てておいた方が無難でしょう。(下図は一例です)

○最後に

 お話ししたメリットとデメリットを踏まえて、まずは奥さまと再度話し合われてはいかがでしょうか。その際、<介護><承継>といった重大なライフイベントを見据えた選択を行うことで、単に新しいお住まいを手に入れるだけでなく、いざという時の備えに繋げることができます。
 りそな銀行では、充実したセカンドライフを過ごすためのマネープランについてご相談を承っており、必要に応じて不動産や各種金融商品、相続などの専門スタッフがお手伝いさせていただきます。

(2012年8月現在)

ご意見・ご感想をお寄せください!

今回の回答者
りそな銀行ファイナンシャルプランナー 小山 和利氏
昭和58年入社。首都圏地域のローンセンター(現・ローンプラザ)長を約9年間務める。現在、練馬・石神井支店担当FPとして活躍中。
 
遺言信託及び相続手続代行サービスに関するお問合せは
りそなグループのお取引店もしくは最寄りの支店で承ります。
前の記事を読む 教えて!ファイナンシャルプランナーTOPへ 次の記事を読む
このページの先頭へ