りそな銀行が発信するWEBマガジン RESONA STYLE

HOME > Vol.08 再婚後、先妻の子と妻が相続でもめないために
BACK

Vol.08 再婚後、先妻の子と妻が相続でもめないために

Q

私は7年前に妻を亡くしこの度再婚することになりましたが、息子から『相続で揉めないようにして置いて欲しい』と言われました。
どういう方法があるか教えてください。

東京都東村山市 60代 男性

A

明るいセカンドライフのために

ご結婚おめでとうございます。
高齢化社会を迎え、老後を誰といかに過ごすかということを考えると、熟年再婚が増えるのは自然な流れです。しかし、再婚したことによって、相続のトラブルに巻き込まれてしまっては元も子もありません。
ご質問の件ですが、息子さんがおっしゃるように、再婚に際し、相続になった場合に奥様と息子さんが揉めないように考えておくことは、お二人のために大切なことです。
妻に先立たれた夫が後妻を迎えた場合、先妻との子の年齢など様々な要因で、後妻との関係がうまくいかないケースがあります。熟年再婚のようにある程度一家の財産形成ができてからの結婚は、後から入る後妻にとっては微妙な立場になると言えるのではないでしょうか。

遺言書を活用

さて、ご主人が亡くなられた場合の法定相続割合としては、奥様と先妻の子である息子さんがそれぞれ2分の1ずつとなります。再婚しなければご主人の財産はすべて息子さんが相続するはずだったのに、再婚することによって息子さんの法定相続割合は半分になってしまいます。奥様と息子さんとの間で遺産分割協議を行なった場合、心情的な問題もあり、スムーズにまとまらないかもしれません。
こうした事態を避けるためには、ご主人が遺言書を作成して、奥様と息子さんにそれぞれ何を相続させるのかを決めておいてあげることが良いと思います。 また、遺言書の内容についてですが、例えば、先妻の貢献によって得た預金や不動産は息子さんに相続させることとします。これらの資産形成には現在の奥様が寄与していないことが明らかだからです。次に、先妻が亡くなられた後に形成された資産については奥様に相続させるようにします。奥様の老後の生活資金をある程度確保する必要があるからです。最後に、付言事項として遺言書を書いたご主人のお気持ちを説明しておけば、納得感のある遺言書になるのではないでしょうか。
さらに、奥様と息子さんが養子縁組を行うという方法があります。こうすれば、奥様が相続した財産は2次相続時に息子さんが相続することになり、ご主人の財産は最終的に息子さんがすべて受け取ることになります。しかし、奥様に先夫との子がある場合には、息子さんと先夫との子の間の遺産分割というデリケートな問題となりますので注意が必要です。
りそな銀行では相続に関するご相談をはじめとして、「遺言信託」や「遺産整理業務」としてお手伝いするサービスを行なっております。相続に関するご心配事がございましたら、ぜひ、お近くのりそな銀行にお気軽にご相談ください。

(2007年11月現在)

ご意見・ご感想をお寄せください!

今回の回答者
りそな銀行ファイナンシャルプランナー 奥沢 恵治氏
1992年入社。
2001年よりプライベートバンキング業務に携わり、CFP,®資格を取得。
現在、りそなホールディングス財務部勤務。
関連する相談
 
遺言信託及び相続手続代行サービスに関するお問合せは
りそなグループのお取引店もしくは最寄りの支店で承ります。
前の記事を読む 教えて!ファイナンシャルプランナーTOPへ 次の記事を読む
このページの先頭へ